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[良い点]
 結局、コトバミが何かはわかりませんでした。力不足でございます。でも、砂子さんから答えを訊く気は毛頭ございません。わたくしの力でいつか見破ってやろうと思うのでありますし、こんな楽しい宿題をくれた筆者様には感謝しかございません。
 和矢は敵とみなし、凍矢は制御しようとし、密矢は友達(バカ)とみた。あとの世代になるにつれ、コトバミとの関係性に進展がある。じゃあ、神になろうとしているってコトバミってなんなの? と現在の私はなっておりますが、この作品に仕掛けられたいくつもある隠し扉に気づくことができれば、もっともっとこの作品を味わえると確信しております。
 ああ、まだまだ私はこの作品を堪能しつくしてはいない。そう思わせてくれるこの作品の持つ、深さとエンターテイメント性に私は脱帽しました。
[気になる点]
 前も指摘させていただきましたが、一部分ごとの字数を短くされたほうが、読者はこまめにしおりを挿むことができて読みやすいかと思います。
 いつもご感想ありがとうございます。
 レビューも書いてくださったんですね、恐れ多いことです。


 失礼ながら、いくつかだけ訂正をさせてください。
 密矢はコトバミを友達とは思っていません。コトバミのことは飽くまで戦うべき対象だと思っています。
 また、コトバミが意思を持って神になろうとしているのではありません。(貴殿の作品を拝読しましたが、貴殿の表現した創造主的な“神”と、本作の“神”とは意味が異なります。ここに詳しくは説明しませんが、本作の“神”とは万物に宿るもの、“八百万の神々”のほうに近いです。貴殿の勘違いは恐らくこの点から生まれているのではないでしょうか。)
 さらに、コトバミだけでなく、凍矢も、密矢も、悠吾も、各々、象徴としてキャラクターを造形しました。
 
 ちなみに、キャラクターだけではありません。場面についてもそうです。
 光や闇やなんかについても、ただそれだけではない別の意味を持たせました。
 面倒くさい作品なんです。
 加えて文章力が追いついていないので、尚更わかりにくい作品なんです。
 ごめんなさい。

 だから、もう、いっそ、なんにも気にしなくて読んでいいのです。
(というか、読者各位の読書の態度を、私に強制する権利はないし、したくもありません。)
 むしろ、私が予期しなかった感想をいただいたほうが、面白いような気さえしています。
 ただ楽しんでもらえれば幸いです。

 
 『気になる点』について。
 さて、私がめんどくさいヤツだとご理解いただけたと思いますので、重ねて厄介なことを申し上げます。
 私はたった一人の読者のために書いています。
 誰か?
 私です。
 『作家としての私』は、『読者として私』のために書いています。
 他者からの要求ではなく、自己の欲望のためだけに書いています。
 この『読者としての私』は、非常に口やかましく文句をつけてくるのです。作品の主題・展開・演出だけでなく、段落・一文の長さ・漢字かひらがなかカタカナかに至るまでこだわりたがる。
 この『読者としての私』は、文庫本で読書をすることが多く、その作法でこの作品は完成しました。そのため、章・段落・一文の作り方が、文庫本用なのです。
 ネット小説の作法に合わせるために急ごしらえで章を『上・中・下』で分けてもみましたが、本心として、これは不細工だと感じています。(恐らく文章の巧い人は悩まない部分だと思います。文章が下手だからこだわらざるを得ないんです。)
 どうせ分けるなら、段落ごと、一文ごと作り変える必要があると思っています。
 それは一朝一夕にはできることではありません。
 『読者としての私』がネット小説をたくさん読んで、作法を知り、技術を学んだあとにできることです。そのあとにやっと、投稿時間や一部分ごとの文字数までなにか理屈を持ち、趣向を凝らすこともできると思います。

 文才がないから、こんなに面倒な決まりを作って書くしかないんです。
 たぶんなにかの病気です。書くことは一種の治療です。
 あるいは生まれたての小鹿です。いまはただ走り回りたいだけなんです。
 だから、申し訳ありませんが、どうぞ、自由にさせてやって、生暖かい目で見守ってくだされば、幸いです。
 

 ご意見をいただくたび、作品について色々と考えさせられます。
 誠にありがとうございます。
 (とりあえずはまともな文章力をつけていきたいと思います。)
 今後とも精進してまいります。
  • 壱朶砂子
  • 2020年 01月20日 00時54分
[一言]
 なんて日だ!
 第七章 下 の手前まで読みました。とうとうクライマックスが始まったっぽい感じです。爆発的に読む推進力が上がりましたが、なんともうすぐ電車を降りて会社へ到着。
 ああ、混んでいる電車にまだ乗り続けていたいと思う日が来るなんて。
 ご感想ありがとうございます。
 拙作がご通勤時間を楽しくできたのなら、幸いです。
  • 壱朶砂子
  • 2020年 01月17日 19時36分
[良い点]
 第6部分の途中まで読ませて頂きました。
 不用意でした。何気なくコトバミをグーグル先生に訊こうとしたら、意味が出てこず。ありゃ? となってコトバミが筆者が創ったものと気付いた次の瞬間、地面が液状化し、私は砂子さんが創り出した言葉の沼に全身が浸かっておりました。
 うぅ、続きが気になる・・・。しかし、仕事せねば。
 幸い、コトバミのことは作中に説明がされておりましたが、何が幸いなもんか。この作品はかなり練り込まれており、しっかりプロットも作成されているような印象を受けます。登場人物にこそ激しい感情の起伏はあれど、この物語の語り手は第三者目線の筆者であり、その筆者は常に冷静を失っておられませんし、プロットがあるからなのか、筆の迷いも感じません。そんなレベルの筆者が創り出したこのコトバミについて、説明通りの存在なわけがないと勝手に思いました。こいつはもしかしたら、作中だけでなく私たちが住む現実世界の何かを象徴している? はたまた読書というか言葉を愛している筆者自身? そんなことを考え出すと、ああここまで読者の想像を膨らますことができるこの作品、すでに商用レベル(お金払って読んでもいいなレベル)に達しているかもと思いました。
 それでは続きをまた楽しみに読ませて頂きます。


 ご感想ありがとうございます。

 ある作品にたいして、人それぞれに複数の解釈が生れるのは当然であるし、それが必ずしも作者の意図と合致しないのも当然だと思っています。
 ですから私としては「楽しんでくれたらいいかな」くらいの気持ちで投稿しました。
 もしこの返信を読まれている方が谷口さまの他にいらっしゃって、谷口さまとは違う感想を持っていらっしゃっても、作者としては光栄です。みなさん思い思いのお話を想像されて、よければ楽しんでください。

 なので以下は、谷口さまだけに宛てたものです。

 ここまで読み込んでいただいているとは驚きました。
 伝わるものなのですね。
 ご感想のなかに”象徴”という言葉を見つけたとき、ちょっと怖くなるくらい嬉しかったです。
 仰るとおり、コトバミをはじめとする主要キャラクターは、それぞれなにかの象徴として造形しました。
 それがなんの象徴なのか、彼らが交わっていくなかでどう変わっていくのかなどについては、頭の端にでもおいて読み進めていただくと、より楽しんでいただけるのではないかと思います。
 また、『想像を膨らますことができる』作品と書いていただきましたが、谷口さまの豊かな想像力にかなり助けられていると思います。
 拙作はくどくどしくて、情報の提示も下手くそだったと思うので。
 数多ある作品のなかから拙作を見つけてくださって、そして読んで下さって、本当にありがとうございます。
  • 壱朶砂子
  • 2020年 01月15日 21時56分
[一言]
すみません、さっきは文字数を少なく言い過ぎました。1500文字、読書によっては2000字ぐらいまで許してくれそうな気がしました。
 ご指摘ありがとうございます。
 仰るとおりだと思います。
 私も投稿しながら近いことを考えていました。
 拙作は文庫本をイメージして書き上げたので、章ごとの分量や、段落の大きさ、文章の長さなど、ネット小説にはそぐわないのだと思います。
 ですから、読んで下さってる方がいるのは本当に奇跡です。
 ありがとうございます。
 次、なにか書くとすれば、ご指摘の文字数を参考にさせていただきます。
 ただ、連載小説を意識して一部分ごとにオチをつけようとすると、あるいは単に一部分としてのまとまりを考えると、私の力量ではどうしても長くなってしまうかも、と、先回りして言い訳をさせていただきます。
 すくなくとも今作のようにはならないはずです。

 重ねて、貴重なご意見ありがとうございました。
 今後とも精進してまいります。
  • 壱朶砂子
  • 2020年 01月15日 21時06分
[良い点]
 三部まで読みました。私には無い高い語彙力から圧倒的な読書量を感じました。また、表現力の高さからもすでに他にもいくつか作品を書かれているのではないかと思いました。
 まだマトコウへは行っておらず、家の中という狭い範囲しか読み進めておりませんが、主人公の蜜矢を中心にして兄たち、父、そして悠吾との関係性が文章を通じてあるときは熱を帯びて、あるとき冷気を帯びて伝わってくるようで、心を鷲掴みにされました。
 明日からまた続きを楽しみにしながら、読み進めたいと思っております。
[気になる点]
 私も同じことをやらかしているのですが、通勤時にスマホで読むと一部がかなり長く、こまめにしおりがはさめず、読みにくいです。
 さっき確認していたのですが、かなり手間になりますが一部あたり原稿用紙2枚ぐらい(800から1000文字ぐらい)が良い気がしました。一度砂子さんもお試し頂き、ご確認頂ければ幸いです。
[一言]
私も小説を書いております。もしよろしければ、ご一読いただけるとうれしいです。
 まず、ご感想ありがとうございます。
 拙作が読みにくい小説だとは自覚があり、読んで下さっている方がいるとは半ば信じていませんでした。
 (PVが増えるだけ、評価ポイントがいただけるだけで充分うれしかったのですが、なにかの間違いで数を貰っている可能性もあると思っていました。どうも根がひねくれているのです。)
 読んでいただいていることがわかっただけでなく、ご感想までいただけて、本当にうれしいです。
 大袈裟ではなく、今日という日、あなたという人を、生涯忘れないと思います。
 
 『気になる点』についての返信は、次のコメントにてさせていただきます。

 私は読むのが遅い人間なので時間はかかるかもしれませんが、谷口様の小説、必ず拝読させていただきます。
  • 壱朶砂子
  • 2020年 01月15日 20時25分
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