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[良い点]
一気に拝読しました。
作品の中に引き込まれ、読み終わってしばらく心がざわざわしました。
気持ちが落ち着き、今感想を書いています。
主人公の奈緒子さんがどんどん変化していく姿が二十話の中で、とても自然に描かれていました。
最終話で、あっそこまで考える女性になったんだと思うと同時に、恋に落ちたときの彼女を、ようやく遅まきなが客観的に見られました。
[一言]
私は余り浮気や不倫を意識せずに読んでおりました。
主人公の気持ちに共鳴して、一緒に迷い神主さんの言葉一つに浮き沈みしてどきどきしていました。
それでも、奥さんに嫌な感じを受けることがなかったです。
だからこそ、冒頭の部分に繋がったのには納得させられました。
奥さんに様々な意味で嫉妬やおそれを抱きながらも、それを認めて前を向いて進みだす主人公を応援したい気持ちになりました。
視点を変えれば、違う見え方になるのでしょう。
奈緒子さんの立場で、色々な人の感情を感じることができ、辛さもありましたがそれ以上に人間として力を頂きました。
沢山感情が動きましたが、書ききれないです。
拝読出来て、幸せでした。ありがとうございます。
  • 投稿者: 綿花音和
  • 40歳~49歳 女性
  • 2020年 09月06日 22時21分
綿花音和さま
読み込んでくださったご感想をありがとうございます。
嬉しいびっくりでした!

私は子供が持てなかったので、どれほど「母は強し!」なのか想像するしかないのですが、覚悟の程が違うといつも尊敬してしまいます。

恋愛相手を理性的に選べる方はいいのですが、私は名実ともに「恋に落ちる」タイプで、でもそれに対して神主に言わせた言葉「好きだというなら女性側も責任をとってほしい」というのは自分への課題として考えてきたことでした。

一気読みしてくださった由、光栄です。
心から書いてよかったと思えました。

ご高覧ありがとうございました。
[一言]
遅くなりましたが、完結おめでとうございます。
「浮気」という重いテーマを書ききることは、気力体力ともに必要だったのではないでしょうか。(自身が最近の作品で「浮気」と「夫婦愛」をテーマにした作品を書き、少々感想欄が荒れたため余計にそう思います)

倫理的、道徳的な観点から見れば、信也は結局のところ「不義の子」となってしまいます。そして奈緒子は、わりにあわない部分を全部押し付けられたシングルマザーに見える。そういう意味では何度も申し上げている通り、奈緒子の父親の反応がごくごく普通、一般的なのですよね。この恋を「悲恋」として語ることができるのは、あくまで奈緒子と青造視点であり、奈緒子の父親や静香から見れば全く異なる物語となりうることでしょう。

それにもかかわらず、奈緒子の選択を最後まで見届けずにはいれない力強さには驚かされました。なるみさんが、どれほど強い想いをこの物語に込められたのか、考えるとどこかめまいがするようです。奈緒子が恋をし、愛に気がつき、その愛し方について自分なりの区切りをつけるまでも物語であり、ひとり女性の自立の物語だと思います。あの時代の女性が、お妾さんでもなく、シングルマザーとして立ち上がることがどれだけ難しいことか……。

「それが君の気になっていることなら、そういうことだ。君が僕を思って淋しい夜を過ごすなら、僕だって同じ。静香がしたくてもできないのだから僕は静香ともできない。一緒だ」
この部分、例の作品にも通じるところがあるんですよねえ。やっぱり青造は罪作りなのです。

人を愛することには責任が生じる。どこか聖書にも通じるような、愛の重さと厳しさが根底に流れている作品でした。
石河翠さま
ご感想ありがとうございます。
お作拝読済みで、とても気持ちよくのめり込んで読んだので、感想欄のことを伺い驚きました。
少しばかり覗いてきましたが。

ご存知の通り創作上では私の倫理観は破綻してますし、人間だもの、あるよね〜とか、浮気のうちに入るのかしら?なんて思っていたくらいです。
(そちらの感想欄に書くべきことです、ごめんなさい)

私のシリーズ他作、「戦時中」では、せめて神主様に初めてをというおじょうさんがたを、青造はうまくあしらってるのに、奈緒子には気持ちまで入ってしまったどうしようもない男です。
浮気でなくて両方本気と全くはた迷惑。

悲恋タグは外した方がいいかもしれません。
悲恋ってなんだろう?
両思いで障壁があって結ばれないけどずっと想ってることかなと漠然と考えてますが、失恋はあっても悲恋って、身の周りからどんどん減っている気がします。
その分ロマンチックも難しく。

後半、読み返して日本語下手くそだなとおもいました。それをおして読んでくださってありがとうございます。
信也と私は一歳差だと思うのですが、同級生にお母さんが看護師さんで鍵っ子の男の子がいて、片親でも明るくて。凄く大変だったと思いますが、シングルマザー、不可能ではなかったかと。

引用してくださった青造の言葉は、彼にとっては誠実みがあるのかもしれませんが、奈緒子の気休めになったのかどうか甚だ疑問です。
本当に、困った男です。困ったちゃんは信也のはずなのに、元凶はみんなコイツだ。

感想返信が作者としてでなく、自分から少し離れたところにある作品を語っているようで、どうかご容赦ください。
いつもながら舌足らずな作品を読み込み咀嚼、洞察いただき心から感謝申し上げます。

最愛の夫を病に奪われるほどの悲恋はないのかもしれないと思う日々です。
さいごまで添い遂げますから。
ありがとうございました。
[良い点]
完結おめでとうございます。
奈緒子は強くなりましたね。

流されるだけのようだった彼女が、自分で決断して、自分の足で立ち、母として音楽家として歩み始めた。

青造さんとの恋物語としては完結ですが、彼女の物語の始まりのように感じました。

面白かったです。
お疲れ様でした。
  • 投稿者: 遥彼方
  • 女性
  • 2020年 06月25日 19時03分
遥彼方さま
ご無沙汰してしまって申し訳ないです。
満足のいく形で完結できたので、よかったといえばよかったとは思います。

世の中はもっと厳しいのだろうけれど、彼女は稀な成功例、そういう生き方もできたと思いたいです。

甘えたくないとは言っても、誰もが人望と人脈で人生切り開いて行くのだと思いますし。
まだまだ甘いでしょうが、主人公は日々努力して研ぎ澄まされていくのかもしれません。

シリーズ内他作でレコードやピアノ教本を出してると書いてしまってますし。笑

遥さまには恋の難しさなど深く読み取って頂き、本当に励みになりました。
心から御礼申し上げます。

最後までご高覧いただき、ありがとうございました。
[一言]
完結おめでとうございます!
感動しました!
ハッピーエンドではないところが逆に良かったです!
人生割り切れることばかりではないですもんね。
でもどんな状況下でも、やりようはあるということを改めて感じさせていただきました!
間咲正樹さま
最後まで読んでくださってありがとうございます。
ああ、これはハッピーエンドではないんだと、改めて思いました。
そういえば、うまくいかなかった恋として書き始めたのでした。

守るものができて初めて、自分というものができあがってくる、といった感じでしょうか。
砂礫零さまにいただいたレビューが、そこのところをしっかり捉えてくださっていて、頭が下がります。

感動したとのお言葉、嬉しいです。脳内宝箱にしまいます。

いつもながら、応援ありがとうございました。
やっと完結させることができました。
[一言]
スッキリしない。けどそれがいいと思いました。
深い葛藤と業を背負ったまま、それを受け入れて生きていくのが彼女なんでしょうね。
大体のモノは自分の人生を培ってきており、特にそれを反映させて生きていく音楽家の道を選んだ奈緒子には、何かを割り切って生きることは難しいんだろうと。それが静香や青造との大きな違いと感じました。
人として云々とかなんてことは偉そうに言えませんし、好き嫌いは別れると思いますが……私は奈緒子のそんな生き方が嫌いじゃないです。
我儘で、孤独。

……なんか変なこと言ってたらごめんなさい。^^;
  • 投稿者: 砂臥 環
  • 2020年 06月25日 10時26分
砂臥 環さま

こんなところでなんですが、私はもちろんカープファンです。最近のことは全く知りませんが。

>我儘で孤独
そっくりそのまま信也に受け継がれてます。
ご指摘の通り。

葛藤と業を背負えるだけすごいなと平凡な私は思ってしまいます。
ピアノで黙らせるってお前、本気か、やめとけとか言いたくなる。

手に余る題材だったかもしれません。

ご感想ありがとうございました!
[良い点]
完結おめでとうございます!
オコチャマで恋愛経験も乏しい私には、初回からもう更新の度に目を白黒させながら、物語に引き込まれていました。
一行、一行が含蓄あり、重い。
恋愛と音楽という二大テーマは、私の最も好きなもので、そのどちらも深く兼ね備えた本作は、正に私の追求したい世界観であり、いつか私もこんな作品を書いてみたいと強く思わしめた憧れの作品でした。
書いて下さり、読ませて頂き、一読者、一創作者として本当に感動し、又、感謝しています。
素敵な作品をありがとうございました。
[一言]
>だって、信也の命を育む音楽が私の表現なのだから。
 それをまず聴いてもらおう。

 全ては、それからだ。


このラスト、本当に良かったです。
香月よう子さま
本作に心寄り添って読んでくださり、本当にありがとうございました。
私の恋愛も音楽性も大したものではありませんが、特にピアノを弾かれるかたに違和感なく読んでもらえたなら、十分成功だと思えます。
感謝の気持ちでいっぱいです。

恋愛観としては、褒められたものでも、幸せなものでもないと思います。
ただ突然、そんな恋に落ちることもあるという、コントロールのきかなさを、書いてみたかったのです。

ラストの部分、夫が闘病に入っても仕事を続けている自分と重なって、やっと言葉がでてきました。
子供を抱えた主人公と私、どちらも腹括って踏ん張るしかない。
愛しているから。

とは言っても今日は無理が重なってお休みいただきました。
ゆっくりさせてもらって、体調整えます。

たくさんのお褒めの言葉、ありがとうございました。
恥ずかしいですが、懸命に書くことができてよかったです。
書いたこと全てが、これからの自分を支えるとも思ってます。愛する人のために。

ご高覧、深謝申し上げます。
[一言]
うわあ、リアルゥ……。
でも子育てをしながら夢を追っている人は、大なり小なり似たような経験をしているのかもしれませんね。
間咲正樹さま
リアル感が出ていたら嬉しいです。
子供もてなかった女なんで、記述に自信が持てなくて。
奈緒子信也親子はこうだったはず、という変な思い込みだけはある作者です。

間空いてしまったのに読んでくださりありがとうございます。
[一言]
悲しいけど、赤ちゃんってこんな感じですよね。

ちなみに私は小さいころ、親としばらく会わないと『誰だこれ?』って感じで祖母に抱かれて泣いていたそうです。
黒鯛の刺身♪さま
よかったですー、実例ありですね!
自分が産んだ経験ないので心配だったんです、リアリティがあるのかどうか。

ありがとうございます。
長らく頓挫していたのに、読んでくださって感謝の気持ちでいっぱいです。
[一言]
>彼女の言動ひとつひとつに心の隅で引っ掛かりを感じる。

ありますよね、こういうのは絶対に…… (;'∀')
名前はそうやって決まったのですね。

ちなみに私も布でした (`・ω・´)ゞ
黒鯛の刺身♪さま
ご感想ありがとうございます!
さっさと完結させればいいのにと思いながら、書けてません。
作者としていつ信也と名付けたのかももう思い出せない。

情けない作者ですが、作中人物の心情きちんと、自分のできる限りを追っていきたいと思います。
亀裂を書くにはパワー充填必要で。

応援ありがとうございます。
[一言]
信ちゃん……(感涙)。
無事産まれてよかった……。
もちろん物語的に無事に産まれるのはわかってはいたのですが、やはり破水した瞬間は緊張してしまいますね。
間咲正樹さま
生まれちゃいました。
これでなんとか、シリーズ総倒れは免れました。笑
設定狂ったとこはちらほらありますが、それはご愛嬌ということで。
できればあと一話で完結させたいです。
ここまで本当にありがとうございました。

破水の経験がないので、臨場感も出せずお恥ずかしい限りです。
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