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[一言]
この作品を読み始めてから、ずっと愛について考えていました。
別所でもお伝えしたかもしれないんですけど、粒子さんは愛という無形のものを、色や温度や…なんだろう、実感の形で描くのが本当にお上手で、「Polaris」でもそれは存分に発揮されているなと思います。
些細な一文や登場人物の一言だけでも読むのを止めてしばらく考え込んでしまうくらい、私にとってはひとつひとつ哲学的で、その深みに沈んでいくだけでも心地いいというか…なんだかすごく、たいせつなことにもう一度向き合っているような感覚がします。
物語に対する感想は言語化してしまうのが惜しくて結構勇気がいるんですが、私だったらそこまで言及してもらったほうが嬉しいかな…と思ったので頑張ってみます。
たぶんあんまり作者の意図をくんだ読み方をするのが私は上手じゃないのでなにか捉え違えてたらすみません。
主人公が生き返るという判決が下されるその理由が長谷川さんに対する愛だということについて、最後まで読むとああなるほど…とすごく納得します。
最初1周目は「それってつまりどういうことなんだろう?」という謎を抱えたまま読み進めることになりましたが、避けようのない悲劇について話が及んだ時にすぐに想像ができてしまうほど主人公にとってかけがえのない存在がわかるから、単純に結末におびえました。主人公のこう、けっこう自暴自棄なところと、それ故に予想ができても必死になれないようなとこ、「ほんとにいいの?大丈夫…?」って心配になって、やっぱり主人公が生き返ることになった意味についての謎がとけなくてどきどきして。
閻魔の答えはすごく残酷なようにも思えたし、救いのようにも見えました。ああだから、生き返らせてあんなに構っていたのだなあと…。
最後の一文、主人公の愛のすがたがポラリスへ収束していくのがもうほんと筆舌に尽くしがたいです。星のことはわかんなくて適当に答えた北極星、というのは主人公が長谷川さんに対して抱いていた想いの、一番最初のすがたってかんじがするんですけど、作中で恒星について長谷川さんに教わって、その上で最後の一文じゃないですか…こう…ちいさくてなんでもないようなことが途方もない存在になっていく…イメージが、とんでもなく尊くてすきです…(合ってるのかこの日本語…)。
たぶんまだ何回か読んでも毎回違う印象を抱くんだろうなという気がしているので定期的に読みたい…12話で終わってしまうのか…と思ったものですが、一回じゃ読み切らないのでもしかしたら私にはちょうどよかったかもしれません。
んんあんまりうまくまとめられなかった…。
まだまだ言及したいことたくさんある気がするんですが、主人公幸せになってほしい…というのと、閻魔の台詞が好きなので四六時中聴いてたい…っていうライトな感想で締めますね。最後におまけついてたのめちゃよかったです。シリーズ化もこっそり期待してます…。
この作品を読み始めてから、ずっと愛について考えていました。
別所でもお伝えしたかもしれないんですけど、粒子さんは愛という無形のものを、色や温度や…なんだろう、実感の形で描くのが本当にお上手で、「Polaris」でもそれは存分に発揮されているなと思います。
些細な一文や登場人物の一言だけでも読むのを止めてしばらく考え込んでしまうくらい、私にとってはひとつひとつ哲学的で、その深みに沈んでいくだけでも心地いいというか…なんだかすごく、たいせつなことにもう一度向き合っているような感覚がします。
物語に対する感想は言語化してしまうのが惜しくて結構勇気がいるんですが、私だったらそこまで言及してもらったほうが嬉しいかな…と思ったので頑張ってみます。
たぶんあんまり作者の意図をくんだ読み方をするのが私は上手じゃないのでなにか捉え違えてたらすみません。
主人公が生き返るという判決が下されるその理由が長谷川さんに対する愛だということについて、最後まで読むとああなるほど…とすごく納得します。
最初1周目は「それってつまりどういうことなんだろう?」という謎を抱えたまま読み進めることになりましたが、避けようのない悲劇について話が及んだ時にすぐに想像ができてしまうほど主人公にとってかけがえのない存在がわかるから、単純に結末におびえました。主人公のこう、けっこう自暴自棄なところと、それ故に予想ができても必死になれないようなとこ、「ほんとにいいの?大丈夫…?」って心配になって、やっぱり主人公が生き返ることになった意味についての謎がとけなくてどきどきして。
閻魔の答えはすごく残酷なようにも思えたし、救いのようにも見えました。ああだから、生き返らせてあんなに構っていたのだなあと…。
最後の一文、主人公の愛のすがたがポラリスへ収束していくのがもうほんと筆舌に尽くしがたいです。星のことはわかんなくて適当に答えた北極星、というのは主人公が長谷川さんに対して抱いていた想いの、一番最初のすがたってかんじがするんですけど、作中で恒星について長谷川さんに教わって、その上で最後の一文じゃないですか…こう…ちいさくてなんでもないようなことが途方もない存在になっていく…イメージが、とんでもなく尊くてすきです…(合ってるのかこの日本語…)。
たぶんまだ何回か読んでも毎回違う印象を抱くんだろうなという気がしているので定期的に読みたい…12話で終わってしまうのか…と思ったものですが、一回じゃ読み切らないのでもしかしたら私にはちょうどよかったかもしれません。
んんあんまりうまくまとめられなかった…。
まだまだ言及したいことたくさんある気がするんですが、主人公幸せになってほしい…というのと、閻魔の台詞が好きなので四六時中聴いてたい…っていうライトな感想で締めますね。最後におまけついてたのめちゃよかったです。シリーズ化もこっそり期待してます…。
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