感想一覧

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[良い点]
一文の無駄もない、何度も読み返したくなるお話でした。大切だからこそ知らないでいてほしいという気持ち、痛いほどよくわかります。でもるか君は愛犬の死を通して悲しみながらもちゃんと幸せを学びとっているんですよね。
生きていく術を見失うほどの人に出会えた幸せ……もう、涙が出ます。
語彙が足らなくて上手く表現出来ないのですが感動しました。
鴨カモメさん

お読みくださりありがとうございます。

「え、今更返信かよ」とお思いかもしれません、すみません!!

悲しみや苦しみを、知らずに生きていくことは、結論からして不可能です。

不可能なのですが、それを望まずにいられない愛しい相手を持つのが人間で。
流伽君は愛されていたのだと思います。
死の喪失は避けられない。彼は、学んだことでしょう。おじいさんが「知らなくていい」と言ったことを。
それでもおじいさんの愛情あふれる言葉は無駄ではなかったのだと、九藤は思っています。

温かなご感想に感謝します。
[良い点]
おじいさんと先生の言葉、どちらも真実だなあ、と思いました。
身内のようにかけがえのない人には、辛い思いをしてほしくない。
一般論として将来のための教訓を与えるなら、辛いことも含め多くの経験をすべきと口にする。
どちらも正しく、どちらも必要です。

その矛盾を含めて人生は成り立っているように思いますし、そういったものを流伽君に示してくれたおじいさんは、とても大きな心のように思いました。
また、わずかでも感じ取った流伽君も。

とても深く素晴らしい話、ありがとうございます。

新垣すぎ太(sugi)さん

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。陳謝いたします!

大人は子供に自分の考えを色々と語りますね。
相反するような言葉でも、それぞれが生きた上での真実には違いなく。
流伽君はまっさらな世界を、どのように着彩していくのでしょう。
作者でありながら見守りたい気持ちです。

温かなご感想に感謝します。
[一言]
おじいさんの願いとは別に現実は彼にこれからいろんな理不尽とも思える届かなさを見せていくことになるでしょうね。
それと受け止められる強さ、思いやり。
彼の中にはすでに備わっているようです。

にけさん

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。すみませんー!!

はい。おじいさんの言葉は、夢幻のような理想論で、現実は容赦ない。
それでも流伽君は、生きて乗り越えていくのだと、九藤は信じています。
世界の残酷さと美しさを知りながら。

ご感想に感謝します。
[良い点]
子どもや孫のために、悲しい思いをしてほしくない、そんな優しさもありますが、ルカはちゃんとわかっていますね。

最後の一節が素晴らしいです。
ルカがそれに気づいているということは、彼は愛されて育ったからこそなのでしょう。

それぞれの立場の優しさが見える、静かで優しい物語、お見事でした。
  • 投稿者: marron
  • 2020年 02月24日 09時17分
marron

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。伏してお詫び申し上げます!

流伽君は、marronさんの仰るように、大きな愛情に包まれ、育まれて育ちました。きっと素敵な大人になるでしょう。
そうしてそんな流伽君を、おじいさんは遠くから見守っているのだと思います。

温かなご感想に感謝します。
[良い点]
拝読しました。

知らなくて幸せ、悲しいけど幸せな感じ――たしかにそういうものはあるような気がします。
死の意味を理解する動物はほぼ人類だけだと思うのですが、果たしてそうなった人類が幸せになれたかどうかは疑問ですからね……。

色々と考えさせられる、作品でした。
  • 投稿者: 鈴木りん
  • 男性
  • 2020年 02月24日 07時39分
鈴木 りんさん

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。すみません!

知ると世界は広く深くなりますが、背負うものが増えます。
人生とはそのようなものだと考えています。

流伽君は、おじいさんに大切なことを教わったのです。

ご感想に感謝します。
[良い点]
おじいさんの愛情にしんみりしつつもほんわかしました。
一度知ってしまうと、知らなかった頃には戻れないですものね。
静かで優しいお話でした。
霜月透子さん

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。遅刻常習犯ですみません。

そうですよね。九藤や透子さんの年代になると、おじいさんのほうの気持ちにベクトルが向かいます。
知ると戻れない世界は、それでも知りつつ、なお幸福でありますようにと願わずにはいられません。
後の世代を歩む人たちへ。

ご感想に感謝します。
[良い点]
 子どもの頃は解らず、大人になってからああこれはと思い当たり、理解できるようになることもあれば、できるだけ辛い目に遭わないようにしたいと願うこともあり。子や孫を思う気持ちは複雑です。
 おじいさんの気持ちから窺えて、しんみりとした気持ちになります。でも流伽君も大きくなるうちにおじいさんの優しさと大きさに気付き、悲しみの深さを知るようになるのでしょう。
  • 投稿者: 惠美子
  • 50歳~59歳 女性
  • 2020年 02月22日 21時25分
惠美子さん

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。もはや常習犯です。

子供と大人では見る視点が違いますからね。九藤も今では、おじいさんのほうの気持ちで考えるようになりました。
ずっと、流伽君のように守られていましたから。

流伽君はまだまっさらです。いずれ彩り豊かな人生を送るよう願います。

温かなご感想に感謝します。
[良い点]
綺麗な作品だなって思いました。

辛いことを出来るだけ知らないで欲しいというおじいさんの深みのある愛と、流伽君の出した結論の対比も良かったです。
  • 投稿者: 那須 紫
  • 2020年 02月22日 00時54分
那須 紫さん

お読みくださりありがとうございます。

返信が遅くなり申し訳ありません。

そうですね。綺麗かもしれません。
現実はそうそう綺麗ではすまないのですが、だからこそ、作品上では優しく綺麗な物語を紡ぎたいと思いました。

おじいさんは流伽君を愛していて、流伽君もおじいさんが大好きだったのです。
それは当たり前のようでいて、奇跡です。

優しいご感想に感謝します。
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