エピソード247の感想一覧

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[一言]
参事会長は、孫をレオポルドに会わせる事で最高の復讐を図らずも成し遂げてしまったのですね。
ナポレオンみたいに兵士や民衆が何人死のうと平然としてられる精神の持ち主でなければ英雄にはなれないのかもしれません。
 山ちゃんさん、感想ありがとうございます。
 レオポルドと孫が遭遇したことは参事会長の意図したところではなく、参事会長は信仰の力によって復讐の念を乗り越えることができているのかもしれません。
 他人の痛みに鈍感な人間というものはいるものですし、そうでなくても、戦争という極限状態にあって死に慣れてしまうことも少なくありませんが、レオポルドはそうではないのでしょう。彼のように異民族・異教徒に偏見が少なく、彼ら一人一人を自分と同じような人間と見ることができる王侯貴族はあまり多くないと言えましょう。
[良い点]
司祭の話は、ヨブ記なのですね。恥ずかしながら浅学で知りませんでした。
司祭の話はとても府に落ち、上手いこと説明するなぁと感心しておりました。
また、レオポルドの最後の台詞はとても人間らしい統治者の言葉で、人となりがよく出ているように感じました。
[一言]
いつも楽しませていただいています。
ありがとうございます。
  • 投稿者: レク
  • 2021年 06月21日 06時39分
 レクさん、感想ありがとうございます。
 いつも楽しんで頂けているとのこと大変嬉しく思います。
 私も初めてヨブ記を知った時は、とても上手く考えさせられる話だなと感心したものです。
 日本人はあまり神という概念を意識しないので、神を自然に置き換えて考えると違和感が少ないかもしれません。
 敵対者を殺して何とも思わないような人も世の中にはいるかと思いますが、少なくともレオポルドはそういう人間ではなく、自らの行為への後悔と罪悪感を拭い去ることは容易ではないのでしょう。
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