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[良い点]
・漢字への変換が適当なため、文面がすっきりしていて読みやすいです。
・ハッピーエンドである点。まぁ、好みの問題ですが(笑
[気になる点]
・第1話のサブタイ、「再開」→「再会」に。
・数字は基本、漢数字で統一することをお勧めします。また、算用数字を使うのであれば、半角か全角、どちらかに統一されてみては。まぁ、見た目の問題なんですが……。
・第2話より。「ノートを勝手に移したり」→「~写したり」に。
・「うきうきとしている」→「うきうきしている」の方が自然です。
・「あがり症で男の子はまともに話すことができない」→「男の子とは~」に。
・第3話より。「きっと香川に再開したからだ」→「~再会したからだ」に。
・「携帯がメールの着信を知らせた。携帯を開くと知らないアドレス。」という箇所ですが、「携帯」という語が連続しますので、たとえば「メールの着信音が聞こえてきた。携帯を開いてみると、知らないアドレスが表示されている。」あるいは「携帯がメールの着信を知らせた。画面を開いてみると、知らないアドレスが表示されている。」のように、違う言い回しになるよう工夫してみてください。基本的に、近接した文章で同じ語を使うのはタブーです。
・「勘違いしてるのはちょっと問題だけど、それを知っててメールしてきたってことは向こうもそれなりに気があるってことだし」という台詞ですが、「それを知ってて」とは何を指しているのでしょうか。順子が勝手に気を回したということを知らないから「誤解している」状態なのでは?
・第5話より。「メールを呼んで」→「~読んで」に。
・「胸にツキンと小さな痛みが走ったが、私はやっぱり気付かなかった。」という一文。一人称形式をとる地の文にありがちなミスです。「小さな痛みが走った」と言っているのは本人なのに「私は気付かなかった」はおかしいですよね。三人称ならなんの問題もないんですが……ここは修正必須です。「~痛みが走ったが、私はそれがなんのせいなのか、やっぱりわからなかった。」等。
・「先週の日曜って……私たちと合コンした日じゃない!」という台詞がありますが、これをもっと活かすためにも、第1話の冒頭部に合コン開催日がいつだったのかを付け足してみてはどうでしょう。たとえば「十二月に入って二回目の日曜日。」とか。(別に二回目である必要はありません。要はリアリティの演出ですね)
・座を外していた子が戻ってきた時、何の話をしていたのか聞かれたのに「なんでもないよ」では、悪口でも言われていたのかと逆に気になってしまうんじゃないでしょうか。花音が不器用な性格であることはわかりますので、このヘタな誤魔化し方自体はいいと思うんですが、そのあとで一言付け加えておいてもいいかもしれませんね。「感じが悪かったかな、と私は内心、さらに焦った。でもこれ以上、うまい台詞は出てこなかったのだ。奈良さんは特に気にした様子もなく――少なくとも私にはそう見えた――首をかしげ(以下略)」とか。
・「私の伸ばした手はむなしく順子さんを呼びとめることはできなかった。」←この場合「むなしく」はなくてもいいかと。もし入れるのなら「私の伸ばした手はむなしく空をつかんだ。結局、順子さんを呼びとめることはできなかった。」ぐらいに。
・「胸がドキドキとして」→「~ドキドキして」に。
・「ぎゅっと眉間にしわを寄せる」「ぎゅっと眉根を寄せて」と、似たような言い回しが連続します。もう少し表現を工夫してみてください。「首をかしげる」も同様ですね。
・第6話より。「体をびっくっと震わせて」→「~びくっと」に。
・第七話より。「暖房の聞いた」→「暖房の効いた」に。
・「そうしてその時、香川を好きだって実感したの。だけど、そう簡単に素直には慣れなくて」←まず、「慣れなくて」は「なれなくて」に。それから、ちょっとこの文、あっさり出しすぎです。確かに無意識の自覚はあったという描写が出てきてはいますが、その前に「うんざりして」等の表現もありますし、うーん……もうちょっと引っ張るか、せめて唐突感をなくすためにも多少の演出を。「そうしてその時、私は気づいてしまった。好きなんだって。そう、私はずっと、中学の時からずっと、香川のことが好きだったんだって。」とか。
・「誕生日のこと教えてくれた礼に」「おい、香川君、彼女はどうしたんだ?」という台詞を見て思いましたが、悠がある程度ボーイッシュな少女であるなら、もう少しそういう描写が欲しいです。
・「そのショッピングモールのは」→「そのショッピングモールには」に。
・「奈良とは分れた」という台詞ですが、二重の意味を持たせるにしても「わかれた」ぐらいの方がいいですね。
・「胸がほかほかとする」→「胸がほかほかする」に。
[一言]
ご依頼をお受けしましたnakonokoです。遅くなって申し訳ありません。拝読させていただきました。

まずは内容について。
さわやかで甘酸っぱい、楽しいお話でした。文章にもこなれ感があるので読み進めやすかったです。
ただ、きびしい言い方をすると、あまりにセオリーどおりの展開で、ラストも読めてしまいます。王道ではあるんですが、起こす事件にもう一ひねり欲しかった気もします。
また、他の方も書かれていましたが、マネージャーの女の子がライバル役(というより、ただ貧乏くじを引かされた気の毒な彼女でしたが)として存在感不足でしたので、もう少しインパクトを出す意味でも、たとえばかなり強引なタイプにしてみるとか手を加えるといいかもしれません。ヒロインとは対照的なライバルとしても、その方が引き立つかと。
同じように、山口君の扱いもちょっとハンパですね。ヒロインをそれなりに好きだったのかそれとも気に入っていた程度だったのか、そこも曖昧です。ラストでは香川をまるで応援するみたいな描写まで出てきていますし、もしもある程度真剣にヒロインを好きだったのなら、香川と対峙するぐらいの場面があってもいいのでは。いい人過ぎてどういう立ち位置のキャラだったのかまでぼやけてしまっていますので。
あと、悠以外の女の子についての外見的特徴がほとんどなかったので(ヒロインすら)もう少し書き足してみてください。

文章について。
地の文がややぎこちないですね。女子高生の一人称なのだから、ある程度開き直って、もう少しくだけた文体で書かれてもいいかもしれません。これだとちょっとポエムチックというか乙女チックというか、どうも若干不自然な気がしますので。
(不自然に感じる理由としては、たとえば「思っていることの半分も言えない私が喧嘩をしたの」という文と、「なぜ嫌われているのかは分からなかったが」という文が混在している点が大きいんですね。口調が一致しないため、違和感が生じてしまっています。十代の女の子の語り口調でいくのなら、全編、できる限りその調子で統一してください)
ところどころ行を空けすぎかな、と感じる箇所もありましたが、基本的な文章力が高いため(というよりは常識的な文章であるため)、いわゆるケータイ小説風な空虚感はそれほどなかったと思います。
……まぁ、個人的な意見を言えば、それでも空行はあまり入れない方がいいかなとも思いますが。

香川視点でのサイドストーリーも読ませていただきました。お話としてはとても面白かったです。
ただ、女性主人公と男性主人公とでそれぞれ別々に一人称で語らせるというのは、ある意味での禁じ手です。私自身やったことがありますが、一言で言って書き手の自己満足が出やすいやり方なんですね。三人称で心理を描くよりもラクな上に(全部吐露してしまえばいいわけだから)、ヘンにノった文章になりやすいため、上達を目指すのであればとるべきではない方法だと思います。はい、自戒も込めております。

繰り返しになりますが、お話そのものはとても楽しめました。作者様はもともと地力の高い方と思われますので、今後はより高い年齢層の読者にもアピールできる作品を書かれてみては。
それでは、以上です。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2011年 02月12日 23時06分
管理
遅くなりましたが、文章の方、誤字の訂正と、
アドバイスをもとに、私なりに少し書きくわえてみました。
感想ありがとうございます!

誤字が多いことに、ビックリしました・・・訂正させていただきます!
一人称・三人称の書き方について、いまいちわかっていなかったので、とても勉強になりました。
[一言]
読ませていただきました。

とてもかわいらしいお話で、読みやすかったです。

「大嫌いって、実は、嫌いよりも好きって気持ちに近いのかも」
なるほどな~って思いました。
他の方も書かれていますが、印象に残った言葉でした。
  • 投稿者: 水瀬さら
  • 女性
  • 2010年 12月24日 23時53分
読んで頂きありがとうございます。
読みやすいと言っていただき嬉しいです。
[一言]
Lorexです、こんにちわ。
執筆に手が空いたので読みに来ました。…というより全部読んできました。
久しぶりにこういう感じの淡い文章を読みました。表現がすごく理解しやすくてとっても読みやすかったです。

《大嫌いって、実は、嫌いよりも好きって気持ちに近いのかも。》
最後の方のこの言葉、読み通していいまとめとなる一文だなと思いました。胸に残る印象的な文です。

以上、僕なりに感想を書いてみました。これからも執筆の方、頑張ってください!
  • 投稿者: だれこれ
  • 15歳~17歳 男性
  • 2010年 12月22日 23時56分
読んで頂きありがとうございます!
読みやすいと言って頂けて嬉しいです。
最後のまとめはどうしようか迷ったのですが、大嫌いなものを好きと気づいた主人公にはこの言葉がぴったりかなと思い、こうまとめました。
これからも、印象に残るような作品を作りたいと思います!
また、他の作品も読んで頂けると嬉しいです。
[良い点]
文章に勢いがあって、読みやすかったです。
主人公の「乗り遅れてる感じ」も理解しやすい。
[気になる点]
「奈良さん」の扱いが、少し気の毒でした。主人公の勘違いとか、彼女が一方的に香川君に付き纏っている形でも良かった気がします。
[一言]
ああ、こう来るんだろうなと思いながら、それを確認したくて読み続けてしまいました。
イマドキ高校生の賑やかなやりとりも、マルです。
楽しかったです。
  • 投稿者: 蒲公英
  • 2010年 12月18日 11時23分
感想、ありがとうございます!
楽しんで読んで頂けてうれしいです。
奈良さんについては、確かに「一方的に付きまとってた」と言う方が話がスマートですね! 参考になりました。
[一言]
主人公が何でクリスマスが嫌いなのかというポイントが生きていますよね。
その理由に気付けるかどうかで、他の登場人物からのヒロインへの感心度というのを見せていくところが上手かったです。
早々と感想ありがとうございます。
主人公がクリスマスに対して抱いてる気持ちは、私自身感じてることをヒントに書き始めました。
ヒロインの感情の変化がうまく伝わっていればうれしいです。
[一言]
早速読みに来ました!

登場人物が県名なんですね。
僕の故郷の「広島くん」や「岡山さん」は出てくるのでしょうか?
もし出てくるならますます楽しみです。
  • 投稿者: 柿原 凛
  • 18歳~22歳 男性
  • 2010年 12月11日 18時16分
感想ありがとうございます。
気づきましたか? 県名の苗字って沖縄と愛媛以外は存在するそうです。
「岡山さん」登場しますよ!

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