感想一覧

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[良い点]
お疲れ様です。

既に皆さんがご指摘してられるように前作は主人公の一人語りの為、密度の濃く、かつあえて説明していない謎の部分が読む人にそれぞれに考えさせる遊びを与えていたかと思います。ただし、読む人の思考は内へ内へと籠る方向でした。
一方、本作は主人公と姉の関係性に軸足が移り、更に姉によって主人公の境遇(この時代の宿命)が白日の元にさらされ、読む者の目を嫌でも外の世界へと誘います。
前作が内向でどこまでも純粋。本作は外向きにして、罪の物語なっていたのかなと思います。

ほとんど同じ出発点から始め180度違う作品になるのは本当に驚きと物語を作ることの奥深さを教えていただきました。ありがとうございます。

[一言]
前作の感想の何気ない質問で労力を使わせてしまったかと申し訳なく思っています。

すみませんでした。

これからもよろしくお願いいたします
感想をいただきありがとうございました。


>前作の感想の何気ない質問で労力を使わせてしまったかと申し訳なく思っています。

 すみませんでした。


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書かされたりはしてないですよ。まず書かそうとしても書かないですよ。

気にいらなければてこでも動かない、支配をされることが何より嫌いな猫族なので。

二つ目を書いたのは自分でも「こうしてこうしてこうしたら」と考えていたところだったからで、だから感想いただいた後で、それがヒントになって、原動力になって一気に書けたんですよ。

二つ目を書けて、私は「こうしてこうしてこうしていたらどうだったのだろう」と思い続けることがなくなったのですよ。

それに、こちらの作品は私にしてはなかなか正統派になったのではないかと思っていたんですが。

だから、感謝こそすれ、なぜ謝られる???

……何か、傷つけるようなこと言ってしまいましたか?

えす〇むの事でおこってらっしゃるんですか? どうしましょう。( ;∀;)

こちらこそ今後ともよろしくお願いしたいのですが……もし怒ってらっしゃるとしたら、許していただけますか?
[一言]
ネタバレありの感想です。ご注意くださいませ。



どんなふうに改変なさったかと思っていましたが、まさかのラスト逆転でびっくりしました。なるほどです……。前作は耽美小説の趣でしたが、今回のは生活感のある純文学の感じがしました。味わいが少し違いますが、今回も時代感あふれる世界を堪能いたしました。

これは個人的意見ですが、前作が耽美だと感じた理由は、二人とも相手が女だったから、かもしれません。女にすることで「エキセントリックな人たちの、ちょっと非日常な話」になった気がするのです。その考え方でいくと、今回は妹の方の相手が男性であってもそれほど違和感がない気もしますね。

ラストの描写、容赦なしだと思いましたが、下の感想返信を見ていきなり親近感が。昔々、ドラマで必殺仕事人をやってた俳優さんが、ほんとは人殺しの役をやりたくないと言っていたのを思い出してしまいました。蛇足ですみません(笑)。
お読みいただきありがとうございました(*'▽')

もしかして、こまの様もビビリでいらっしゃいますか?……だとしたら、お仲間発見♪ 嬉しいです。(´▽`)

今回、恐ろしい断末魔シーンを書いて見て、恐ろしいことを考えるだけでなく『書き記す』っていうことは恐ろしいことだな、と思いました。(←この短い文中に『恐ろしい』が三回も。……語彙)

>これは個人的意見ですが、前作が耽美だと感じた理由は、二人とも相手が女だったから、かもしれません。女にすることで「エキセントリックな人たちの、ちょっと非日常な話」になった気がするのです。

そうなんです! 書きおわるまで気が付かなかったけれど(←え)パラレルバージョンの方は、話としてのまとまりはよりついたように思うのだけれど、なんとなくキレがなく、よくある感じに収まってしまったような……。
ここら辺も、もしわたしと同じように感じていただけたとしたら嬉しいです。

感想をいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします_(_^_)_
[良い点]
お姉さんが支配的な「恐ろしい母」ではない心情での展開に、驚きと、工夫を感じました。
徹底して悪女になりきれない人間の弱さに、咲子お姉さんのかなしさを感じます。
千佐子に掛けられた「枷」が連鎖しないことを祈るばかりです。
  • 投稿者: 惠美子
  • 40歳~49歳 女性
  • 2019年 11月11日 20時01分
お読みいただきありがとうございました(*'▽')

こちらのバージョン、もしも姉妹の愛する人が女性ではなく、二人が通常の恋愛観を持っているとしたら、という設定で考えました。

妹千佐子の恋も、行動範囲を制限された日常の中、恋に恋した女学生の危ういものだったと設定して考えてみました。

そこが変わるだけで姉妹の性格も関係性も話の展開も変わってしまいました。

なので、こちらのバージョン、最初に出した『たとう紙』とは異空間のパラレルワールドとお考えいただければ嬉しいです。

今回は咲子お姉さまに苦労を思いっきり押し付けてしまい、しかもこの死に方……恨まれそうです。ビビりなので本当にちょっと怖いです。

レベルのまったく違う大作家先生のお話を持ってきて申し訳ないのですが、確か故山村美沙先生が
「自分が作中で殺した人たちの亡霊に追いかけられている」というようなことを言われていたのを思い出しました。

これからできるだけ、最初の『たとう紙』のようにそういうシーンの直前で切って終わりにしようと思います。……マジ、ビビりなのです。( ;∀;)

感想をいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。(*- -)(*_ _)ペコリ
[良い点]
若い妹の感情に走った恋心を冷静に受け止めているようで、妹に自分の幸せを重ね合わせて、己の幸せとしようとする姉の悲しさが伝わってくるようです。
こちらの場合のたとう紙は姉の秘密を覆い隠す意味合いが強い気がします。これから先、その中に隠されたものがひろ坊に見つけられないよう妹が隠し続けるのかもしれず、その時に触る帯留めが今度は姉より譲り受けた帯留めになるような未来も見えた気がします。
こちらは恋よりも人生が語られていますね。
[一言]
完全にアナザーと考えたい理由として、以前のものの疑問?(あちらは分からないままでいいのです)の答えがこちらに書かれてあったのです。場所の違う心中は互いに確かめようがありませんので、意地悪な疑問を持ってしまって。
あちらは妹の恋愛が悲恋ですが悲劇と取りたくなくて、これは悲恋と勝手に結論づけていました(笑;)。
お読みいただきありがとうございました(*'▽')

一時期和物アンティークにはまっていたころ、帯留めや根付を見て回った時期がありました。(購入はほとんどしていません。素敵と思うものは高価だったので……^^)
帯留めの写真集を買って眺めたりもしました。

着物を着るのにまったく必要ではない小道具なのですが、単体としてみると、その意匠に物語性のあるデザインも多く、見飽きることがありませんでした。
そんな『帯留め』を登場させることができたから満足しているという部分もあるのです。(*´▽`*)

瑞月さまのおっしゃるように、この帯留めがこれから千佐子の『枷』の象徴となりそうですね。

感想までいただき、ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。(*- -)(*_ _)ペコリ
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