感想一覧

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[一言]
しっぽ様、愛らしい神さまですね。
不器用だけど、互いに思い合う2人。
幸せになって欲しいですね。
[一言]
なんて優しいしっぽ様。
きっと子どもを攫うと言われていたのも、攫うことでその子たちを守っていたのでしょうね。かつては間引きや口減らしなどもあったでしょうし、山崩れや洪水なども多かったことでしょうから。

ずっとずっと変わらないさちの心根も好きでした。
子どもから大人になることで、私たちは嘘や諦め、建前などをたくさん学んでしまいます。好きだけでは暮らしていけないことを知ってしまうんですよね。

けれど、さちとかんたは互いの「好き」を本当に大事にしていて、だからこそしっぽ様もずっとふたりのことを見守っていたのかなあと思います。こののち、さちとかんたが夫婦になったら、さぞ子どもに恵まれることでしょう。子どもたちもきっといずれ、しっぽ様のお友達になるに違いありません。
石河 翠 様
感想ありがとう御座います。

しっぽ様自身、きっとそうとう昔からほこらの前に立ち
その姿から本当は、なんとか御前。なんて立派な名前があって
ずっとずっと子供達を見てきたのでしょう。

子供攫いの性悪狐。もともと妖怪変化から神様に祀り上げられた。
そう言う経緯を、しっぽ様当人が気に入ってるようでもあります。
過去がどうであったのか、聞いてもただ優しく笑うのみでしょう。


さっちゃんは試験の結果によってはかっちゃんがいなくなる。
そのことから目を背けつつ彼の夢の実現をお願いに来ていました。
一生のお願いが、自分には痛くて辛いことだと認識した上で
あえてそのお願いをした彼女はもう大人。しっぽ様は見えなくなりました。



決してすれ違っていた、と言うわけでも無い二人なので
大人には興味がない。
と言いつつしっぽ様も気にしていたのかも知れません。

もしも二人の子供がほこらの前に 探検 に来たならば。
「むかし、お前に良く似た阿呆達がおったのだぞ」
なんて楽しげに話してくれそうですね。




これからも宜しくお願い致します。
[一言]
>四百五十円の油揚げ
高いっすな!
いやまじ高いっすな……。

しっぽ様の口癖の「阿保」はとても温かいですね。
ふんわり笑いながら、もしくは苦笑しながら「阿保ぅ」と言っている姿が目に浮かびます。

このお話に出てくるしっぽ様、人のためになることしかしませんでしたね。
これだから、九尾の狐様は神の末席に数えられるのだろうなぁと思いました。
そして、大人になってしまうとしっぽ様を視えなくなってしまうのが悲しいです。
大人になった方がいいのでしょうけど、大人になりたくないような、複雑な気持ちです。
  • 投稿者: 夕立
  • 2020年 01月15日 22時12分
夕立 様
感想ありがとうございます!


中学生のさっちゃんからすると、超高級油揚げ。
当人はお供え、と言ってますが事実上プレゼントで気を引いて
なんとか話を聞いてもらおう、と言う魂胆は。
でも、しっぽ様からはみえみえなんでしょう。

話は聞くから、そんな高いものを持ってくるな、と言う意味を含めて
だからこその阿呆呼ばわりなのかも知れません
さっちゃんに関しては、出来の悪い子ほど可愛い。なのでしょう。


長いスパンで子供達を見守ってきたらしいしっぽ様ですので
もしかすると過去には子供を護るため
あえて『さらった』こともあるのかも知れません。
今回は時間がかかりましたがさっちゃんの元へ『帰して』くれましたが。


しっぽ様が願いを聞いてくれるのは、打算の無い子供だけ。
大人がお願いをしても
『いつまでも子供のフリをするでない。自身でなんとかせよ』
とか言われそうです。
本当に純粋なお願い、これは『大人』には難しいですよね。



これからも宜しくお願い致します。
[一言]
妖怪狐はいろいろありますが、良いヤツだったり悪いヤツだったり、評価が割れるところが面白いなーと思います。
こんなふうに子供に懐かれてしまうと、無下には扱えませんよね。しっぽ様は面倒見がよいお狐様ですね。
単純に年齢的な意味で「子供」の枠を決めるのではなく、心根や姿勢、気持ちの在り方で判断するところが、神仏たる領域であるなーと感じました。
それと同時に、大人と子供の境界とは、いったいどこにあるのだろう、とも考えてしまいました。
いつまでも、しっぽ様の声が聞こえるような精神を持って、生きていきたいところです。

そして、二人が幸せでありますように。
また一緒に、しっぽ様に油揚げを届けにやってこれますよう、お祈りいたします。
彩瀬あいり様

感想、ありがとうございます。

恐いイメージだったり、飄々としていたり。
昔話に出てくるキツネのイメージって色々ですよね。
しっぽ様も、もう一つ掴みきれないイメージです。

かっちゃんを。町から攫っていったのか、育てて帰してくれたのか。
その時間でさっちゃんも、名実共に大人になれたようです。


ちょっと大きくなると、良く
子供みたいに! とか。大人になりなさい! みたいな
もう一つ反応し辛い怒られ方をするものですが。
しっぽ様の基準はたぶん、一般とは違う所にあるのでしょう。

いずれ大人には見えない神様ではありまして
いい大人になってまで見えてしまうと
阿呆と言われてしまいそうですが
声くらいは聞こえても大丈夫でしょうか。


やっと大人になったさっちゃんとかっちゃん。
経済力はありそうなかっちゃんなので
きっとお供え物は四五〇円の油揚げ。

それを見て姿は見せずに
「変わらずにお前達は阿呆であるな」
と笑っているのでしょう。



これからも宜しくお願いします。
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