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[良い点]
赤ん坊の細部に至る描写に感情の乗った具合が見事としか言えず何度か読みなおしました。
母性は赤ん坊が生まれたと同時に母親に宿るものではなく、産まれた後の日々の様々な感情の交差と積み重ねが生み出すものであるのかなあと感じました。
 無防備で自己主張の激しい赤ん坊、可愛い一方、どうして泣いているのか、機嫌が悪いのか、解らないと途方に暮れてしまいます。我が子がお腹の中にいる時から、我が身に宿る別の生命体に愛情を感じてきていますが、実際外に出てくればびっくりすることばかりです。だってお腹の中にいれば、泣かないし、授乳や下の世話もありません。
 ある小児科医が言っていましたが、例え保育ケースに入っていても赤ん坊に可愛いと言ってやれば、本当に可愛らしくなってくるのだそうです。
 そうして親と子が結び付いていくんだなあと、経験を交えて思っています。
 誰でもふにゃふにゃの赤ん坊だったんですが、すっかり拗ねた大人になりました。親には孝行しなくっちゃと思いつつ、いつも不孝ばかりです。
 拙作をお読みくださり、感想をお寄せくださいまして、有難うございます。
[良い点]
拝読しました。

母親は、父親と違い自らの腹を痛めることもあって、生むと同時に母性が芽生えるものと思っていたのですが、違っていたのですね。目からうろこです。

結局、父も母も、子どもがそう思わせてくれて初めてなれるもの――ということなのでありましょうね。
  • 投稿者: 鈴木りん
  • 男性
  • 2020年 01月04日 22時19分
長い妊娠期間と重量から、象は出産直後に我が子を踏み潰そうとする話があったくらいですから、何事も程度問題です。
胎動で母は我が子の生を感じ取り、愛情を育みます。でも動きが激しくて安眠妨害されたり、腹の中で暴れているのかと、疲労したりします。
生まれてからも悲喜こもごも。きょうだいがいると、そこで親との相性の良い悪いが出てきます。
ウンコ垂れでも鼻っ垂れでも、面倒を見ていて、お母さんと甘えて頼りにされると、満足しちゃうんですね、単純なの。
拙作をお読みくださり、感想をお寄せくださいまして、有難うございます。
[一言]
笑いが報酬となって、日々の労苦が帳消しになる。
日々の労働では、そういうのがないんですよね。
 労いの言葉を掛け合うだけでも気分が違ってくるのですが、「それでお給料もらっているんでしょう」とガゴンと言ってくれる人がいるので、あなたそれを自分の旦那にも言ってるの? って文句付けたくなるのを堪えた経験があります。
 母親に限らず、当たり前なんだから、我慢が足りない、頑張ってと言われて、追い詰められる、くたびれる、世の中ギスギスして余裕がなくなっていると感じます。
 拙作をお読みくださり、感想をお寄せくださいまして、有難うございます。
[一言]
お前もこうしてきたのだよと以前言われたことを思い出しました。だから仕方ないとか寛容になれとかそんな意味にしかとってませんでしたが、あ育児じゃないけどお子様が仕方ない場面はけっこうありまして、だけでもなかったのかもと読んで思いました。お前にはそれだけの価値があったのだ(恐縮です資質としてはという意味で主観でありその結果は兎も角)こんな労苦をも厭わぬ気持があるのだズバっというと愛情、うっキモい!と思う時期を越えてみるとやはりありがたい。真っ白な赤子が頂くものは愛情、それが一番というかそうでなくてはその後が困難すぎる気がします。双子は単純計算で二倍、でもないところ面白かったです。男親目線の可愛いと敬意を取りあげられているのが上手い、あまねく世の親御さん方お疲れ様です。
  • 投稿者: misen
  • 2020年 01月04日 15時13分
 沐浴後や新しいおむつをあてた途端に粗相をしてくれたり、げっぷとともにお乳を吐き出したり、泣きたくなることもありますが、可愛げや知恵付きが出てくるのを毎日見せられていると、それなりに愛情が湧き、責任を感じてきます。お母さん側も初めてのお産だと、初心者もいいところで、赤ちゃんに泣かれると、さっきおむつ見たじゃない、お乳が足りなかったのと、びっくりし、「赤ん坊は泣くのが仕事」と周りから言われちゃいます。
 双子だと、一度に泣かれたらどうしたらいいのか、だからといって時間差で泣かれても、お母さんは休む暇無しで、参っちゃうでしょう。お父さんはお父さんなりに妻も娘たちも大事な家族と、外で働きつつも共に育児をしようとしています。
 誰もが赤ちゃんとして世の中に出てきて、実の親でなくても誰かに育てられて大きくなります。
 可愛かった赤ちゃんの成れの果て、ああ……。
 拙作をお読みくださり、感想をお寄せくださいまして、有難うございます。
[良い点]
生まれたての赤ん坊のようすが事細かに書かれていて、想像しやすかったです。
けれど、疲労とともに母親につのるもの。もしやこれは悲しい物語になってしまうのか。
そう危惧したタイミングでの笑顔ですよ。
医学的には笑ったわけではない、などと聞きますが。そんなことはどうでもいい。受け取る側が笑顔だと思い、気持ちを和らげることができるならそれは笑顔なのです。

あたたかな家族の姿を実際に見たような、やさしい気持ちになれました。
 赤ちゃんは快・不快くらいしか無くて、泣くのが仕事とは言いますが、結構周りを見ているんじゃないか、解っているんじゃないかと、感じる瞬間があります。ふにゃふにゃしていても、それこそ赤ん坊によって、性質が違っています。
 お乳を飲み終わって、吸い付いていた口が緩んで、にまっと笑ったように広がった形が笑ったみたいで、腹一杯になったのかなあと思いました。
 お母さんは頭で解っていても、大人の仕事の段取りのようには乳幼児の行動は合理的に進まないので、疲れちゃいます。
 たとえ、げっぷとともにお乳を吐いて、服がびしょびしょになろうとも、ゆるいウンチでおむつの外まで洩れようとも、何故か赤ちゃんは可愛いのです。
 拙作をお読みくださり、感想をお寄せくださいまして、有難うございます。
[一言]
赤ちゃんを見る苦労というものが伝わってきました。これに夜泣きが追い打ちをかけることを考えると、もうやってられなくなる気持ちもわからなくはないです。
ですが、そこは自分たちの子。そうするわけにはいかないと歯止めをかけるのが人間の人間たるゆえんですかね。

  • 投稿者: 退会済み
  • 2020年 01月04日 09時57分
管理
 ほかの哺乳動物のように、赤ちゃんと食っちゃ寝できればいいのですが、今の生活様式ではそうもいきません。まめにおむつを見ては取り替えて、時間ごとに授乳に沐浴。ある程度昼夜の区別が付くようになれば楽になりますが、夜泣きや寝小便は何年か続きます。
 赤ちゃんと一緒に泣くお母さんだっています。でも一緒に泣くのは世話をしているからこそ。育児放棄なら泣かせるままにしています。
 拙作をお読みくださり、感想だけでなく、レビューまでお寄せくださいまして、誠に有難うございます。
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