感想一覧

[一言]
感想書いたつもりになってたけどツイッターでしか呟いていなかったことに今気づき慌てて書きに来ましたw
以下、ツイッターで呟いたものを転載します。

『01．憎まれて、当然。』
殺してしまった人たちの子供
そのうちの一人とは心が通じ合っていて
どんな経緯で二人は想いあうようになったんだろう？
兄の方とは全然だめみたいだけど……

『02．下弦の月の夜。』
仕事は慣れてきたなって頃が一番大きな失敗をするときだよね
自信と驕りと慣れ。多少苦い思いをして済む失敗ならいいんだけど……

『03．黒ずくめ。』
あ……うん。これは恨まれる
むしろアニアが許してくれたことの方が不思議
この時点ではね

『04．どっちが重い。』
追われてるときは必死だったもんね。本能が生きたいって判断したから、その後のこととか周りのこととか全部ぬけちゃったんだよね
でも今は……

『05．二人の処遇。』
サファーはちょっと逃げ癖があるのかな？
でも人なんて、みんな多かれ少なかれそういうところあるよね
サファーはそれでも覚悟を決めた。罪悪感からでも、責任をとろうとしてる
結果は……

『06．悪魔と天使。』
マルクスの気持ちは当然のもの
むしろアニアが聖人すぎる( ；∀；)
サファーも十分償いをしてるけど、それでも失われたものが大きすぎたから

『07．その目が変わる時。』
これは……応えたくても応えられない

『08．告白と責任。』
サファーは流されやすいタイプでもあるよね
１６歳に押し切られちゃったけど、隠してたらマルクスとは余計こじれちゃうんじゃ……

『09．その台詞を。』
サファーは年の割に経験が少ないから十代の子と同じように不安になっちゃってるのかな？
罪悪感と独占欲に苛まれて、向き合うことを先延ばしにしてしまっているけど……大丈夫かな

『10．引き際。』
無理矢理自分に言い聞かせて
そうやって蓋した想いは、どこへいけばいいんだろう
アニアも悲しいだろうけど、サファーはやっぱり応えられないよねぇ……

『11．罪悪感。』
十代だもんなぁ……サファーが迷ってたのもあって、結局はそういうことに
でも最後、本当にそれを受け入れてよかったの？

『12．覚えのない事。』
えええええ！？
１６歳から付き合えるのに、未成年には手を出しちゃいけなかったのか……

『13．釈放。』
人は逃げるもの。かつてサファーも逃げたように、アニアも逃げてしまった
それが今さら、どうして……？

『14．罪と恋』
憎んで憎んで執着して――演技はいつしか真実に
でもすでに止まれなくなってて、結局は罪悪感と後悔に苛まれた
みんな弱い。心を持った人間だから

『15．たとえ結ばれずとも。』
ここ読んでるとき、B'zの「Stardust Train」が脳内ＢＧＭで流れてました( ；∀；)

『16．エピローグ』
みんな、罪悪感や後悔を抱えて生きていく
生きることは辛い。でも同時に、生きていなければ幸せもない
最期、サファーは満足してたけど……
恩人として出会わなければ、みんなそれぞれの道を行けたのかな？


推し作品なのに！申し訳ない！！
どこまでも普通で善人なサファーが転落していくさすがの長岡節✨
バッドエンドとかメリバ系だけど、最後はちょっとだけ救われたような気持ちになりました。
最後に愛してるって言えなかったのがまた切なくて好き…♥

[良い点]
うわ～めっちゃ泣いてしまった……！
ラストはアンハピなんですが、サファーにとっては救われたような形でもある終わり方だったせいか、ある意味ハッピーエンドのようなスッキリとした読後感がありました。
サファーの悪いところはぶっちぎりで「運」でしたね。あの時の行動については、誰でもいざとなったらわが身可愛さの行動になってしまうものですし、仕方がないと思います。どこにでもいるような普通の人だよねサファーくん。

サイラスの心情は、実は結構自分を責めてんじゃないかと思いながら読んでいたので、やっぱり！といった感じでした。
そうですよね。ああいうやつらから無力の市民を守るのがお仕事だもんね。
余韻のあるエピローグ、良かったです。特に親方の話が、より救われたような気持になりました。サファーのことを、ちゃんと見てくれている人はいたんですね。

アニアについては、ラストの種明かしでびっくりすると同時に、とてもリアルな心の動きだなと思いました。
マルクスのその後については語られていませんが、アニアの心情が月日とともに変わっていったように、彼は彼でそれなりの変化があったんじゃないかな、なんて想像しちゃってます。
アンハピなのに、ハッピーエンドのような満足感のあるものが書けるってすごい。とっても面白かったです！

[一言]
企画運営、本当にお疲れ様でした。
ご自身の作品を書きながら、すべての作品に目を通し感想を書くなんて、なかなかできることではありません。感想をいただけることが、作者にとっては本当に励みになりますから、本当にありがたかったです。

このシリーズの中では、私は「強勇の美麗姫は幸せになれるのか」が一番好きだったりします。つい意地を張ってしまう彼女にとても共感してしまうんです。しかも強くて美人とか、憧れるしかありません。たくさんのかたの挿絵があり、どれも素敵なのですが、イメージ通りと思ったのは銘水さんの切り絵でしょうか。このシリーズでは今までの登場人物たちの成長や葛藤を見ることができるのが、また魅力のひとつであると思っています。（サイラスとアイナの年齢を見てビビりました。そうか、もうそんな歳になっちゃったのか）

さて今作で感じたことですが、もう、本当にサファーさん運がないなあと。とりたてて悪人ではないんですよね。確かにちょっと浅はかな部分もあるのかもしれないけれど、それはきっと誰にでもあるもので、彼だけが特筆して非難されるべきものではないのでしょう。

ほかの人がサファーの立場で「人殺し」と罵られたら、それは違うって思っちゃいそうな気がします。「じゃあ周囲に助けを求めず黙って殺されろっていうのか？」なんて開き直るかもしれません。それをしないで黙って罪を受け入れるぶん、サファーって本当にもともと善人なんですよね。根っこが善だから、アニアが心に隠していた憎しみにも気がつかなったのかもしれません。

アニアが会いにいかなければ、サファーが死ぬことはなく、またアニアの胸の内をしることもなかったのでしょう。アンハピエンの恋ということでしたが、最後のサファーの死はサファーにとっての赦しであり、救いであったのだと思います。

何とも読み応えのある物語でした。

[良い点]
　アンハピをテーマにした素晴しい作品だとを思いました。背負ってしまった罪の心。復讐と言う名の愛、救われない結末。でも、最後まで自分が守りたいと思った事を守り通した主人公は最後は救われたのではないかとも感じました。
[一言]
読みごたえがある作品でした。ありがとうございます。

[良い点]
自分の行動が招いた結果とはいえ、サファーさんは運がなかったですよね。
彼がこのような形で、罪を償うことになるとは、悲劇としか。
アニアの意外な告白には驚かされましたが、少しは救いも報われる所もあって、最後には愛する人を守れたので、納得できる終わり方でした。
[一言]
サイラスさんが、もうそんな年令になってましたか。
電光石火の班長～！もしやサービスですか!?
いつもありがとうございます（はーと）
企画運営お疲れさまでした！

[良い点]
更新されるごとにすかさず読ませていただいてたのですが、実は、個人的にどのキャラクターにも好感が持てずにいました。
どのキャラクターも、私の中の倫理観や正義感が受け入れなかったのです。
でも、最後まで読んでやっと、それはキャラがみんなあまりにも人間らしいからだと理解できました。
物語に綺麗事ばかり勝手に求めていた自分に気づかされました……
人間らしいからこその悲劇だったように思います。
そういうところにリアリティが生まれるんですよね。とても勉強になりました。
ありがとうございました！！

[一言]
感想にネタバレ含みます。


完結おめでとう！！
前話でああなったあとに、最終話でまた目を覚まさないかな、と淡い期待を抱いていたけど、そっか……サファーさんーっ( ；∀；)

でも、今度はちゃんと戦うことができて、守りたいものも守れたね。
アニアのことを考えると胸が痛いけど、きっと皆が支えてくれるはず！

って、サイラスが四十三か……大人になったね……
いくつか作品を読んでいるから、散り散りになった皆を思ってしんみりしてしまったよ……

残された人たちみんな、悲しみを乗り越えて頑張ってほしい！
そう願ってしまういいアンハピ作品でした！！

素敵な作品を、ありがとうございました(*´▽｀*)

[良い点]
ネタバレを含んだ感想です。



最初でがつんと、中盤でゆるみ、終盤でどんどん重く、しんどくなる、心が悲しみの渦に巻き込まれるような物語。

特に終盤、サファーが無実の罪を着せられるところからは、流石です。
マルクスのほうが恨みが深いと思っていたのですが、そうか、アニアも……。
アニアはサファーへの愛憎で板挟みだったんですね。

あの夜、動くことの出来なかったサファーは、今度こそアニアを守れました。
彼にとっては、ある意味ハッピーエンドのような気がします。

アニアには、これでもかという後悔が残りますね。
ラバルとぎくしゃくしなければいいと願います。

読者の中にも後悔とやりきれなさを残す、いいアンハピエン作品をありがとうございました。

[一言]
ネタバレを叫びます。ご注意ください。





あああ！
フラグめ！不動産屋めええ！！！
だからそういうこと言ったらだめだって！　言ったのに！　彼女もそんなタイミングで来たらだめだって、言ったのにいいい！！！

もうこれは、隊長どのの毛根に大ダメージです。まちがいない、後継を育てきるころには、散らかってるんだ……（ひとさまのキャラクターになんて失礼な）。でも自分、頭部が広めの人も嫌いじゃないです（悲しみのあまりおかしなカミングアウトしてます）。

サファーは悲しいし、妹ちゃんは悲しくて苦しいし、妹ちゃんの旦那は度肝抜かれるでしょうし、兄貴は人間不信に陥ってもおかしくないし、隊長は胃に穴の三つや四つ開きそうな具合だし、隊長の奥さんも悲しくて悔しくて……もう、なんて後味の悪さでしょう！！
すてきなアンハピをありがとうございました！！
酷いことするくせにあっさりやられる殺人鬼たちが、いちばんいけないと思いました！

[一言]
感想にネタバレ含みます。


なんと……
これは悲しい……

まさかそんな結末になるとは予想してなかったから、衝撃がすごい！！
どうしてこんなにも狙われるんだぁぁぁ(；Д；)

マルクスがサファーさんを許せなくてしたのかと思ったけど、そういうわけじゃなさそうでよかった。
もしそうなら、不幸の連鎖が悲しすぎる……

アニアを守れたこと、最後に自分を誇れたことが救いだけど、伝えたい言葉すら飲み込まなきゃいけないサファーさんが切ない( ；∀；)