感想一覧
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誇り高き虎猫の印象が鮮烈に頭に残りました。
少年が虎猫に終始敬意を持って接しているのがとてもよかったです。
そんな虎猫が作業員に媚びるような行動をしていた、その時の虎猫の気持ちを思うとせつないですね。
でも、ラストの虎猫が少年に残したものには虎猫らしい矜持があり、とても好きです(*´ω`*)
ノマズさん、ありがとうございました。
誇り高き虎猫の印象が鮮烈に頭に残りました。
少年が虎猫に終始敬意を持って接しているのがとてもよかったです。
そんな虎猫が作業員に媚びるような行動をしていた、その時の虎猫の気持ちを思うとせつないですね。
でも、ラストの虎猫が少年に残したものには虎猫らしい矜持があり、とても好きです(*´ω`*)
ノマズさん、ありがとうございました。
[良い点]
企画から参りました。
この虎猫。
野良としての誇りを失わず生きる姿は立派なものですね。
またその姿を温かい目で見守る主人公にも、何事にも安易に迎合しないしっかりとした意思を感じました。
虎猫は赤松の木とともに消え去りましたが、きっとどこかで力強く、元気に暮らしていることだと思います。
企画から参りました。
この虎猫。
野良としての誇りを失わず生きる姿は立派なものですね。
またその姿を温かい目で見守る主人公にも、何事にも安易に迎合しないしっかりとした意思を感じました。
虎猫は赤松の木とともに消え去りましたが、きっとどこかで力強く、元気に暮らしていることだと思います。
[良い点]
クレーンの操縦士さんに甘えてみせたのは、攻撃が逆効果になるって知ってたんでしょうね。かしこい。
クレーンの操縦士さんに甘えてみせたのは、攻撃が逆効果になるって知ってたんでしょうね。かしこい。
[良い点]
これぞ純文学、という感じがしました。
私が読みたかったのはこういう小説です。
会話文、かぎかっこがないことが特徴的だなと思いました。
あくまで主人公の目から見たものが語られている形式。
ラストの締めくくりも良かったです。
読ませていただき、ありがとうございました。
これぞ純文学、という感じがしました。
私が読みたかったのはこういう小説です。
会話文、かぎかっこがないことが特徴的だなと思いました。
あくまで主人公の目から見たものが語られている形式。
ラストの締めくくりも良かったです。
読ませていただき、ありがとうございました。
[良い点]
『純文学ってなんだ? 企画』 から参りました。
気高く誰にも媚びることなく生きている猫であっても、赤松は住みか以上の大切な物だったのでしょうね。
松ぼっくりを置いていくところに、この猫が決して薄情ではなかったことが分かります。
主人公にはいつまでもその姿は心に残るのでしょうね。
『純文学ってなんだ? 企画』 から参りました。
気高く誰にも媚びることなく生きている猫であっても、赤松は住みか以上の大切な物だったのでしょうね。
松ぼっくりを置いていくところに、この猫が決して薄情ではなかったことが分かります。
主人公にはいつまでもその姿は心に残るのでしょうね。
[一言]
猫ちゃんにもいろいろありますよね。
落ち着いた語り口に引き込まれました。
ありがとうございます!
猫ちゃんにもいろいろありますよね。
落ち着いた語り口に引き込まれました。
ありがとうございます!
- 投稿者: 退会済み
- 2023年 07月03日 17時40分
管理
感想、ありがとうございます。
飼い猫を見て、野良猫を見て、一体何が猫の幸せなのか、わかない今日この頃です。もしかすると、そんなことを考えているのが人間の傲慢かもしれないのですが(;'∀')
文体についてもお褒め頂き、嬉しいかぎりです。
重ね重ね、ありがとうございます。
飼い猫を見て、野良猫を見て、一体何が猫の幸せなのか、わかない今日この頃です。もしかすると、そんなことを考えているのが人間の傲慢かもしれないのですが(;'∀')
文体についてもお褒め頂き、嬉しいかぎりです。
重ね重ね、ありがとうございます。
- ノマズ
- 2023年 07月07日 00時22分
[一言]
石河翠さまの活動報告から伺いました。
淡々と語られる内容にどんどん引き込まれてしまいました。全体的にはセピアのような雰囲気が漂っているような気がします。でも、誇り高き虎猫が起こした行動が主人公の中で色鮮やかに動き出して、鮮明に刻まれている。そんな風に感じました。
一人の人の記憶として残っている分、虎猫のその後や松ぼっくりの送り主がはっきりしないと言うことも良いな、と思いました。
読ませて頂きありがとうございました。
石河翠さまの活動報告から伺いました。
淡々と語られる内容にどんどん引き込まれてしまいました。全体的にはセピアのような雰囲気が漂っているような気がします。でも、誇り高き虎猫が起こした行動が主人公の中で色鮮やかに動き出して、鮮明に刻まれている。そんな風に感じました。
一人の人の記憶として残っている分、虎猫のその後や松ぼっくりの送り主がはっきりしないと言うことも良いな、と思いました。
読ませて頂きありがとうございました。
赤松と猫、読んでいただきありがとうございます。
童話は結構、動物に話させるものが多く、読みやすいかなとは思ったのですが、どうしてもこの話が書きたくて、現実路線で行きました。夢の中でこの物語が展開して、それを書き起こした話です。ただフィクションかといえば、実は、この赤松も猫も、私の故郷にありました。(そして今は、赤松は伐採されて駐車場になっています)
感想ありがとうございました。そして、楽しんで貰えたようで、ほっとしております。
童話は結構、動物に話させるものが多く、読みやすいかなとは思ったのですが、どうしてもこの話が書きたくて、現実路線で行きました。夢の中でこの物語が展開して、それを書き起こした話です。ただフィクションかといえば、実は、この赤松も猫も、私の故郷にありました。(そして今は、赤松は伐採されて駐車場になっています)
感想ありがとうございました。そして、楽しんで貰えたようで、ほっとしております。
- ノマズ
- 2020年 01月31日 12時01分
[一言]
人間というのは、自分に懐く動物には優しいものですが、人間に媚びない動物にはなかなか厳しいものですよね。自身の矜持を重んじる虎猫には、なかなか生きにくい世の中であったと思います。
そんな虎猫が、媚びを売った、あるいは頭を下げたという事実が、とても衝撃的でした。虎猫にとっての赤松は、ただの寝床以上の大切なものだったに違いありません。赤松を守ることはできませんでしたが、虎猫に少年である「私」の心は伝わったのでしょう。それこそある種の同志めいた気持ちもあったのかも。だからこそ、恐らくは赤松の松ぼっくりを残して虎猫は去ったのだろうなあと感じました。
どこか遠くへ旅立ってしまった虎猫が安住の地を見つけていることを願います。そしてそこには、赤松のように古くから大切にされている樹木があると良いなあと思うのです。
人間というのは、自分に懐く動物には優しいものですが、人間に媚びない動物にはなかなか厳しいものですよね。自身の矜持を重んじる虎猫には、なかなか生きにくい世の中であったと思います。
そんな虎猫が、媚びを売った、あるいは頭を下げたという事実が、とても衝撃的でした。虎猫にとっての赤松は、ただの寝床以上の大切なものだったに違いありません。赤松を守ることはできませんでしたが、虎猫に少年である「私」の心は伝わったのでしょう。それこそある種の同志めいた気持ちもあったのかも。だからこそ、恐らくは赤松の松ぼっくりを残して虎猫は去ったのだろうなあと感じました。
どこか遠くへ旅立ってしまった虎猫が安住の地を見つけていることを願います。そしてそこには、赤松のように古くから大切にされている樹木があると良いなあと思うのです。
- 投稿者: 石河 翠@「運命の番を嫌う訳あり娘は拒めない」配信中
- 2019年 12月22日 11時16分
感想ありがとうございます!
とても的確な読みをしていただいたようで、私自身も、気づかされることが多くありました。重ね重ね、ありがとうございます。そしてまた、この物語を深く読んで下さり、嬉しく思います。
贈り物の松ぼっくり。それはきっと、少年の心の中で育っていくのだと思います。自然が失われ、精霊に対する信仰が消えていき、金銭的な裕福さと合理性が崇められつつあるこの時代。しかし果たして、虎猫のような生き方は不幸せなのだろうか、ということを、私も作品を読み返しながら考えています。
大抵どの町にも、邪魔なところに伐られもせずにたっている木があります。そういう木の下には、もしかしたら、その町の「虎猫」がいるかもしれません。
ご精読いただき、ありがとうございました。
とても的確な読みをしていただいたようで、私自身も、気づかされることが多くありました。重ね重ね、ありがとうございます。そしてまた、この物語を深く読んで下さり、嬉しく思います。
贈り物の松ぼっくり。それはきっと、少年の心の中で育っていくのだと思います。自然が失われ、精霊に対する信仰が消えていき、金銭的な裕福さと合理性が崇められつつあるこの時代。しかし果たして、虎猫のような生き方は不幸せなのだろうか、ということを、私も作品を読み返しながら考えています。
大抵どの町にも、邪魔なところに伐られもせずにたっている木があります。そういう木の下には、もしかしたら、その町の「虎猫」がいるかもしれません。
ご精読いただき、ありがとうございました。
- ノマズ
- 2019年 12月23日 09時25分
[一言]
この虎猫のような猫、いますよね。
彼らには、彼らなりの矜持や考えがあるのだろうなあと勝手に想像しております。
そんな虎猫が、赤松のために起こした行動。
その様子がありありと想像できて、なんだか胸が苦しくなりました。
プライドを捨ててまで守りたかったなにかが、彼にはあったのですね。
それがなにであったのか、敢えて明らかにしないあたりが、この物語の渋さです。カッコいいです。
住み処を失った虎猫は、どこへ行ったのでしょう。
新たな拠点を見つけてくれていることを祈ります。
昔からあった場所、記憶している景色が失われ、駐車場になったり住宅地になったりすることが多くなりました。
そこを根城にしていた何かが、ひょっとしたらいたのかもしれない。
そんなことを思わせてくれる、趣深い素敵な物語でした。
この虎猫のような猫、いますよね。
彼らには、彼らなりの矜持や考えがあるのだろうなあと勝手に想像しております。
そんな虎猫が、赤松のために起こした行動。
その様子がありありと想像できて、なんだか胸が苦しくなりました。
プライドを捨ててまで守りたかったなにかが、彼にはあったのですね。
それがなにであったのか、敢えて明らかにしないあたりが、この物語の渋さです。カッコいいです。
住み処を失った虎猫は、どこへ行ったのでしょう。
新たな拠点を見つけてくれていることを祈ります。
昔からあった場所、記憶している景色が失われ、駐車場になったり住宅地になったりすることが多くなりました。
そこを根城にしていた何かが、ひょっとしたらいたのかもしれない。
そんなことを思わせてくれる、趣深い素敵な物語でした。
感想ありがとうございます。
小さい頃、ナナフシを助けたことがありました。そうすると翌年、その頃私はマンションの三階に住んでいたのですが、どういうわけか、夏の間、8匹ものナナフシが、我が家のベランダに訪問してきたことがありました。どういうわけでそうなったのか、人間の私にはわかりませんが、もしかすると、ナナフシにはナナフシなりの筋の通し方、考え方があったのかもしれません。
赤松を失った虎猫ですが、でも、きっと大丈夫です。虎猫は力強く生きていったに違いありません。そしてひょっこり現われたときには、「お、生きてるじゃないか」という感じで、笑ってやって下さい。
心で読んで貰えたこと、とても感謝しています。
ご精読、ありがとうございました。
小さい頃、ナナフシを助けたことがありました。そうすると翌年、その頃私はマンションの三階に住んでいたのですが、どういうわけか、夏の間、8匹ものナナフシが、我が家のベランダに訪問してきたことがありました。どういうわけでそうなったのか、人間の私にはわかりませんが、もしかすると、ナナフシにはナナフシなりの筋の通し方、考え方があったのかもしれません。
赤松を失った虎猫ですが、でも、きっと大丈夫です。虎猫は力強く生きていったに違いありません。そしてひょっこり現われたときには、「お、生きてるじゃないか」という感じで、笑ってやって下さい。
心で読んで貰えたこと、とても感謝しています。
ご精読、ありがとうございました。
- ノマズ
- 2019年 12月23日 10時00分
[一言]
どっしりとした人生(猫生?)を感じました。
童話というとふわふわした作品が多いですが、こういうしっとり重みのある作品も良いですね。
どっしりとした人生(猫生?)を感じました。
童話というとふわふわした作品が多いですが、こういうしっとり重みのある作品も良いですね。
コメントありがとうございます。
童話は子供向けではあるけれど、子供だましではいけないと思って、執筆しました。魔法や妖精は出てこないので、「ふわふわした作品」と比べれば読みにくさもあったかと思いますが、最後まで読んでいただき、感謝です。ディズニーの再話より、アラビアンナイトの方が好きという、そういう趣向もちょっと影響しているかも知れません。
ご精読、ありがとうございました。
童話は子供向けではあるけれど、子供だましではいけないと思って、執筆しました。魔法や妖精は出てこないので、「ふわふわした作品」と比べれば読みにくさもあったかと思いますが、最後まで読んでいただき、感謝です。ディズニーの再話より、アラビアンナイトの方が好きという、そういう趣向もちょっと影響しているかも知れません。
ご精読、ありがとうございました。
- ノマズ
- 2019年 12月23日 10時07分
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