感想一覧

[気になる点]
2-7

>精神面での年齢は前世の分も足すのだろうけれども

前世の記憶が戻ったの10歳の時だし、単純に足していいのかな。

[気になる点]
2-6

>そして、思い切って直接見てもらう方が早いと思い、元のサイズにハクロを戻して部屋に通してもらったのだが

ドアの幅通れたんですね。足やらお腹やらが突っかかりそうなモンですが。研究室を兼ねているなら、資材搬入用に大きなドアになってるのかもしれない。



文頭『とはいえ』がいっぱい出てくる。
『とはいえ、人の容姿も取っているとはいえ』は流石にげっぷが出そう。

[気になる点]
2-5

教鞭は執るもの。教壇は立つもの。
教鞭を執る、だと教師として働く身分のことを指し、個別の授業を始める用途には用いない。
教壇に立つ、だと身分にも個別の授業にも使用可。

語源的に教鞭は教師が生徒を鞭打つのが当たり前だった時代の遺産なので、敢えて実際に教鞭を持たせるのも演出的にアリかなぁとは思う。
平民教師が高位貴族子息を鞭打つのはかなり危険な図式になりますが。

[気になる点]
2-3

>考えて見れば、領にほとんど帰らずにここの寮で生活している兄二人と学園内で出くわさないわけがないのだが、まさかこんなに早く目にするとは思わなかった。

『帝国』の人口が不明ですが、国民全員が対象で９年間全寮制の学校・・・凄まじい人数になりそうな件。
平均寿命を50歳で幼少期の死亡率は低めとすると、全国民の2割以上が学園と寮にいることになるわけで。辞退者が多くても全国民の1割程度か。
ヘルズ領まで馬車で１週間。一日の行程が40kmとして帝都まで280km。帝都が中心、ヘルズ領が帝国最果ての地として、半径280kmの円形だと面積は24万6千㎢。イギリスやルーマニアあたりと同等の面積かな。1800年ごろの人口だとイギリスが2500万人ほど、ルーマニアが550万人ほど。ルーマニアぐらいの人口だとしても、学園生徒と関係者で少なくとも70万人～100万人ぐらいいそうですね。



>確か、母親が違うって話は聞いていたが

オヤジさん入り婿なのに何やってんの。というかヘルズ家の血が全く流れていないアルスに、家を継ぐ権利って元々無い可能性も？
まぁ皇家自体も似たようなケースありそうなので、全く継承権無いなんてことはないんでしょうけど。

……などと思っていた時期が俺にもありました。



>とりあえず、この少年が密かに希望している要望に沿う形で、モンスターに関しての資料を充実させつつ、詳しい教員とそれとなく出くわして話を聞けるようにさせておけ。

2-2で間諜さんが、ハクロの事を知りたいというアルスの思いを聞きつけた記述があるといいのでは。

[気になる点]
2-2

>とはいっても物凄く難しいわけではなく、きちんとはいる前に得られる程度の基礎知識が試されていると言っていいだろう。

貴族も平民も底辺百姓も貧民も奴隷も10歳までに読み書きとある程度の計算はできる前提なのなんでだろう。入学対象者はどうやって把握してるんだろう。戸籍制度とかあるのかな。限界集落や開拓地、貧民窟、ストリートチルドレンとかはいないものとして扱われてる？



>例え高得点を取るような人でも、

もし～でも、の場合の「たとえ」は漢字だと『仮令』です。まぁ読めないよね。

[気になる点]
2-1

>国名と同じなのはどうかとは思うが

現代地球だと都市国家クラスの小国を除くと、クウェート、ジブチ、パナマあたりかな。
メキシコシティやグアテマラシティ、ブラジリアも同類と言えば同類。
歴史上だと地中海の都市国家群、大きなところでローマ帝国かなぁ。



>帝都だけあって防壁がしっかり作り込まれているらしい。

作り込むだと、細かな装飾や機能のことを指してそう。あるいは物理的な防壁ではなく、人や物資の運用を含めた防衛システム全体の完成度のことか。



>正直あの父は放任気味に近かったが

『気味』と『近い』のどちらかひとつでよろしいかと。



>なので、詳しい手続きなどを面倒だからと言って学園からの手続き用紙を父から手渡されていたが…‥

学園の入学手続きを記載した書類を読んで理解するだけの読み書きの能力はどこで身に着けたんでしょうか。誰か教育係がいるなら、ハクロとキャッキャウフフな毎日を諫めたりとかしないのかな。
10歳から国民一切合切を中央に集めて教育するなら、文盲の子も相当数いると思う。



>この学園は年齢ごとに通う場所が変わっているようで、留年さえなければ1～4年生までは初等部、5～7年生が中等部、そして8～9年生までが高等部として扱われるらしい。

学費タダでも平民が９年間も帝都に束縛されるのは、稼ぎ手を奪われる期間として長すぎるやろなぁ。ほぼ生還するとはいえ、兵役９年課してるのと同等では？
寺子屋とか村単位での初等教育とか、以前の転生者はその辺は未整備なのね。
10歳から『初等教育』だと、文字を読むところから、足し算から始める感じですかね。飛び級とかないとそれまでに『準備』してきたええとこの子はアホらしくてかなわんと思う。



>つまり、私室が与えられるも同然ではあるのだが…‥‥某猫ロボの寝泊まりするような部屋ぐらいである。

その青タヌキが寝泊まりしているのは押入なんですがそれは・・・。ちなみにモブ太くんの部屋は６畳間。元々のハクロのサイズだとミッチミチになるかもしれません。



>前世よりも技術や文化は遅れているのかもしれないが

『技術』は定義によってはテクニック、言うなれば『匠の技』のことを指します。魔法の扱いだって『技術』のうち。ここ、おそらく『科学技術』の事を言いたいのかな？
文化はそのベースによって違った進歩を遂げるので、そもそもの基盤が違う文化を、何かと比べて進んでいる、遅れていると評するのはなぁ。例えば『花と言えば桜。それ以外は認めない』ような思考で異世界を生きて行けるのかという。
どうやら過去に日本人が転生/転移して来ていろいろ影響を与えたうえで、今の状況のようですし。



>どうやら案外順調に進めていたようで、明日には入学式があるそうだ。

期待していた（？）盗賊イベントや、豪雨スタック、橋が落ちたなどがあったら遅刻してたのでは。数日の余裕を見ておかなくてよかったの？



>これに隠れるよと言うように、出したのは小さな蜘蛛の人形。

枕にしていることから、縮小時のサイズはそれほど変わっていないのでしょうけど、増えた人型部分をどう蜘蛛型の人形に収めるのかな？ 馬車の中で人形自体作り直したとして、アラクネ人形にしてしまうか、ちょっと胴体部分大きめの蜘蛛型人形にして、人間部分は後ろにもたれるようにして収納する？



>「ヘルズ男爵家にアルガストン侯爵家、ヘビーブタンガス侯爵家…‥‥このあたりの家々の子供らが、今年度の新入生としてきているようですからね」

次世代も期待できないのでお家取り潰し。まぁ男爵家は下位貴族なので仕方ないとして、侯爵家が次世代に期待できなければ即取り潰しとはなんというハードモード。

[気になる点]
1-6

>その向かっている先‥‥‥エルスタン帝国の帝都エルスタンの中央部にある王城では今、会議が開かれていた。

『帝国』にある『王城』。帝国のトップが皇帝でなく王や大王だというのは地球の歴史上もありますので、必ずしも間違いではないのだけれど、『帝国』、『帝都』ときて『王城』は違和感。



>ここは皇帝陛下に意見を出さねばな

皇帝陛下いらはるやないですかあああああああ



>そういえば、今年の教育機関への新入生に‥‥‥ああ、ヘルズ男爵家の3男がいたな。
>長男、次男が大問題児だが…‥‥この三男も何かしらの問題を抱えているのだろうか？

『3男』と『三男』の表記ゆれ。物語冒頭から『3男』の方がメインで使われていたかと思いますが、『長男』を『1男』と表記することがまず無いので、私は『三男』派です。（何人子供がいるかで『２男３女』などの表記ならアラビア数字もアリだと思う）



>はぁっと溜息を吐きつつも、新入生たちの名簿を見ながら子供たちへできる限りの期待を託す者たち。

『期待を寄せる』または『希望を託す』ですが、文脈的には『期待を寄せる』かなぁ。

[気になる点]
1-5

元の蜘蛛頭はどーなってるんでしょうか。
触覚、単眼、複眼などの感知系器官に加え、ヒトよりも強力な顎は武器に、また蜘蛛の大口で食事をすれば、味覚はともかく栄養摂取の効率は良さそうです。

・蜘蛛頭はない。人型部分に蜘蛛要素はない。

・蜘蛛頭はない。人型部分に蜘蛛要素が移動している。（複眼、触覚、咬合力強化等）

・蜘蛛頭もある。

どれかなー。

[気になる点]
1-4
>あの元のサイズで全身で寝っ転がれるのも素晴らしいが、枕サイズなら枕サイズで、極上の枕となっている。

1-3の記述だと、イマイチどれぐらいの大きさなのか分からないんですよね。お腹の上で伸びることができるのか、丸まれば全身乗るのか、長座で上半身をお腹の側面にもたれかけているのか、どれともとれる感じ。
1-4の表現でも少年の体格でギリなのか、まだ余裕があるのかも読み取れないので、大きさのイメージがやや曖昧。お腹の上の安定した部分だけでキングサイズベッドぐらいの大きさなら、全身だと８畳間を埋め尽くすぐらいかな？



>教育自体が義務付けられているようではあるが、全寮制でありつつ、教育機関での費用は国が持つそうで、あらかじめ教科書などを購入する必要はない。

現代日本だと、親が子に『教育を受けさせる義務』があります。この国はどうなんでしょう。義務対象は貴族のみ？ 平民や奴隷、異国からの滞在者はどーなのかな？

[気になる点]
1-3
>思いのほか治療薬は効果があったようで、見る見る間にその傷口はふさがった。

『見る見る』、『見る間に』、『見る見るうちに』のどれかが一般的かと思われます。



>…‥‥警戒心たっぷりな蜘蛛は現在、野生を捨て去ったかのように甘え声を出して返答してきたのであった。

『野生』は非飼育下の生まれであること。魚で言うなら養殖でない『天然』のような概念。
この場合は獣のような荒々しさを示す『野性』の方がが合うのではないでしょうか。



>野生動物というか、モンスターって懐かないようなイメージがあったんだけどなぁ…‥‥優しく世話をしていたら、どうも懐かれてしまったようだ。

モンスターについて、直前の1-2に

>人々に危害を加えるようなものから、家畜のように飼いならされるものもいると聞いたことはあったけれども

と、家畜化されたモンスターについての知識もあるので、『モンスター全てが懐かない』という考えに至るのは違和感。



>了解というように足を上げ、了承してもらうのであった。

頭痛で頭が痛い的な。スパッと切るか、前半を動きや表情の描写にしてみてはいかがでしょう。