感想一覧

[良い点]
昨今では割とよく見かける『異世界召喚されたけれど、待遇がひどすぎるから国を裏切って魔王と手を組む』という流れの、まさに王道的な物語。
展開的に少々強引なところ(物語内の時間経過や魔王軍の少なさ、野菜の育成環境など)はありますけれど、大筋では非常に楽しめました。

また、主人公・彼方サイドのキャラクターは全員が非常に魅力的であり、強大な力を持ち尊大な態度ながらも割と臆病な魔王・クロエや、当初から彼方にキツく当たりながらも徐々に認めていくツンデレなメリクリウス、何だかんだと言いながら彼方を一番に考える幼馴染みの渚。
みんなそれぞれ個性的で可愛らしいのですが、個人的には20話の酒場で、下手をすれば自身が危ない立場になりかねないのに彼方にこっそり情報を渡してくれた若いウェイトレスさんが気になります。彼女は無事だったのでしょうか？
[一言]
王道の異世界召喚モノであり、召喚主である王国が腐っていたために見限って魔王と手を組むというテンプレ展開ですが、だからこそ読みやすく、先生の技量が発揮されやすいテーマの作品でした。
前述の通り、一部強引な点こそありますけれど、中編として纏めるならば見事だと思います。まさに、このジャンルの教科書としてたくさんの人に読んでいただきたいと思える作品でした。

私は基本的に、主人公に自身を投影して物語に没入するタイプなのですが、今作の主人公・彼方は能力的には非常に優れていても性格面では突出した特徴があるわけではない、ある意味無個性とも言えなくはないくらい感情の起伏が少ないため、すんなり没入して拝読させていただきました。
だからこそ、クロエたちヒロインと過ごす場面では面映ゆく感じてしまったり、序盤での扱いにヘイトが溜まったりと、充分過ぎるくらい物語を堪能させていただきました。

文章でも、段落ごとに行頭を下げたり改行による行間空けが適宜行われていて読みやすいだけではなく、オノマトペを使用しない丁寧な描写が何とも素晴らしく、一層物語に引き込まれました。

欲を言えば、彼方とクロエによる世界征服や、メリクリウスや渚を加えたヒロインたちとのこそばゆいやり取りをもっともっと見てみたいとも思います。
ですけれど、他にもたくさんの魅力溢れる作品を紡ぎ続ける先生の情熱が今後の作品たちに注がれるのならば、ここで終わるのも一つのハッピーエンドなのでしょうね。

このような素敵な作品を生み出してくれた先生と、素晴らしい作品と出会えた幸運に深い感謝を。

本当に、ありがとうございました。

[良い点]
最初から一気に読みましたぞ！
なるほど、かつてはこういうのも書いてたんですね。
有名になる前の作品、見させて貰いました。

[良い点]
設定もストーリーもキャラクターもとっても好みでしたが惜しむらくはもう少し話が続いて欲しかった…もっと読みてぇ…
良い作品ご馳走様でした。

[気になる点]
こんな風に勇者召還に節操が無いのなら、この世界の神様は何をしているんだろう?

他所の世界の人間を騙して勝ち目の低い代理戦争をさせて、そんな姿を見たら神様も落胆すると思う。

[気になる点]
北海道の人が寒さに強いというのは本州の人がよくやる誤解だそうですが、その辺どうなんでしょう？

[一言]
だめ人間、製造器！

[良い点]
忠犬メリ公？笑
次回は街が一つ地図上から消えるのか…
[気になる点]
>「ただ、時間がかかるよね」
そう、それ！それを何故捕虜の時には思い付かずしかもさっくり解決してるのか…
あと、念話の魔法があるにもかかわらず情報網を構築するという発想がなかったこの世界の住人、頭悪くないか…？

[気になる点]
うーん…
あんまりメタというか現実的な話はしない方がいいんだろうけど、流石に今回の話は無理があるような…
先ず、作戦通りに捕虜を釈放して王国全土に話が広まるまで、どれだけかかると思うの？1〜2週間じゃきかないよ？
月単位の時間がかかると思うんだけど…
その間、大量の捕虜を養わないといけないんだよ？極貧状態の魔王城で…
自分達が食うのにも困ってるのに、そんな事は出来ないと思うけど…
ご都合主義にしたって、その捕虜を使って何か設備の補修や事業の拡大をした方がいいと思うけど…
ああでも、捕虜だからとロクな物を食わせないで酷使してたら、噂通りの悪逆非道な種族に…今更か？笑

[気になる点]
「我は、クロエ・サタナエルだ」

「クロエ・サタナエル……ノエル、って呼んでもいいかな？」

「うむ、好きに呼んでいいぞ！」

「ありがとう、クロエ。それと、これからよろしくね」

「うむっ、よろしくなのだ！」



呼び名ノエルじゃないの！？

[一言]
こう言うの大好き
良いぞもっとやれ
更新頑張って下され
応援してます(^^)