感想一覧
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はじめ、主人公と幼馴染が性の匂いのしない独特な距離感にある男女なのかと思っていたら次の話で「いや好きだったし性欲あったのかい」とひっくり返され、それでもお互いにそれぞれの恋人を見つけ、最後には未来は分からないけれどその恋人と歩む道を見付けるところが素敵でした。
村雨さんの「だっせー!」と叫ぶためにスニーカーを買うところ、最高でしたし、いじめられて家庭も悲惨でボロボロだけど品格と知性は貶められない黒田さんが可哀想で可愛くて、そんな黒田さんのいじめを積極的に見守っていた暴力に忌避感が薄く嗜虐性を若干感じるタイプではあるけど優しさのようなものも持ち合わせてはいる内川くんが好きです。
素敵な作品をありがとうございました。
村雨さんの「だっせー!」と叫ぶためにスニーカーを買うところ、最高でしたし、いじめられて家庭も悲惨でボロボロだけど品格と知性は貶められない黒田さんが可哀想で可愛くて、そんな黒田さんのいじめを積極的に見守っていた暴力に忌避感が薄く嗜虐性を若干感じるタイプではあるけど優しさのようなものも持ち合わせてはいる内川くんが好きです。
素敵な作品をありがとうございました。
エピソード9
村雨は僕も好きで、何度か他の話にも近い人物を呼び出そうとしているのですがなかなかでてきてくれません。そもそもこいつはいったいどこからやってきたんだろうか? ってときどき自分で首を傾げています。登場人物の思春期のドグマってる内面を感じてくださって嬉しく思います。読んでくださってありがとうございました!
そして実は「けらけら https://ncode.syosetu.com/n6706gt/ 」という後日談程度の続きがあります。
そして実は「けらけら https://ncode.syosetu.com/n6706gt/ 」という後日談程度の続きがあります。
- 月島 真昼
- 2025年 04月05日 05時30分
[良い点]
はー。月島さんの文章って次がどんどん欲しくなって読み進んでしまう感じですね。純文って読んだことほとんど無いんだけど、こういうものなんでしょうか。
村雨のことが好きだったことに気付いて、でも思う通りにはいかなくて、いつのまにか黒田に本気で恋をしていて、でも村雨に新しい男ができると少しだけ寂しくなる。ハピエンの恋愛小説を好む人は「昔の女に気持ちを残してる」みたいな感想もあるかもしれないけど、人の簡単じゃない感情の動きがすごく生々しく描かれているなと思いました。
そう言いつつ私もハピエン好きなので、最後の村雨の台詞にものすごくほっとしたんですけどね。
うっちーも村雨もいい子。二人とも(あ、黒田も)幸せになってほしいなあ。
はー。月島さんの文章って次がどんどん欲しくなって読み進んでしまう感じですね。純文って読んだことほとんど無いんだけど、こういうものなんでしょうか。
村雨のことが好きだったことに気付いて、でも思う通りにはいかなくて、いつのまにか黒田に本気で恋をしていて、でも村雨に新しい男ができると少しだけ寂しくなる。ハピエンの恋愛小説を好む人は「昔の女に気持ちを残してる」みたいな感想もあるかもしれないけど、人の簡単じゃない感情の動きがすごく生々しく描かれているなと思いました。
そう言いつつ私もハピエン好きなので、最後の村雨の台詞にものすごくほっとしたんですけどね。
うっちーも村雨もいい子。二人とも(あ、黒田も)幸せになってほしいなあ。
このお話しはまひるさんの中では会心の出来でした。お話しの筋書きがそんなに特別じゃなくても「なかで人間が息してたらそこそこいい話になるんじゃないだろうか」と思っています。内川たちはまひるにできる限界値くらいに「息してた」んじゃないかな…… というかなんかしっくりくる文章で時々「これはいったい誰が書いたんだ?」と思う時があります。はい、真昼が書きました。そのはずです。
感想ありがとうございました。「けらけら」https://ncode.syosetu.com/n6706gt/ という後日談程度の続きがあるのでもしよければ目を通していただけると幸いでございます。
感想ありがとうございました。「けらけら」https://ncode.syosetu.com/n6706gt/ という後日談程度の続きがあるのでもしよければ目を通していただけると幸いでございます。
- 月島 真昼
- 2022年 10月20日 12時28分
[良い点]
強く印象に居残る作品でした。読後にも後を引きます。
どこか歪な主人公とその独白を思わせる文体。この文章凄いですね……なかなかこう書こうとしても技量だけだと難しい気がします。作者様のセンスが光るところでしょうか。
主人公は村雨に思いを寄せながらも逃避にも近いような感情で黒田と恋人関係のようなものとなる。と、複雑かつどこか退廃的、バッドエンドを匂わせるような流れです。
しかし、ラストにおいて村雨が思い悩む主人公をゲラゲラと一笑に付し、彼を覆っていた霧が晴れたところで物語はハッピーエンドを迎える。
読解力の貧弱な自分なりにこの話について考えてみました。
この物語のテーマとして『変化』、『現実と虚構』があるのかなと思いました。
作中には『男が質屋の婆さんと妹を殺すバットエンドの話』『二人の農夫が夢をかなえられない話』の二つの話が出てきます。
私はこの二つが作中の現実にリンクしていると考えました。『男が質屋の~』はクラスの中の人間関係に。『二人の農夫~』は主人公と黒田に。
小説では婆さんも妹も死に救いのない結末になった『虚構』部分ですが、現実では村雨という存在によってこれが変わります。『髪の毛』で描かれた下川が黒田と和解する部分。これは虚構で言うところの男と婆さんが和解したら?というIFストーリー、現実が虚構を変えてより良い未来を作ったのかな?と思いました。
レニーである主人公が虚構では握りつぶしてしまったハツカネズミという夢ですが、ラストにおいて村雨がゲラゲラと笑い飛ばしたことで主人公が『変化』していける→バッドエンドをハッピーエンドに変えられる……ということなのかなと(非常に分かりにくい推察で申し訳ない)。
こう見ると村雨がこの物語のキーパーソンの様な気がします。
題名でもある『げらげら』の意味するところは『自分は無力であり何も変わらない』という諦念の気持ちを笑い飛ばす。『今が悪くても、げらげら笑ってより良くしていける』ということなのかな? と考えました(大分ぶっ飛んだ見方かもしれませんが)
非常に分かりにくい文章になってしまい申し訳ありません。
確かなことはとても心に残るお話だったという事です。読んで自分の中にある感情、心の底を揺れ動かすような作品でした。
素晴らしいお話をありがとうございます。
強く印象に居残る作品でした。読後にも後を引きます。
どこか歪な主人公とその独白を思わせる文体。この文章凄いですね……なかなかこう書こうとしても技量だけだと難しい気がします。作者様のセンスが光るところでしょうか。
主人公は村雨に思いを寄せながらも逃避にも近いような感情で黒田と恋人関係のようなものとなる。と、複雑かつどこか退廃的、バッドエンドを匂わせるような流れです。
しかし、ラストにおいて村雨が思い悩む主人公をゲラゲラと一笑に付し、彼を覆っていた霧が晴れたところで物語はハッピーエンドを迎える。
読解力の貧弱な自分なりにこの話について考えてみました。
この物語のテーマとして『変化』、『現実と虚構』があるのかなと思いました。
作中には『男が質屋の婆さんと妹を殺すバットエンドの話』『二人の農夫が夢をかなえられない話』の二つの話が出てきます。
私はこの二つが作中の現実にリンクしていると考えました。『男が質屋の~』はクラスの中の人間関係に。『二人の農夫~』は主人公と黒田に。
小説では婆さんも妹も死に救いのない結末になった『虚構』部分ですが、現実では村雨という存在によってこれが変わります。『髪の毛』で描かれた下川が黒田と和解する部分。これは虚構で言うところの男と婆さんが和解したら?というIFストーリー、現実が虚構を変えてより良い未来を作ったのかな?と思いました。
レニーである主人公が虚構では握りつぶしてしまったハツカネズミという夢ですが、ラストにおいて村雨がゲラゲラと笑い飛ばしたことで主人公が『変化』していける→バッドエンドをハッピーエンドに変えられる……ということなのかなと(非常に分かりにくい推察で申し訳ない)。
こう見ると村雨がこの物語のキーパーソンの様な気がします。
題名でもある『げらげら』の意味するところは『自分は無力であり何も変わらない』という諦念の気持ちを笑い飛ばす。『今が悪くても、げらげら笑ってより良くしていける』ということなのかな? と考えました(大分ぶっ飛んだ見方かもしれませんが)
非常に分かりにくい文章になってしまい申し訳ありません。
確かなことはとても心に残るお話だったという事です。読んで自分の中にある感情、心の底を揺れ動かすような作品でした。
素晴らしいお話をありがとうございます。
エピソード9
[良い点]
一話の後半部分の、主人公と村雨のやりとりで、こちら(読者)側が「え、そうなの?!」と驚くような内容が含まれていて、とても続きが気になりました。あと、ここにはいない『黒田』の情報が興味深く詳細に書かれていて、ここにはいないのに、二人より先にキャラクターがかたどられていくのも、少し薄気味悪く、とてもいいなと感じました。
[気になる点]
燃やされているのが、黒田のノートであると主人公が分かったのはどうしてなのか、気になりました。名前があったのか、特徴的なデザインだったからなのか……。
[一言]
『純文学系』とありましたが、個人的にはもうなんかどの分野ともいえないような魅力を感じました。こういった内容での、一人称を新鮮に感じたのかもしれません。ぐいぐい読ませる不思議なパワーがあります。機会をいただき、大変ありがとうございました。
一話の後半部分の、主人公と村雨のやりとりで、こちら(読者)側が「え、そうなの?!」と驚くような内容が含まれていて、とても続きが気になりました。あと、ここにはいない『黒田』の情報が興味深く詳細に書かれていて、ここにはいないのに、二人より先にキャラクターがかたどられていくのも、少し薄気味悪く、とてもいいなと感じました。
[気になる点]
燃やされているのが、黒田のノートであると主人公が分かったのはどうしてなのか、気になりました。名前があったのか、特徴的なデザインだったからなのか……。
[一言]
『純文学系』とありましたが、個人的にはもうなんかどの分野ともいえないような魅力を感じました。こういった内容での、一人称を新鮮に感じたのかもしれません。ぐいぐい読ませる不思議なパワーがあります。機会をいただき、大変ありがとうございました。
エピソード1
うーん、(僕はこういうことを言っちゃう人なのであれですが)続きが気になりましたと言いつつ続きが捲ってもらえていないというのはつまり”そういうこと”ですよね。濁して褒めるにとどまってバックした理由を正直に書いていただけなかったのは残念ですが、仕方ないですね。(技術的なこと、セオリーの範囲だから書かなかったんでしょうか……?)
読んでくださってありがとうございました。ぶしつけに投げつけて申し訳ありませんでした。
読んでくださってありがとうございました。ぶしつけに投げつけて申し訳ありませんでした。
- 月島 真昼
- 2021年 02月25日 21時04分
[良い点]
やっと感想を書けます。この作品は一読して『これは!』と思うぐらいの私好みの作品です。
字間が詰まってて読み難いだのと言った批判はWEB小説界隈のトレンドからして当然来るでしょうが、私はこの作品は真昼さんには是非ともこのノリを貫いて頂きたい。
キッチュだけどフレッシュな感情の描き方がとても好き。短慮で感情的で、道徳的規範に対して無思慮で、けれどもふとしたことで挟まれる内省のテンポがとても良いです。青臭くて生々しい性の香りの嗅がせ方も好みです。
一人称が世間を斜めに見ている作品は、純文学の出来損ないのように自意識の中身をウロウロしただけで終わったり、続いていく灰色の日々に対する諦観で締められたりすることが多いのですが、この作品は、最後のポンと希望の灯火が小さく燈ったような終わりで、読後感も非常に気分が良いです。
[気になる点]
この作品の魅力は、反知性的な世界を鮮やかに描き出してる点にあると評価しているのですが、黒田の内川の会話が若干それを損ねてる気がしてなりません。
四話のスタンベックの話――は、まあ良い感じです。ただ、六話のドストエフスキーに始まる黒田や皆島?の罪と罰談義には非常に違和感を覚えます。
多分、真昼さん的にはかなり気合を入れて書いたんじゃないかなー、と思われる、優れた文章なのですが、この「げらげら」という物語の流れの中では、そぐわなさ、のようなものを感じました。
非道い言い方をすれば、うっちーにはもう少し、難しい話は右から左に流すような、徹頭徹尾して反知性的な奴でいて欲しいという私の趣味でしょうか(笑)
底辺の物語に、インテリ趣味の香りが混ぜられることに対する拒否感というか……私個人の意見ですが、六話の文学談義はどうも合わなかった。一人称作品なので、黒川達の難しい言葉をうっちーにはトレースして欲しくなかった、という感があります。
勿論、内田が馬鹿なキャラクターと思ってはいない(学力は下だけど、洞察力は優れたキャラだと思ってます)けど、どうも似合わないものを感じます。
解釈違いなら、スルーされて下さい。
[一言]
女の子が可愛いですね。
村雨のしゃきしゃきした可愛さはとても良いです。「条件で選ばないのは若者の特権」とか、名台詞。
でも、私は黒田派です。高身長でひょろんとした女の子は大好きなのです。真面目だけど強く性の香りがする女性描写に弱いので……
この作品を読み始めた時「サバエとヤったら終わる」という漫画を少し連想して(サバサバしてて付き合い易いけど、性的に関係になるのはプライドが許さないタイプの女子とのラブコメ)村雨はサバエタイプの女かな、と思ってたら、普通に超いい女でした、村雨。
やっと感想を書けます。この作品は一読して『これは!』と思うぐらいの私好みの作品です。
字間が詰まってて読み難いだのと言った批判はWEB小説界隈のトレンドからして当然来るでしょうが、私はこの作品は真昼さんには是非ともこのノリを貫いて頂きたい。
キッチュだけどフレッシュな感情の描き方がとても好き。短慮で感情的で、道徳的規範に対して無思慮で、けれどもふとしたことで挟まれる内省のテンポがとても良いです。青臭くて生々しい性の香りの嗅がせ方も好みです。
一人称が世間を斜めに見ている作品は、純文学の出来損ないのように自意識の中身をウロウロしただけで終わったり、続いていく灰色の日々に対する諦観で締められたりすることが多いのですが、この作品は、最後のポンと希望の灯火が小さく燈ったような終わりで、読後感も非常に気分が良いです。
[気になる点]
この作品の魅力は、反知性的な世界を鮮やかに描き出してる点にあると評価しているのですが、黒田の内川の会話が若干それを損ねてる気がしてなりません。
四話のスタンベックの話――は、まあ良い感じです。ただ、六話のドストエフスキーに始まる黒田や皆島?の罪と罰談義には非常に違和感を覚えます。
多分、真昼さん的にはかなり気合を入れて書いたんじゃないかなー、と思われる、優れた文章なのですが、この「げらげら」という物語の流れの中では、そぐわなさ、のようなものを感じました。
非道い言い方をすれば、うっちーにはもう少し、難しい話は右から左に流すような、徹頭徹尾して反知性的な奴でいて欲しいという私の趣味でしょうか(笑)
底辺の物語に、インテリ趣味の香りが混ぜられることに対する拒否感というか……私個人の意見ですが、六話の文学談義はどうも合わなかった。一人称作品なので、黒川達の難しい言葉をうっちーにはトレースして欲しくなかった、という感があります。
勿論、内田が馬鹿なキャラクターと思ってはいない(学力は下だけど、洞察力は優れたキャラだと思ってます)けど、どうも似合わないものを感じます。
解釈違いなら、スルーされて下さい。
[一言]
女の子が可愛いですね。
村雨のしゃきしゃきした可愛さはとても良いです。「条件で選ばないのは若者の特権」とか、名台詞。
でも、私は黒田派です。高身長でひょろんとした女の子は大好きなのです。真面目だけど強く性の香りがする女性描写に弱いので……
この作品を読み始めた時「サバエとヤったら終わる」という漫画を少し連想して(サバサバしてて付き合い易いけど、性的に関係になるのはプライドが許さないタイプの女子とのラブコメ)村雨はサバエタイプの女かな、と思ってたら、普通に超いい女でした、村雨。
読んでくださってありがとうございます。
>6話のこと
別の人にも言われたのですがあんまりしっくりこないみたいですね……
この話で何が言いたかったかといえば「黒田が話す内容は、"黒田を殺して黒田の財産を奪って表向きの平穏を保っていたうちのクラスのことみたいだなと思う"」とただこれだけが書きたかったからドストエフスキーを持ってきたんですが、なんか埋もれてしまっていてこの一文がいま一つ届いてないみたい。(気合はたぶん全編に入ってて全編に入ってない。なんか3話以降はたしか4日くらいでさらさら書いた)
本の話については、「周囲から阻害されている暗い雰囲気の女の子」になんの特技もなければ黒田がすごく惨めに見えて生きた人間じゃなくて"助けられるために作られたストーリー上に必要なだけの人形に見える"から持ってきたのですが、やっぱりこのやり方(本)はあんまりうまくいかないのかなぁ。
内川の反知性的さについては、「バカ」と「かしこい」や「いいやつ」と「わるいやつ」は大抵一人の人間の中で交じり合って混在していて、そーゆー多面性があってもいいんじゃないかと真昼は結構思うんですよね。ほら、真昼とか小説は読むバカだし。
>村雨と黒田
黒田と内川だけだったらこの話、黒黒として鬱々してて黒田の魅力なんて見つからなくて読めるもんじゃなかったと思うんですがあかるくたのしく物語を引っ張っていってくれて他の登場人物に光をあててくれた村雨には感謝しております。
活動報告の方に載せたちょっとした番外編でも素朴なボケをかましてくれた。
>6話のこと
別の人にも言われたのですがあんまりしっくりこないみたいですね……
この話で何が言いたかったかといえば「黒田が話す内容は、"黒田を殺して黒田の財産を奪って表向きの平穏を保っていたうちのクラスのことみたいだなと思う"」とただこれだけが書きたかったからドストエフスキーを持ってきたんですが、なんか埋もれてしまっていてこの一文がいま一つ届いてないみたい。(気合はたぶん全編に入ってて全編に入ってない。なんか3話以降はたしか4日くらいでさらさら書いた)
本の話については、「周囲から阻害されている暗い雰囲気の女の子」になんの特技もなければ黒田がすごく惨めに見えて生きた人間じゃなくて"助けられるために作られたストーリー上に必要なだけの人形に見える"から持ってきたのですが、やっぱりこのやり方(本)はあんまりうまくいかないのかなぁ。
内川の反知性的さについては、「バカ」と「かしこい」や「いいやつ」と「わるいやつ」は大抵一人の人間の中で交じり合って混在していて、そーゆー多面性があってもいいんじゃないかと真昼は結構思うんですよね。ほら、真昼とか小説は読むバカだし。
>村雨と黒田
黒田と内川だけだったらこの話、黒黒として鬱々してて黒田の魅力なんて見つからなくて読めるもんじゃなかったと思うんですがあかるくたのしく物語を引っ張っていってくれて他の登場人物に光をあててくれた村雨には感謝しております。
活動報告の方に載せたちょっとした番外編でも素朴なボケをかましてくれた。
- 月島 真昼
- 2020年 12月07日 17時54分
[一言]
お勧めいただきましたので、お伺いしました。
さすがに現段階では何も判らないというか、相当みんなひねているなあ、という感じ。
中身は読んでいませんが、感想欄、ものすごい長文ばかりで、ちょっと驚きです。最後まで読んだら、そちらも拝見してみます。
お勧めいただきましたので、お伺いしました。
さすがに現段階では何も判らないというか、相当みんなひねているなあ、という感じ。
中身は読んでいませんが、感想欄、ものすごい長文ばかりで、ちょっと驚きです。最後まで読んだら、そちらも拝見してみます。
エピソード1
一話だけ読んで何もかもがわかるような中~長編の小説は、僕の感覚では駄作ですね。
- 月島 真昼
- 2020年 11月28日 03時25分
[一言]
読み終えて考えたことを書きます。
いきなりですが、私はこの幼馴染の二人が付き合うようにならなかったことを悲しく思うわけです。二人ともいい奴だし一度は付き合って身体の関係になって愛し合って欲しかったなー、と。いいからまずはそうしろ!と。ネットエロ小説にたまに出てくる「セックスしないと出られない部屋」に放り込みたい、と。
あまりにもそんな風に感じるので、この幼馴染くっつけ感情自体の方についてちょっと考えてしまいました。以下思考実験。
実験内容
物入れに保存されていた十個くらいのボルトとナットのなかの、たまたまくっついて並んでいた二つが、それぞれ他のナットとボルトにねじ込まれて使用されてしまう場面を想像する。
結果
とても悲しい。
うん、これは本人たちの感情とは関係ない、私の側の感情ですね。ネジは感情を持たないし、私でもネジには共感はしない。
あるべきものはあるべきところに収まるべきであるとか、作られ始めたものは完成されるべきであるとか、そんなような本能的欲求が満たされなかったことへの悲しさなのかなー。過去形なのは完成への希望が無くなってから感じるものだからか。そうして、それがこんなにも悲しいのは、私自身が、後悔の多い人生を(以下自分語り略)。
ラストの、理想の家を自分自身で作ればいいという言葉は進行中の恋が、希望がある彼には届くんだろうなあ。若い、卒業を別れではなく新生活の始まりと感じるような世代の読者にも。
(まとまらないので中略)
短編たくさん読ませて頂いてます。
感想はサボっていましたが、比較的最近の作品でもあり、お前ら抱き合ってずっこんばっこんと愛し合えば最高に幸せ(←私が)なんだからちゃんとくっ付けよ!という感情が爆発したのでちゃんとした感想にはなってないなあと思いつつ書かせていただきました。
…でも幼馴染に自然に恋人になられたのでは読んでも全く面白くないわけで、その辺人間って業が深いですよね。ズキズキとした痛みを楽しむ。
読み終えて考えたことを書きます。
いきなりですが、私はこの幼馴染の二人が付き合うようにならなかったことを悲しく思うわけです。二人ともいい奴だし一度は付き合って身体の関係になって愛し合って欲しかったなー、と。いいからまずはそうしろ!と。ネットエロ小説にたまに出てくる「セックスしないと出られない部屋」に放り込みたい、と。
あまりにもそんな風に感じるので、この幼馴染くっつけ感情自体の方についてちょっと考えてしまいました。以下思考実験。
実験内容
物入れに保存されていた十個くらいのボルトとナットのなかの、たまたまくっついて並んでいた二つが、それぞれ他のナットとボルトにねじ込まれて使用されてしまう場面を想像する。
結果
とても悲しい。
うん、これは本人たちの感情とは関係ない、私の側の感情ですね。ネジは感情を持たないし、私でもネジには共感はしない。
あるべきものはあるべきところに収まるべきであるとか、作られ始めたものは完成されるべきであるとか、そんなような本能的欲求が満たされなかったことへの悲しさなのかなー。過去形なのは完成への希望が無くなってから感じるものだからか。そうして、それがこんなにも悲しいのは、私自身が、後悔の多い人生を(以下自分語り略)。
ラストの、理想の家を自分自身で作ればいいという言葉は進行中の恋が、希望がある彼には届くんだろうなあ。若い、卒業を別れではなく新生活の始まりと感じるような世代の読者にも。
(まとまらないので中略)
短編たくさん読ませて頂いてます。
感想はサボっていましたが、比較的最近の作品でもあり、お前ら抱き合ってずっこんばっこんと愛し合えば最高に幸せ(←私が)なんだからちゃんとくっ付けよ!という感情が爆発したのでちゃんとした感想にはなってないなあと思いつつ書かせていただきました。
…でも幼馴染に自然に恋人になられたのでは読んでも全く面白くないわけで、その辺人間って業が深いですよね。ズキズキとした痛みを楽しむ。
村雨と内川が「セックスしなければ出られない部屋に放り込まれたらどうするのか?」についてちょっと考えてみましたが、内川は部屋をいろいろ調べた挙句にまずはドアを壊そうとするのでしょうね。村雨は「そんなのヤだけど、でもわたしめっちゃちっちゃい頃はこいつと一緒にお風呂入ってたし肌見られるとかそこまで抵抗ない気はするし、一線を超えちゃうってだけじゃん別に問題ないのでは、あ、ダメだだって一線を超えちゃってるもん」とぐるぐるぐるぐる考えた末にパンクして頭の中が沸騰してなんもできずに当分固まってしまってる気がしますね。
ほんとうに出られなけりゃ、どっちからか言い出すんでしょうか。内川は年頃の男子らしく自分の性欲に振り回されがちだし「ほんっとに出られないなら……」とどっかで考えはじめるでしょうが、村雨のことを傷つけたいと考えているわけではないからなかなか言い出せなさそう。村雨は途中から「ええい、所詮セックス。みんなやってるんだ! 遅いか早いかだ!」と腹を決めながらも、でもやっぱり恥ずかしくて自分からは言い出せずにどぎまぎしてきて「内川、早く言えよ! 私からなんか言えるわけないだろ!」って内心でキレてそう。さあ、内川が諦めて切りだすのか、村雨が爆発するのか、ファイっ!
いやあ。こいつぁセックスしないと出られない部屋の本領発揮の展開ですな! 出たあとは、どうするんだろう。元の関係に戻れるのかな。戻れない気がするなぁ。距離が近すぎてお互いの肉体の暖かさに気づいてしまったらあとは周囲ほっぽってとことんまで爆発しそう……
なかなか楽しい思考実験でした。感想ありがとうございました!
ほんとうに出られなけりゃ、どっちからか言い出すんでしょうか。内川は年頃の男子らしく自分の性欲に振り回されがちだし「ほんっとに出られないなら……」とどっかで考えはじめるでしょうが、村雨のことを傷つけたいと考えているわけではないからなかなか言い出せなさそう。村雨は途中から「ええい、所詮セックス。みんなやってるんだ! 遅いか早いかだ!」と腹を決めながらも、でもやっぱり恥ずかしくて自分からは言い出せずにどぎまぎしてきて「内川、早く言えよ! 私からなんか言えるわけないだろ!」って内心でキレてそう。さあ、内川が諦めて切りだすのか、村雨が爆発するのか、ファイっ!
いやあ。こいつぁセックスしないと出られない部屋の本領発揮の展開ですな! 出たあとは、どうするんだろう。元の関係に戻れるのかな。戻れない気がするなぁ。距離が近すぎてお互いの肉体の暖かさに気づいてしまったらあとは周囲ほっぽってとことんまで爆発しそう……
なかなか楽しい思考実験でした。感想ありがとうございました!
- 月島 真昼
- 2020年 10月26日 13時42分
[一言]
やっと拝読できました。僭越ながら感想を残します。
主人公の思春期(と軽々しく読んでいいかは分からないけれど)の心象が、句点読点のないぎゅっとした一文で鮮やかさとその混乱を表現しているな、と思いました。
特に1話読了後は、こいつ何者、と私も一緒に混乱している状態でした。でも、村雨ちゃんがノートを燃やしているときの、突然の穏やかな会話と改行に1話を反芻。村雨ちゃんの正体も謎が深まり、エピソードを重ねて行くことで、絡まった綾がほどけるような安堵がありました。
私の個人的な好みで言えば、1話は苦しいお話でした。なんというか、内川くんが思春期過ぎて加害趣味のある方が楽しめるのかしら……と、この先救いはあるのかしらと心配になったからです。
もちろん、前述したように氷解するのですが。
月島節を楽しませていただきました。いじめや黒田さんの両親、暴力そして自殺と重たいモチーフを、内川くんの優しくも軽々しくしてしまうノリで片付けてしまうのには舌を巻きました。私なら重たいまま、主人公にどう立ち向かわせるか頭を抱えることでしょう。
ドストエフスキーが出てきましたが、どこかロシアっぽいなと思って読みました。(的はずれでしたらすみません。地の文が皮肉っぽいとロシア似と思っている。)
そして、恐らく同年代と捕捉。
長文失礼しました。お気に召さない内容でも、どうかお納めください。
また、Twitterでお会いしましょう!
やっと拝読できました。僭越ながら感想を残します。
主人公の思春期(と軽々しく読んでいいかは分からないけれど)の心象が、句点読点のないぎゅっとした一文で鮮やかさとその混乱を表現しているな、と思いました。
特に1話読了後は、こいつ何者、と私も一緒に混乱している状態でした。でも、村雨ちゃんがノートを燃やしているときの、突然の穏やかな会話と改行に1話を反芻。村雨ちゃんの正体も謎が深まり、エピソードを重ねて行くことで、絡まった綾がほどけるような安堵がありました。
私の個人的な好みで言えば、1話は苦しいお話でした。なんというか、内川くんが思春期過ぎて加害趣味のある方が楽しめるのかしら……と、この先救いはあるのかしらと心配になったからです。
もちろん、前述したように氷解するのですが。
月島節を楽しませていただきました。いじめや黒田さんの両親、暴力そして自殺と重たいモチーフを、内川くんの優しくも軽々しくしてしまうノリで片付けてしまうのには舌を巻きました。私なら重たいまま、主人公にどう立ち向かわせるか頭を抱えることでしょう。
ドストエフスキーが出てきましたが、どこかロシアっぽいなと思って読みました。(的はずれでしたらすみません。地の文が皮肉っぽいとロシア似と思っている。)
そして、恐らく同年代と捕捉。
長文失礼しました。お気に召さない内容でも、どうかお納めください。
また、Twitterでお会いしましょう!
エピソード9
まずぶしつけに投げつけたものをきちんと読んでくださってありがとうございます。そうですね、内川くん、とても思春期。暴力的で子供っぽい一面があって自分の暴力を嫌ってる部分もあるけど感情の整理がうまくついてなくてコントロールできない、振り回されている、混乱している。そういった面を感じ取ってくださってとても嬉しく思います。
感想を読んでみて主人公が問題の解決に暴力を用いる人間であることで一話目でバックしてしまう読者はかなりいるのかなとあらためて思いました。まあネット人気は度外視で書いたお話なのでそれはそれで別にいいような気もするけれど。……なんとなくですが、内川がもしも「おまえの問題を解決してやる!」という姿勢で黒田と向き合って問題に立ち向かっていたら黒田はすごい勢いで逃げるかとても悲しんでたんじゃないかなと思いました。自分がしんどくならない程度に距離を保った上で黒田の荷物を少しだけ減らしてあげれたならそれがいい方法なんじゃないかなって。
感想ありがとうございました。いろんなものに影響を受けたいのでこれからもいろんなもの読んでいこうと思います。
感想を読んでみて主人公が問題の解決に暴力を用いる人間であることで一話目でバックしてしまう読者はかなりいるのかなとあらためて思いました。まあネット人気は度外視で書いたお話なのでそれはそれで別にいいような気もするけれど。……なんとなくですが、内川がもしも「おまえの問題を解決してやる!」という姿勢で黒田と向き合って問題に立ち向かっていたら黒田はすごい勢いで逃げるかとても悲しんでたんじゃないかなと思いました。自分がしんどくならない程度に距離を保った上で黒田の荷物を少しだけ減らしてあげれたならそれがいい方法なんじゃないかなって。
感想ありがとうございました。いろんなものに影響を受けたいのでこれからもいろんなもの読んでいこうと思います。
- 月島 真昼
- 2020年 10月18日 07時39分
[一言]
ご迷惑かとは思いましたが、読んでいただいたので、この作品を読ませていただきました。
日常をサクッと切り取ったような、懐かしい感じがしました。
ゆるやかに、時間が流れるみたいな。
主人公たちの感じてる時間とこちらが受け止める時間の感覚に、多少の差を感じたものの。
久しぶりにこういう話を見た気がします。
楽しかったです。
先の方がおっしゃられていたように。
文字がギュッとなっていて、たまに一文がエライ長いので目が滑る感が否めません。
逆に、このスタイルがこの話のいいところであると思います。
また別の作品も読ませていただきます。
ありがとうございました。
ご迷惑かとは思いましたが、読んでいただいたので、この作品を読ませていただきました。
日常をサクッと切り取ったような、懐かしい感じがしました。
ゆるやかに、時間が流れるみたいな。
主人公たちの感じてる時間とこちらが受け止める時間の感覚に、多少の差を感じたものの。
久しぶりにこういう話を見た気がします。
楽しかったです。
先の方がおっしゃられていたように。
文字がギュッとなっていて、たまに一文がエライ長いので目が滑る感が否めません。
逆に、このスタイルがこの話のいいところであると思います。
また別の作品も読ませていただきます。
ありがとうございました。
エピソード9
読んでくださってありがとうございます。紙の小説ですら最初は戸惑った舞城の書き方の真似がネット媒体でやっていいことなのかは甚だ疑問ではありますが、楽しんでいただけたようでなによりです。
別の話も読んでいただけるとのことで(食い気味)これと似たような系統のものであれば「ドッペルゲンガー」と「イマジナリーフレンド」、もっと軽いものであれば「薫子さんが食人鬼」、ファンタジーのくそほど重くて死ぬほど読みづらくてもいいのであれば「死ノ国」をどうぞ。「食人鬼」が読みやすいんじゃないかなと思います。
別の話も読んでいただけるとのことで(食い気味)これと似たような系統のものであれば「ドッペルゲンガー」と「イマジナリーフレンド」、もっと軽いものであれば「薫子さんが食人鬼」、ファンタジーのくそほど重くて死ぬほど読みづらくてもいいのであれば「死ノ国」をどうぞ。「食人鬼」が読みやすいんじゃないかなと思います。
- 月島 真昼
- 2020年 10月08日 09時34分
[良い点]
改行と句読点が少なく、文章が詰まった印象を受けましたが、不思議とすらすらと読み進められました。
句読点が少なく、どこか切迫感を感じさせる地の文でしたが、逆にそれが思春期の主人公の複雑な心理をありありと表しているようで、主人公に感情移入させる効果を果たしているように感じました。
あと、会話シーンのやり取りで、独特のセンスを感じました。特に2話の、
「ハイパーインドア女子が?」
「うっせーよアクティブ暴行男子」
のやり取りが、粋でツボりました。
[気になる点]
良い点でも上げましたが、改行と句読点が少ない為、文章が詰まっている印象を与え、初見の読者の忌避感を煽ってしまっているデメリットは、やはりあると思います。ただ、だからといって、あまり改行と句読点を増やしてしまうと、この作品の空気感を損なう可能性もあるので、難しいところですね。
2話で、
『「どこいく?」
カラオケ。ボーリング。映画。ラブホテル。』
という箇所が出てきますが、この部分を読むと、主人公と村雨に、既に肉体関係があるように取れてしまいます。
最終話まで読んだ限りでは、主人公と村雨はプラトニックな関係であり、肉体的な関係は無かったと解釈できますが、『ラブホテル』の文言によって、読者に要らぬ誤解を与える可能性が高いと思います(実際、自分は、『主人公、彼女とヤッてるのに、幼馴染にも手を出してんのかよ……』と誤解してました)。ここの『ラブホテル』の部分は削った方がいいのかもしれません。
あと、4話のアルカイックスマイルの説明文は、丸々削った方がいいかもしれません。会話の流れがぶった切られてしまって、没入感を削いでいます。
[一言]
全話拝読しました。
うーん、不思議な文章でした。一見難解に見えて、読んでみるとしっくりくると言うか……。
確かに、ウェブ小説を読み慣れた層には、とっつきにくい文体とテーマだと思いますが、話の運び方や、オチの付け方に巧さを感じました。
気になる点で色々書いてしまいましたが、これはあくまで個人の感想です。御不快ならば消していただいて結構です。
改行と句読点が少なく、文章が詰まった印象を受けましたが、不思議とすらすらと読み進められました。
句読点が少なく、どこか切迫感を感じさせる地の文でしたが、逆にそれが思春期の主人公の複雑な心理をありありと表しているようで、主人公に感情移入させる効果を果たしているように感じました。
あと、会話シーンのやり取りで、独特のセンスを感じました。特に2話の、
「ハイパーインドア女子が?」
「うっせーよアクティブ暴行男子」
のやり取りが、粋でツボりました。
[気になる点]
良い点でも上げましたが、改行と句読点が少ない為、文章が詰まっている印象を与え、初見の読者の忌避感を煽ってしまっているデメリットは、やはりあると思います。ただ、だからといって、あまり改行と句読点を増やしてしまうと、この作品の空気感を損なう可能性もあるので、難しいところですね。
2話で、
『「どこいく?」
カラオケ。ボーリング。映画。ラブホテル。』
という箇所が出てきますが、この部分を読むと、主人公と村雨に、既に肉体関係があるように取れてしまいます。
最終話まで読んだ限りでは、主人公と村雨はプラトニックな関係であり、肉体的な関係は無かったと解釈できますが、『ラブホテル』の文言によって、読者に要らぬ誤解を与える可能性が高いと思います(実際、自分は、『主人公、彼女とヤッてるのに、幼馴染にも手を出してんのかよ……』と誤解してました)。ここの『ラブホテル』の部分は削った方がいいのかもしれません。
あと、4話のアルカイックスマイルの説明文は、丸々削った方がいいかもしれません。会話の流れがぶった切られてしまって、没入感を削いでいます。
[一言]
全話拝読しました。
うーん、不思議な文章でした。一見難解に見えて、読んでみるとしっくりくると言うか……。
確かに、ウェブ小説を読み慣れた層には、とっつきにくい文体とテーマだと思いますが、話の運び方や、オチの付け方に巧さを感じました。
気になる点で色々書いてしまいましたが、これはあくまで個人の感想です。御不快ならば消していただいて結構です。
感想ありがとうございます。当作は「読みやすさを気にしておもしろさを損なうなんて、バカなことがあるかよ」というストロングスタイルを採用しております。初見殺し感はやや強いかもしれませんが、知るかよ、おもしろけりゃなんでもいーんだよ、ネット媒体だから一般小説と何が違うってんだよ、と豪語している勘違い野郎の書いた話です。基本的にネット人気は度外視であります。
ラブホテル→なるほど、「黒田と」行ったことがあるんだけど村雨といるこのシュチュでこの話が出てくると確かにそう読めますね。なんか暇つぶしのアイテムが4つ並んでて欲しかったので他の4つ目が思いつかなかったらこのままになるかも(
アルカイックスマイル→くっ……削りにくい。これ多分おとなしくて下川に怒れない、顔全体で笑うことができない「感情表現が苦手な黒田」が最後に抑えが効かなくなって思い切り泣いてしまう展開の、「感情表現が苦手」の部分の要のような気がするんですよ…………ううん…………ちょっと考えてみます。
本作の文体は舞城王太郎を意識しているんですが、舞城の文章って「音がある」んですよね。読んでいたらそのうち「声で」文章が聴こえてくる気がするんです。改行や句読点がなくても、耳元で喋られるから無理矢理できるという変な文章なんですよ……一端であれどその魔力めいたものを表現できていたなら、ちょっと自惚れておきます。ありがとうございました。
- 月島 真昼
- 2020年 09月19日 10時27分
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