感想一覧
▽感想を書く[一言]
こんにちは。umoと名乗っとる小市民です。
読了しましたので、感想を残していきます。的外れ意見があったら華麗にスルーしてやってください。結構な辛口なので、それも注意。批評されるとモチベーションが下がるというなら見ない方が良いかも。
自己責任でよろしければ、以下の感想・批評に目を通してやってください。
「河川敷の花火ですらためらわれる」と言っておきながら河原で爆発させるのかよとか、山の木々はかわいそうだと思うのに川が汚れるのは気にしないのかよとか、爆弾の導火線に火をつけて投げるってタイミング間違えたら大参事だよなとか、最後の最後で「クリスマスの夜」とか言われても取ってつけたようにしか思えないから最初の方でクリスマスということを示してほしかったとか、ヒロインのキャラ設定があまり活かされていない気がするとか…………まあ細かい部分に色々と突っ込みどころはありますが、それらは些事です。というか、ギャグテイストの作品にこういう突っ込みは我ながら無粋だと思いますし。ですので、重要な部分を一か所だけ詳細に指摘させていただきます。
> ともあれ俺は量産していた爆弾の導火線に火を付けて、投げた。
>――思いっきり願いを込めて。
> 爆弾は見事に爆発し、川に水柱と波紋を呼んだ。そして、彩り鮮やかな色彩が幻想的な空間を演出した。
特に気になった部分は、ここ。「タメ」がない、と言えばいいでしょうか。随分とあっさりしている文章に感じました。ここは物語的にも情景的にも山場ですよね。にもかかわらず爆発のシーンをたった数文だけしか描写しないのは、盛り上がりが欠けているように感じます。“山”場なのに“盛り上がり”がないとは、これいかに。…………まあ、そんなしょうもない言葉遊びは置いといて。
ここは起承転結で言う「転」に当たる部分のはずです。どんでん返しで衝撃の事実が発覚し、衝撃的な行動を取る瞬間です。「爆弾を作っていたのは告白の演出のためだったかよ……!」と読者を驚かさなければなりませんし、さらに「綺麗な光景だ。告白には最適なシチュエーションになったな」とも思ってもらえれば最高です、よね?
しかし、これでは描写が足りず、(悪い意味で)流れるように告白が終わってしまい、読者としては彼らが結ばれたことになんの感慨も抱けないというわけです(少なくとも私はそうです)。
要するに、『彩り鮮やかな色彩が幻想的な空間を演出した。』だけでは物足りないってことです。いっそのこと、ウザったいと思えるぐらいに情景描写してみても良いかもしれません。
たとえば、爆発の具体的な規模だとか、明るさとか、音とか、『彩り鮮やかな色彩』を見て主人公はどう思ったのかとか、光に照らされて呆けた彼女の横顔がどうのこうのとか、彼女の心情を予想するとか、具体的にどう『幻想的な空間』なのかとか、爆音が収まった後の静けさや余韻だとか、先に河原の描写をしておいて爆発後には情景(心情)が変化するとか、爆弾に点火する前に勿体をつけるとか……これでもまだまだ描写の余地はあるはずです。
あとは前半(◆爆◆で区切られる前の部分)が長すぎるのも、後半部の印象を薄くしている原因の一つかもしれません。ちょっと文章量のバランスが悪いかな、と思いました。
とはいえ、二人の会話自体は良かったと思います。文章が非常に軽快で、テンポよく読み進められました。
言いたいことを纏めますと、コメディ部分はテンポよく、シリアス部分は丁寧な描写を……という感じでしょうか。そうすれば文章量の比率もよくなるでしょうし。
あと、誤字が三箇所。
>そんなことをすれば山の木々さん達がが根絶やしにされ、
――「山の木々さん達がが」⇒「山の木々さん達が」
>ギャラリーの少なさが少し遺憾ともし難いけど
――「遺憾ともし難い」⇒「如何ともし難い
>やっぱり告白にはシュチュエーションが大事だと思ってな
――「シュチュエーション」⇒「シチュエーション」
この短い小説で三箇所の誤字はちと多いかと。もしかしたら推敲が足りないのかもしれません。……まあ、いくら見直しても誤字がなくならないというのはよくあることですけどね……(遠い目
私からは以上です。ここに書いた意見はほとんど私個人の考えに基づいたものなので、正誤判断や取捨選択は作者様にお任せいたします。もう一度言いますが、私の意見は間違っている可能性が大いにあります。どれをどう活かすかは、すべて作者様次第です。
では、上から目線で長々と失礼致しました。
こんにちは。umoと名乗っとる小市民です。
読了しましたので、感想を残していきます。的外れ意見があったら華麗にスルーしてやってください。結構な辛口なので、それも注意。批評されるとモチベーションが下がるというなら見ない方が良いかも。
自己責任でよろしければ、以下の感想・批評に目を通してやってください。
「河川敷の花火ですらためらわれる」と言っておきながら河原で爆発させるのかよとか、山の木々はかわいそうだと思うのに川が汚れるのは気にしないのかよとか、爆弾の導火線に火をつけて投げるってタイミング間違えたら大参事だよなとか、最後の最後で「クリスマスの夜」とか言われても取ってつけたようにしか思えないから最初の方でクリスマスということを示してほしかったとか、ヒロインのキャラ設定があまり活かされていない気がするとか…………まあ細かい部分に色々と突っ込みどころはありますが、それらは些事です。というか、ギャグテイストの作品にこういう突っ込みは我ながら無粋だと思いますし。ですので、重要な部分を一か所だけ詳細に指摘させていただきます。
> ともあれ俺は量産していた爆弾の導火線に火を付けて、投げた。
>――思いっきり願いを込めて。
> 爆弾は見事に爆発し、川に水柱と波紋を呼んだ。そして、彩り鮮やかな色彩が幻想的な空間を演出した。
特に気になった部分は、ここ。「タメ」がない、と言えばいいでしょうか。随分とあっさりしている文章に感じました。ここは物語的にも情景的にも山場ですよね。にもかかわらず爆発のシーンをたった数文だけしか描写しないのは、盛り上がりが欠けているように感じます。“山”場なのに“盛り上がり”がないとは、これいかに。…………まあ、そんなしょうもない言葉遊びは置いといて。
ここは起承転結で言う「転」に当たる部分のはずです。どんでん返しで衝撃の事実が発覚し、衝撃的な行動を取る瞬間です。「爆弾を作っていたのは告白の演出のためだったかよ……!」と読者を驚かさなければなりませんし、さらに「綺麗な光景だ。告白には最適なシチュエーションになったな」とも思ってもらえれば最高です、よね?
しかし、これでは描写が足りず、(悪い意味で)流れるように告白が終わってしまい、読者としては彼らが結ばれたことになんの感慨も抱けないというわけです(少なくとも私はそうです)。
要するに、『彩り鮮やかな色彩が幻想的な空間を演出した。』だけでは物足りないってことです。いっそのこと、ウザったいと思えるぐらいに情景描写してみても良いかもしれません。
たとえば、爆発の具体的な規模だとか、明るさとか、音とか、『彩り鮮やかな色彩』を見て主人公はどう思ったのかとか、光に照らされて呆けた彼女の横顔がどうのこうのとか、彼女の心情を予想するとか、具体的にどう『幻想的な空間』なのかとか、爆音が収まった後の静けさや余韻だとか、先に河原の描写をしておいて爆発後には情景(心情)が変化するとか、爆弾に点火する前に勿体をつけるとか……これでもまだまだ描写の余地はあるはずです。
あとは前半(◆爆◆で区切られる前の部分)が長すぎるのも、後半部の印象を薄くしている原因の一つかもしれません。ちょっと文章量のバランスが悪いかな、と思いました。
とはいえ、二人の会話自体は良かったと思います。文章が非常に軽快で、テンポよく読み進められました。
言いたいことを纏めますと、コメディ部分はテンポよく、シリアス部分は丁寧な描写を……という感じでしょうか。そうすれば文章量の比率もよくなるでしょうし。
あと、誤字が三箇所。
>そんなことをすれば山の木々さん達がが根絶やしにされ、
――「山の木々さん達がが」⇒「山の木々さん達が」
>ギャラリーの少なさが少し遺憾ともし難いけど
――「遺憾ともし難い」⇒「如何ともし難い
>やっぱり告白にはシュチュエーションが大事だと思ってな
――「シュチュエーション」⇒「シチュエーション」
この短い小説で三箇所の誤字はちと多いかと。もしかしたら推敲が足りないのかもしれません。……まあ、いくら見直しても誤字がなくならないというのはよくあることですけどね……(遠い目
私からは以上です。ここに書いた意見はほとんど私個人の考えに基づいたものなので、正誤判断や取捨選択は作者様にお任せいたします。もう一度言いますが、私の意見は間違っている可能性が大いにあります。どれをどう活かすかは、すべて作者様次第です。
では、上から目線で長々と失礼致しました。
いえ、私の筆力不足をズバッと正確に指摘して下さりありがとうございました。
私自身、もともと描写を過剰に描きすぎるせいもあり、セーブしたつもりが逆にしすぎてしまったようで。なんとか「ここらへん」という折り合いを見つけて、盛り上がりを際立たせたいと思います。
感想して下さり、誠にありがとうございました。
私自身、もともと描写を過剰に描きすぎるせいもあり、セーブしたつもりが逆にしすぎてしまったようで。なんとか「ここらへん」という折り合いを見つけて、盛り上がりを際立たせたいと思います。
感想して下さり、誠にありがとうございました。
- 川崎鉄馬
- 2010年 12月25日 21時55分
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