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[一言]
あんまり知られていない話なんですが原作の千夜一夜物語にはランプの魔人の話の続きがあります。
悪い魔術師の弟が、兄の敵討ちに来てアラジンの奥さんにランプの魔人にルフ鳥の卵を願うように仕向けるんですが、それはランプの魔人を怒らせてアラジンを殺させようとしたためなんです。
で、アラジンに呼び出されて願いを聞いた魔人が「今まで何度もお前の願いを叶えてやったのに、俺の女王様をお前の女房のおもちゃにしようなんてけしからん、八つ裂きにしてやる」と激怒するんですが、どうもこの経緯から考えると魔人が人の願いを叶えるのは、本人もある程度納得の上でやっていることで拘束力のあるものではない可能性があります。
そう考えると彼本人は意外とこの状態に不自由を感じていないのかもしれませんね。巨大な力を持つ魔人ならランプの中を快適に整えることもできるでしょうし、ランプの中が別次元につながっていて本人は呼び出されていない時に自由に過ごしているとも想像できます。
それと、この魔人、千夜一夜に出てくる魔人の中でも相当に親切な性格ではないかと思います。
アラジンを八つ裂きにするのは勘弁してやるとその後に言ってますし。魔術師の弟の企みを小物の思い通りにされるなんてまっぴらと言ってアラジンにバラしてます。
 ご感想ありがとうございます!

 そんな後日談があったのですね!
[一言]
ランプの魔神は、悪いことをした罰で神様や精霊に、「そうされた」という説もあります。
  • 投稿者: SHIN
  • 男性
  • 2019年 09月10日 06時48分
 ご感想ありがとうございます。

 悪い事をした罰ですか……、確かに「赤の他人の願いを叶える能力」なんて結構残酷ですものね。
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