エピソード26の感想一覧

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[良い点]
ここまで拝読しました。
題名からどんなお話なのかなと思っていたのですが、ひと口に不思議なお話といってもいろいろなのですね。
大人になってからふと、子どものころに不思議なことがあったな、あれは何だったのだろう、と思い返すようなことってありますね。
まるで謎が解けないまま、また日常に戻るのですが。そんなことを思い出しました。

「獣との意思の疎通には色も臭いも感覚も過去も思いもあったのに、言葉では言葉の意味しか伝わらず伝えることが出来ない」というの、何となく分かります。
言葉ですべて表すことはできないけれど、言葉を使う以上は、大半のことは言葉で表すしかないのが現状で、時々そういうのって難しいなあと感じます。

最初の三話の「猫は一言だけ話せるのかも 」というお話にも、何だか理解できる気がしました。
「10話 祖母から聞いた話 家が見る夢」の、家も住んでいた人を覚えていて懐かしく夢見ていてくれたら、素敵だなあと思いました。
「20話 ちっさなおじさん(少し高級)」も 小人がちょっと仲間に思えて、いい感じがしますね。
「24話 駄目だった人」は、お参りについて勉強になるお話でしたが、あとがきの最後のオチに、失礼ながら笑ってしまいました。
「28話 練る 」の思春期の女の子たちの集団ヒステリー、渦中の人たちには分からないけど、一歩離れたところから見るとなるほどと、思えますね。
怖い話が多いですが、哀しい話も温かい話もあり、いろいろですね。
普段触れることのない世界を垣間見させてもらっている感じです。
また、続きを読ませていただきますね。

石江 京子 さま

さっそくたくさん読んでくださり、ありがとうございます。

「あやし百話」は幽霊の出てくる怪談とは少し違うのですよね。
むしろ自分では霊感はないのではないかと思っています。
子供の頃、特に人との交流が極端に少なく獣がそばに居たころは、普通に動物たちと意思の疎通をしていましたし、人外との幽かな遭遇がありました。
言葉を使う今となっては、獣の言葉も不思議も遠くなってしまいました。
使う脳が違うのかも知れませんね。

怖い話は少ない方ですよ。幽霊の話も少ないですしね。
人の念や、神様に近い何か、そんな話が続きます。

「家が見る夢」はきっと人が家族を思うように、家も家族のように住む人を見守っているのかも知れません。その思い出を共有できたのは、解体されるから掃除を心を込めて掃除をした祖母への礼なのかもと勝手に思っています。
「ちっさなおじさん」は、もし、他の人から言われたら言葉通りに「俺のだからあっちに行け」という意味に捉えたと思うのですが、あの時は、「私もいるよ」「一緒にいるよ」という意味に感じて、とても心が温かくなりました。
「ダメだった人は」関わっちゃダメだった人でした。振り回されましたが、きっと、その人は本気で心配する人を振り回して同じことを繰り返すのでしょうね。
「練る」人の、あの年頃の心のパワーのようなものを感じました。
他の人から見れば、霊体験だったでしょう。私にとっても、とても興味深いものでした。

これからの話も気に入って頂けると嬉しいです。
それでは、夏の一休みのお手伝いになればと願います。

感想を書いてくださりありがとうございました。
[一言]
思念があつまって偶像化する
擬似的な神様のような感じですかねぇ
  • 投稿者: てと
  • 2021年 06月04日 20時52分
てと さま

読んでくださりありがとうございます。

「疑似的な神さま」は集団ヒステリーの元に作り上げられるのだと思います。
十代の後半。一番、信じてしまう気持ちが強く、また周りと強調してしまう時期だと思います。
私は、それから離れてしまっていましたが。
それでも、なかなか貴重な体験をさせてもらったなと思っています。

感想をありがとうございました。
[良い点]
分かりやすいです!^^
  • 投稿者: aki87
  • 2020年 09月26日 22時43分
いつも感想を有難うございます。

これは、もしかしたら「不思議」でも「幽霊」でもないのかも知れませんが、この年代は、もしかしたら「幽霊」を創り出せるほどのエネルギーがあるのかも?と思いました。
「幽霊」が少女たちにより発せられる「言葉」によって、だんだんと形になるのは興味深い体験をしました。

たくさん読んでいただき、ありがとうございます。
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