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[一言]
フェチ観点からということで。うまく言えるかわかりませんが、思ったこと書いてみます。
作品は有月さんの性格っぽいのかなと思いました。有月作品、これが何作目かちょっと覚えてないのですが、文体固めだけど、内容までガチガチってわけでもなく。その中でフェチっぽいのはこれが初だったような気がします。
耳朶フェチの聖典のような。エロスを網目の細かいふるいにかけて、落ちた細かい粒子を言葉にしてやったら、こういう作品になるのかもしれません。
人間の汚い部分も細かい粒子がちゃんと伝えてくれて、でも、肉弾戦で飛び交う拳っぽい俗なやつはふるいに残っている。
ガトーショコラにかかる粉砂糖はこうでなくては、というフェチ小説でした。
ありがとうございました。
佐倉さん


 こんばんは。有月です。
 フェチっぽい描写を意識して取り入れたのは、この作品が初めてだったりします。が、フェチに一家言ある佐倉さんにある程度の評価を頂けたみたいで、ひとまず安堵している次第。さて……

 作中に露骨な描写こそないものの、「食べる」という行為がセクシャルなのは今更述べるまでもなく、加えて捕食対象を異性の肉体とした時点でこれまで書き散らかしてきた中でも本作品には屈指の官能性を付したつもりです。

 ただ、扱うテーマがテーマだけに、極限られた人にしか解されないだろうなと想定していたのですが…… 流石です。「細かい粒子」になっても本質を看過してくださり、とても嬉しく思います。

 ご多忙な中、素敵なご感想ありがとうございました。


 以下、蛇足。

 リアルの私は異性の特定身体部位にフェチズムを抱くことがほぼない人だったりします。正直、今回のはわりと見様見真似。まるっと姿態全体の佇まいや雰囲気に惹かれる、みたいなのはあるんですけど。

 なので、安心してくれて良いですよ。ではでは。
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