感想一覧

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[気になる点]
ちょっと本筋とはズレたとこになるんですが3章「チートで山賊退治」の例について。舞台設定から見直さないとマズい、って話ならちょっと問題が違う気が

「主人公が自身の能力がチートだと確信出来ない」ってところは単に山賊退治の前に能力検証の話入れれば良いだけでしょう。
神様に言われた能力を器物相手に使ったら本当だった、ギルドに類似能力がないか聞いたらあるわけないと笑われた、山賊にチートがあると仮定してもちょっとやる事の規模が小さ過ぎる、って感じの。
それでも弱点がない、類似能力がないという絶対性はないですけども、「絶対」というレベルまで検証に用いたら本気で主人公何も出来なくなります。

で、むしろその条件で考えなきゃいけないのはチートだけじゃどうにもならない倫理観と事後処置等の方じゃないかと。
いや「退治」って要は「殺害」じゃないですか。それも相手はまず一人や二人ではない。大勢を超剣術スキルでざっくりいったり念動力でぐちゃぐちゃにしてやったけど悪人だから気にならない現代日本人、ってナニそれめっちゃ怖い。で、自分で手を下すのは怖いからと全員気絶させて捕縛しても、地方権力に渡したら最終的には処刑でしょうし。
何にせよ苦悩の描写なくサラッといったら「己が関わった人の死に特に思うところのない酷薄な現代日本人」の出来上がりです。

あと皆捕縛と簡単に言いましたが、皆殺しにするにしてもただ強いだけではなく、それで山賊は全員だと確信出来る要素が必要ですよね?
加えてその山賊と取引していた別勢力はいないか、人から奪った金品はどこにあるのか聞き出さなきゃならない。その情報を持った奴を逃したり殺したりしてしまったら目も当てられません。つまり主人公は諜報と索敵と尋問に長けたスペシャリストの現代日本人、ってナニ(ry。
…いやまぁこっちは最悪まとめてチートで解決出来なくもないですけどね。「俺の能力は読心と洗脳と瞬間移動だぜ!」で。だから何だって話ですけど。

まぁただの視点の違いの問題かもしれませんけどね。
  • 投稿者: 顔石
  • 2022年 01月02日 11時27分
感想ありがとうございます。

まあその辺は正直なところ「個人的には許せるor許せない」って感覚の差ではあるのですが、とりあえず私の原理不明のチート能力のイメージって『仕組みがよくわからんビーム銃』なんですよね。
引き金引くだけでなんか凄いビーム出る。でも残弾がどれだけあるのか不明で、暴発のリスクなど一切不明。ただとりあえず引き金引くだけで素人でも猛獣を殺せるけど次の瞬間には爆発してもおかしくないって感じの。
どうしても『原理がわからないがやたら強力な武器』なんてものに依存した生き方をする人間が真っ当とは思えないのですよ。もちろんそれを使わなくあ死ぬしか無いって危機的状況ならバンバン使うしかないですけど、危機を脱した後もそれに頼りますかと言われると……うーんと筆が止まるのです。

そして、正常な日本人なら考えるべきは山賊の殺害(交戦)ではなくしかるべき治安維持組織に保護を求めること(一言で言えば逃げる)だと思います。
  • 寒天
  • 2022年 01月03日 00時41分
[良い点]
思考パターンからそのせいで途中で話がねじまがってひねたプロットになるところまで他人事とは思えず面白かったです。
[一言]
出した例の矛盾ネタで書かれたお話が気になるw

感想ありがとうございます。

結構核心つけたみたいでよかったです。
サンプルデータ私一人の非常に不安定な例でしたので……。

>出した例の矛盾ネタで書かれたお話が気になるw
気になって貰えたのならば何よりですが、まあ矛盾しているからネタにならなかったって話で……似たような舞台設定ってだけならこの小説家になろうのちょっと古い奴を漁ると出てくると思いますたぶん。
  • 寒天
  • 2021年 05月17日 00時53分
[一言]
これは読者の自分にも好きなエッセイですね。
  • 投稿者: 奈岐
  • 2021年 03月06日 16時33分
感想ありがとうございます。

そう言っていただけると嬉しく思います。
他にも幾つか書いているので、そちらもよければどうぞ。
  • 寒天
  • 2021年 03月07日 00時51分
[一言]
非常に納得ですね、そういった意味では素人が一人称で書くのは余り規模の大きい作品には向かないのかもしれないですね。一人称はしっかり設定資料集とか作ってから書く必要がありそうです。
  • 投稿者: honn
  • 2020年 12月14日 07時46分
感想ありがとうございます。

あんまりガッチガチに考えすぎるとそれはそれで手が止まってしまう問題も発生しますが、やはり我々素人ネット作家には第三者の目でチェックしてくれる人がいませんからね。
どうしても書いている内に偏ってくるというか歪むというか、そんなことになるので注意しなければならないでしょう。
  • 寒天
  • 2020年 12月14日 23時58分
[良い点]
おおなるほど。VRMMOチートのチートである理由がスカスカなことが多いのってまさに2と3の複合ですね。そもそもMMOとチートが相性悪くて破綻しやすいジャンルだとしても限度があると思ってたので、そもそも作者にそういう視点(運営目線や他のプレイヤー目線)が欠けているというのに納得しました。
でも主人公が美少女で百合してれば書籍化出来て漫画化出来て果てはアニメ化まで出来るのなんででしょうね…
感想ありがとうございます。

>VRMMOチートのチートである理由
あー、よくありますねそれは。不遇職だけどちょっとした工夫で~系だと『不遇職を不遇職と断定するまで検証しまくった廃人さん達舐めてんの?』とか、数万人いるプレイヤーの中で主人公だけが発見~系だと『そんな奇行に走らなきゃ入手できない隠し要素とか運営は何考えて作ったの?』とか、その結果主人公だけが無敵状態になったのなら『運営仕事しろ、主人公の引き立て役にしかなれない他のプレイヤー苦情出すなり引退するなりしろよ』とか、そういうやつですな。

>美少女で百合してれば
それは……あれですよ。客層の違いというかニーズの違いというか……。
一流レストランで出したら苦情殺到でも、綺麗なお姉ちゃんと酒飲むついでに出てくるってだけなら合格の料理って感じじゃないですかね……。
逆に、その場合は綺麗なお姉ちゃんに問題があると苦情殺到確実なので、単に舞台設定とかゲームの詳細とかでは無い場所に力を入れている作品ということでしょうきっと。
どんな作品のこと言っているのかわからないのでメッチャ適当なこと言ってますが……。
  • 寒天
  • 2020年 11月24日 19時46分
[良い点]
おお、むかしロードス島だったかクリスタニアだったかの作中で主人公のモノローグに違和感を感じたときのことを思い出しました
まさにこれ、その世界で生まれ育った主人公が持っているはずがない価値観、視点で主人公が語ってましたっけ
僕は読み専で書いたこととかないですが、実に参考になります
  • 投稿者: ハイフン
  • 2020年 02月28日 21時44分
感想ありがとうございます。

主人公の価値観と作者の価値観は別物なんですよね。
主人公の価値観を考えているのは作者ですけど、それは作者の抱いている思想とイコールということは(自分を主人公とする自伝以外では)まずないので、そこがごっちゃになるのは小説読み慣れている人には違和感バリバリですからね。
もしいつか書き手に回ろうと思う日が来ましたら、是非頭の片隅に置いていただければと思います。
  • 寒天
  • 2020年 02月29日 00時41分
[一言]
心が痛いっ!

感想でキャラがブレブレと言われた事が有るので。
  • 投稿者: 柴犬
  • 2020年 02月16日 22時11分
感想ありがとうございます。

キャラがブレブレ……一番心に突き刺さりますよね。
キャラがブレてしまう理由も幾つかあるわけですが、原因を追及し、もうそんなことにならないよう考えてきたい物です。

いや本当に、もしその原因が「話の都合上このキャラに動いて貰わないと困る。このキャラに動く理由無いけど」みたいな作者的な都合全開の物だったときの恥ずかしさに勝る物は無いですからね。
  • 寒天
  • 2020年 02月16日 23時30分
[良い点]
拝啓
年の瀬も間近になって参りましたが、ご健勝のこととお喜び申し上げます。
この度、伺いたい旨があり筆を取らせて頂きました。お付き合い下されば幸いです。

さて、まずは今回のエッセイについて書かせて頂きます。
1. 単純に把握しきれないパターン
これはヒューマンエラーとしか言えないので、対策は立てられるとは思いますが、根絶は難しいかと。

2. 結果重視しすぎて過程をおろそかにするパターン
書かれている通り、結果ありきで話が進むと違和が出てきますね。究極的には小説とは過程を紡ぐものだと思うので、キャラの肉付け、物語の厚みのためにはある程度は必要ですかね。あんまり多いと設定資料になっちゃいますが。

3. 作者の視点とキャラの視点が混ざっているパターン
これに関しては設定の作り込みが足りないと、「このキャラ作者の自己投影だろ」って思いますかね。まあ、作品の熱量だったり、テーマ、書く理由次第でキャラの肉付けになったりはしますが。

感想としては全面的に同意ですね。
[気になる点]
「奴隷ってのは虐待されるもんなんだよ! 理由なんていらねぇんだ!」なんて思ったことは無いですが、
個人的に、主人公は苦労してなんぼだと思っています。
だとか、
それがここの主人公であります。私が思う主人公補正とは、道を歩けば強敵に遭遇する運命力である。
など、主人公に対してとてつもなくスパルタな作者様なら知ってます。
ついでに前エッセイにもありましたが、作者様より作品に詳しい読者とは一体誰なんだろう?

長々と書きましたが、寒い日が続いてますのでお体ご自愛の上、執筆活動頂ければと思います。
敬具
[一言]
追記
>リリスさんの体型が人物設定では
体型:引っ込むべきところも出るべきところも引っ込んでいる
となっているが、第81話シュバルツ一家において、
ついでに、胸元が記憶の中のリリスさんとは比較にならない戦力の増強が為されている。メイの奴とは豪い違いだ。
>そこに気がついてくださるとは……本当に読み込んでくれているのですね。誰も気が付かないまま仕込みが終わるのかとちょっと落ち込んでいましたよ。
まあ、その答えはそんな大げさなものではありません。ただ単に、メイには無くリリスにはある物、技術力の差なんですよ。
具体的に言うと、着脱可能胸部装甲の開発に成功したといいましょうか、目に見えるものが真実ではないということです。
錬金術液ではありませんが、脱いで見ない限り真実を隠し通す魔の発明がこの世界にも誕生したのです……。

リリス胸はパット入りだと?
  • 投稿者: ハイジャ
  • 30歳~39歳 男性
  • 2019年 12月31日 23時56分
感想ありがとうございます。

>作者様より作品に詳しい読者とは一体誰なんだろう?
特定の個人というわけではなく、読み手(ファン)の中には作者でも気にしないようなところも把握している人がいるという一般論なのですが……まあ、あえて言うならば、特に編集して公開したわけでも無い年表を作って作中の時間軸を把握しているような方でしょうな。

>リリス胸はパット入りだと?
まさにそれですねー話題にあげたのは。二年以上前の感想返信すらしっかりと覚えていらっしゃるとは……流石です。
  • 寒天
  • 2020年 01月01日 01時04分
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