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[一言]
「千年の恋人」読みました。

「幻想的で耽美な短編小説」なので、文章は特に描写などはしっかりと書く必要があると思います。

>水面にも満月が浮かぶ夜、小さな金庫が発見されました。<

「水面にも満月が浮かぶ夜」これはよいとして「小さな金庫が発見されました。」これなどは、どこで小さな金庫が発見されたのか、わかりません。
たぶん、水中だと思いますが、そのあたりのことを具体的に書くとイメージがわきます。
「小さな金庫」の具体的な状態も書いたほうがよいと思います。コケとか貝が付着しているとか。プロの方の作品とか、現実に、沈んでいた船から発見された貴重品がどういった状態なのか、そのあたりのことを調べて書いたほうがよいですね。

ただ、御作はアイデア勝負で、作品の質のことは考えていない。
とにかくたくさん、アイデアを出してから、作品の質を向上したいというのなら、私が書いていることは、今後の参考ということになるでしょうか。

それで、アイデアについてですが、御作の主人公は「お城に住む三姉妹の、真ん中の少女」ということなので、あと二人姉妹がいます。
とりあえず、今回は真ん中の少女が主役で、秘密を持って亡くなりましたが、話の展開からして、「続きが必要」です。

「あと二人姉妹」の物語を書く必要があります。

引き続いて、姉妹のどちらかが主人公になり「二章」または「続・千年の恋」の始まりです。
そしてその二人目も、真ん中の少女と同じ世界に行ってしまう。
残った最後の姉妹の少女が、謎を解き明かすというような展開になります。

そして、二人の姉妹を助け出して、元の世界に戻る。
ちなみに、最初の真ん中の少女が愛した「千年の恋人」の少年の正体なども、すべて解き明かされます。
一緒に助け出してこちらの世界に戻ってもよいですし、助け出されなかったという展開でもよいと思います。
その少年は必ずしも、人間である必要はありません。
また、「黒猫」は、そのままの「黒猫」である必要もありません。

御作の内容から話を膨らますと、世界がいくらでも広がります。


それでは、頑張ってください。

  • 投稿者: 夜の雨
  • 2020年 04月20日 21時17分
丁寧なコメント、ありがとうございます。

果たして、少女は本の暗号を正確に解釈できていたのか、
検証されることのないまま、謎は謎のまま、終わってしまう、
という話にしたくて、この話はここで終わり、としています。

例えば、難解な小説(詩でも良いですが)があったとして、
一般の人には理解できないけれど、自分には理解できる、
少なくとも、そう思える、とはいえ、それは芸術作品という性質上、
自分が分かっていることを、他人と共有するには、限界がある。
そこで生じる、自分の中の真実は、検証されることのない謎として、
いずれ、この世から去っていく、そういうことって、あると思います。
それを、少々誇張して、描いてみたかったのです。

ですから、頂いたアドバイスなどを参考にすると、これは、
小説というより、散文詩に近いようなので、ジャンルを変更してみました。

>水面にも満月が浮かぶ夜、小さな金庫が発見されました。<
という表現についてのご指摘については、全くその通りだと思います。
今後の参考にさせていただきます。ありがとうございます。

重ねて、お礼申し上げます。
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