感想一覧

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[良い点]
 あやふやな心の在処が探られています。男性の言葉が刃のように感じるようになっていた女性の姿がありありと綴られていました。
 自問自答が繰り返されていくうちに、男性とのことや自身の過去がフラッシュバックのように浮かんでは消えていく。男性が正しいと感じたり、瞬時に完全否定したり、波のようにうねりながら少しずつ整理されていく女性の心。ここに至るまでの詳しい経緯は省かれているものの、それらを想像させてくれる演出がよかったです。
 指輪に対しての一言が違っていたら、変わっていたのか。それとも何も代わらなかったのか。女性の揺れ動く心情が強く伝わってきました。

 今後の活動を応援しております。
[良い点]
 お初にお邪魔いたします。
 男女のすれ違いがリアルで、怖いくらいでした。
 世間並の生活ってなんだろう? それを規範にして生きなくてはならないのか?
 相手の気持ちが解らないのは仕方無いにしても、気持ちに寄り添おうとする努力のない人と仕合わせになれるのでしょうか。
 涙は流れ続けているのですね。

  • 投稿者: 惠美子
  • 40歳~49歳 女性
  • 2019年 12月11日 20時07分
はじめまして。感想ありがとうございます。
「世間並み」や「普通」や「全うさ」といった規格から外れていることにある意味誇りを持ちつつも、「その気になれば出来るし」という驕り高ぶったふたりです。
ひとりでいてもふたりでいても辛いのならば、せめて辛い辛いと言い合って慰めあえればいいのですが、ただただ辛いと言うだけで慰めに至らない。足りないのは、分からなくても分かるよ、という思いやりと諦めなのかもしれないなぁと考えてます。(あと根性?)
  • 高橋資門
  • 2019年 12月11日 21時12分
[一言]
なんだか女性の揺れてる心が、凄く、かっこいいなぁ……と思いました。
馬鹿みたいな感想しか伝えられないのが残念なのですが、年の割に硬い言葉を使っている様な印象を与えつつ、案外流されるところもある、みたいな女性が魅力的に思えます。
でもこの関係はちょっと悲しいなぁ……。
感想ありがとうございます。
この女は結構いい年です。頭でっかちで変な言葉ばかり使います。そしてよく情に流されます。
揺れる心=余計な考え=ことごころ(異心)。今回は、その“余計な考え”という意味で使いましたが、実はことごころには“浮気心”という意味もあります。(そういう裏面を考えてもいました。闇すぎて断念)
考えないほうがいいことなのか、それすらも分からない事案ですね……。
  • 高橋資門
  • 2019年 12月02日 23時29分
[良い点]
主人公の女性の心の葛藤が見事に描かれていて良かったです。
貧困の連鎖というものは、もしかするとこういう所にあるのかもしれませんね。
幸せになってもよい。 幸せとはなんぞや? これが幸せなのか? など様々な事を考えさせられました。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2019年 12月02日 12時06分
管理
………………?……………っ!!!
感想ありがとうございます。深い考察のレビューまで。

頂いたレビューを読んで涙が出ました。鼻水も出てます(ズズッ)
……他人の人生。確かにその通りです。社会からそう見られたいという欲望に囚われて、理想の自分を演じようとしている。
“私”は、不幸の連鎖を確実に意識していて、それを止めたいと思っている。でも苦しいほど、家族が欲しい。でも自分には無理だと思っている。それでも幸せになりたい。諦めきれない。だから、苦しい。“でも”と“でも”の間を行き来して、身動きが取れない。
息苦しさを、生き辛さを、ここで吐き出して良かったと、今、心から思っています。ありがとうございました。

  • 高橋資門
  • 2019年 12月02日 12時32分
[良い点]
モヤモヤするけど、あぁ、わかるなぁと共感しながら読ませて頂きました。ぐぅの音もでないほど追い詰められる。私にも覚えがあります。それで、逃げ出したくなる気持ちも。(^-^;

でも、主人公の生い立ちを考えると、そうなるのも仕方ないかな。子供を持つのが怖いと素直に言えれば、また違う未来になるのかな、とか色々、考えてしまいました。
[一言]
素直に言えれば案外、うまくいきそうな二人では?と思ってしまいました。
  • 投稿者: りすこ
  • 2019年 11月30日 21時18分
感想ありがとうございます。
公私どちらでも退路を断ってくる相手と対峙すると本当に胃が捻れますよねw閉塞感で目覚めて冷や汗びっしょりなんてしょっちゅうですしw

この女素直じゃないですよね。……なんで素直になれないんだろう。……素直なところを晒して、そこを攻撃されると再起不能になってしまうからですかね。ひねくれはこの女の防具なのかもしれないと今思いました。
ひねくれもの同士、良い時は良いんでしょうけどねw
  • 高橋資門
  • 2019年 12月01日 00時03分
[一言]
アンハピ企画できました。星影と申します。
ネタバレ含む感想です。


淡々と考えて、淡々と語る主人公の女性。
感情ではなく、頭で恋をしようとしている感じがしました。
相手の男性は大切にしてくれる人でもないのに、それでも別れられないのは、こんなに自分に執着してくれる人は他にいないと思ってしまうからかもなぁ、なんて考えてしまいます。
その人と別れたら、きっと誰も自分のことを見てくれない、と考えるのは怖いことでしょうし……

互いに依存しあい傷つけあう歪んだ関係。
いつか、この歪んだ関係からお別れして、二人それぞれ前に進めるといいなと思ってしまうラストでした。

鬱屈とした心情描写が素敵なお話をありがとうございました!
  • 投稿者: 星影さき
  • 女性
  • 2019年 11月29日 08時40分
頭でっかちで恋愛偏差値が低いんでしょうねこの女は。ポンコツですよ全く!
男の方は、失敗しても諦めなければそれは失敗にはならないと考える人間なんだと思います。自尊心の権化ですね。
女の方は、結局原因は相手では無くて自分にあると思ってるから、相手を変えても同じことだと思ってるのかもしれません。そして確かに、他には誰もいないのだと恐れてるんだと思います。
感想ありがとうございます。

  • 高橋資門
  • 2019年 11月29日 12時03分
[良い点]
なんとも歪だけど、どこにでも転がっていそうな二人ですね。
彼女が彼との結婚を承諾できない、鬱々とした心情がとても伝わってきて、とても重苦しく閉じ込められたような気分になりました(褒めてます)
面白いアンハピエン作品をありがとうございました。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2019年 11月29日 00時14分
きっとどこにでも転がっているんでしょうね(笑)
現代病なのかもしれません。
その場合、病んでいるのは人か、社会か。
感想ありがとうございます。
  • 高橋資門
  • 2019年 11月29日 07時51分
[良い点]
おもい。そしてむずかしいきもちとかんけい。
[一言]
彼はもうきっと呆れている。結婚したい気など失せただろう。言っても今は断られると思うと、また胃が捩れた。……私は、こんなに勇気が要ることを彼にやらせて、あまつさえ泣いたのか。

ここがとくにすき!こうかんがえちゃうおんなのこはよしよししたくなる!
  • 投稿者: 退会済み
  • 2019年 11月28日 20時17分
管理
うえーーーん!終末のおませさーーん!
感想ありがとーーーー!
一瞬漢字でびっくりしたけど私の文だったよーーー!

おもいよね。むずかしいよね。

うっうっ……私は思春期の子ども以下です……。おとなこわい……。
  • 高橋資門
  • 2019年 11月28日 20時45分
[一言]
「ここはウミガメのスープ屋さん」と「レビュアゝに成りたゐ。それも書かれた人が私を半殺しにした後ビヰルを奢つてしまゐたくなるやうな」を書かれていた作者さんと同じ方だったとマイページを見て気がつきました。どうもこんにちは。

一言で言えば、この作品、大っ好きです。一回読んで、もう一回読んで、また最初に戻り、「うわー」と語彙を失って感想欄に戻って来るまで2日かかりました。

アンハピエンの恋企画は、異世界(恋愛)と現実世界(恋愛)の2種類に投稿となっていますが、この作品は純文学ジャンルが一番ふさわしかったのではなかろうかと思います。

いや、企画の趣旨に文句を言っているのではないのです。ただ現実世界(恋愛)ジャンルはどうしてもランキングに偏りがあり、この作品が人目につかないのが悔しいのです。ひとりが最大投入できるポイントが12ptしかないなんて……。もっと、この作品は読まれるべき!

このどうしようもない男女の関係がたまらない。普通の幸せ
、穏やかな愛情なんて小馬鹿にしつつ、誰よりもそれを求める矛盾。手に入らないものを欲しがって(結局与えられず)傷ついてしまうことなどないように、最初からそんなもの要らないと言い張る子どもは、どうすれば幸せになれるのでしょうね。

お互いの欠けた部分がうまくハマるどころか、間違ってねじ込んだジグソーパズルのようににっちもさっちも行かなくなってしまった彼ら。これからも別のパズルのピースを押し込みながら、関係を続けていくのでしょうか。それともある日、どうしようもなくなって取り返しのつかない破綻を迎えるのでしょうか。

普通に生活しているように見えて、こんな風に息苦しくいきている人があちこちにいるのでしょうね。
あ、ありがとうございます!あっちの名前は素面の時用です!
今回は文豪面(キリッ)をしたい時の名前で失礼いたします!

……いやぁ本当にどうしたら幸せになれるんでしょうね。
「誰かこういうの書いてくれんやろか……もう辛いんや……誰かワイの気持ち分かってくんろ……どっかに同じような人間いるやろ……ワカッテ……ワカッテェ……」みたいなテンションで泣きながら書きました。哀れみ誘う感じでタチが悪いかな……と心配してたので、そこまで気に入ってくれた方がいらしたのが本当に嬉しいです。

多分甘え方が分からないんですかね。他に甘える場所が無くて、お互いにしか感情の行き場が無い。現状が不幸だとは思いたくない。幸せとも思えない。でも自分が全うな幸せを得られる人間とも思えない。そもそも全うな幸せとはなんぞや……。謎。
みたいな。
合わないからと関係を断ってしまうのは余りにも幼稚だし、そういう合わないことからこそ、人生の可笑しみも生まれてくるのではないのかなぁとぼんやり考えてます。

何でもない顔をしながら、これからも突っ張らかって生きるんだと思います。多分、皆そうなんだろうな、と思いながら人を見てます。

  • 高橋資門
  • 2019年 11月28日 17時48分
[良い点]
 難しい心情の変化を人称表現を変えることで、表している作品なのかと感じました。
 嫌いじゃないところもありますが、それ以上に価値観を押し付け、好きでない部分を垣間見る。それが一生続くと思う事に対する嫌悪感を表した作品な気がします。
[気になる点]
 彼と君と男で表現を変えていると感じますが、君は貴方の方がよかったのか、3つをどのような感情に切り替えればよいのか迷いました。
[一言]
 アンハピらしい作品だと感じました。読ませて頂きありがとうございます。
感想ありがとうございます。わかります。難しいですね。
一応三人称単一視点ということになるでしょうか。
男となっているところは三人称の状況説明。彼となっているところは私から見た彼の説明。君となっているところは私から君への心の声、です。わかりにくくて申し訳ないです。(天の声要らなかったかな……)
  • 高橋資門
  • 2019年 11月26日 18時01分
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