感想一覧

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[良い点]
 バス運転手の鉄拳を浴びる場面で笑ってしまいました。官位を盾に取って、散々煽ったあげく、目上の人と遭遇すると借りてきた猫のように大人しくなってしまうところが滑稽でした。
 恥ずかしさのあまり、消えてしまうのはちょっとかわいそうです(笑)
蛇のひげさま。
お読みいただきありがとうございます。

藤原実茂さん、消えるといっても幽霊ですから、また実茂と名乗る人を見つけたら、めげずに復活するのではないでしょうか。
ただ、もう官位とバスの運転手には懲りていることでしょう。
[良い点]
うふふ、もう、顔のにやにやがとれない、おもしろい……!
タイトルだけ読んで「みのしげ幽霊」だと思ってたんですけど「さねしげ」様でした。もう、語り口が軽くてするする入ってくるし、さねしげ様がおもしろくて、実茂さんも登場しちゃうとかもう、最高です。これまたオチがいいし、ああーもうめっちゃ好きです。
猫の玉三郎さま。
お読みいただきありがとうございます。

大丈夫です。わたし自身、サネシゲ幽霊って読んでしまってますから。
語り口の軽い短編は書いてて楽しいです。
なんとも世の中閉塞感満載でしたので、いい気分転換になりました。
[一言]
実茂幽霊? 
やだ、実茂さん霊界に行っちゃうの? と読み進めましたら、マジもんの別人幽霊さんでした。しかも小物感すごっ! バスの運転手さんもコロナ騒動でイライラしていたのでしょう。わたしは実茂さんファンとして、ふむふむバスを利用なさるんですか? と、そちらにも喰いついてしまいました。ファンサありがとうございました。
たのしかったです。
カラスウリさま。
お読みいただきありがとうございます。

最寄り駅が遠くて、歩いて三十分近くかかるんですよ。
最近はテレワークで家で仕事してますが、週一でいろいろたまった書類をあれこれしないといけないのですが、都心なのに電車もバスも本当に空いてます。

藤原実茂さんはホントネタにしやすい人でした。
国司として私腹を肥やして年貢を搾取し民草に訴えられたことしか記録に残っていません。
もうひとりの四辻実茂さんはずっと偉くなりましたが、あまりエピソードはありませんでした。作中の彼は作者の妄想です。
[一言]
いつも楽しく拝読してますあはははは!いやんもう。麦焼酎。いかん説明が難しすぎるポイントを先に推してしまった。(えーシブいじゃありませんか芋でもビールでもない)モノは違えどテンプレなのですよね途中まで。笑いたいとこでしっかり笑わせてもらえます、軽くて重厚な疾走感がたまらない。デビューって何だよセーシとかカンイって言われてわかるかよってわかりそうだけどルビがふってある単語がほぼわからなくてもわかるのはすごい!えっそこ?テンプレを書いて……いただきたくはそこまでないのですが書くとすごい。これでも善人に見える(お行儀良いから)四辻の実茂さんとそこそこ悪人に見える実茂譲さんの違いが楽しいです。藤原さん?いい人っていうかこんな面白い人いませんて。
  • 投稿者: misen
  • 2020年 05月02日 11時11分
misenさま。
お読みいただきありがとうございます。

藤原実茂はちょうドマイナーな人で、生没年不明、分かっているのは備前と能登の国司時代に領民にめちゃめちゃな年貢をかけて私腹を肥やしたというだけのある意味おいしい人でした。

実際、狩衣着た幽霊にからまれたら、泡吹いて倒れると思います。
[良い点]
 ぷぷぷ、遂にネタになさいましたね。「実」も「茂」も貴族サマに使われがちなお名前で、実を申しますとワタクシついつい「サネシゲ」さんとお読みしてしまうのです。
 でも実在の実茂さんは存知ませんでした。勉強になりました。
 
  • 投稿者: 惠美子
  • 50歳~59歳 女性
  • 2020年 05月02日 10時50分
惠美子さま。
お読みいただきありがとうございます。

わたしも実在の実茂さんについてはずっと知りませんでした。
ただ、実茂を検索すると、このふたりの名前が出てきたので、いつかネタにしてやろうと思ってました。

実茂はやっぱりサネシゲかサネモチって読みますよね。
わたしも最初はサネシゲユズルにしようかと思いましたが、大叔父ふたりの読みに合わせて、ミノシゲにしました。
[一言]
ただただおもしろい。
笑いました。
閉塞した状況下、元気をもらいました。
錫 蒔隆さま。
お読みいただきありがとうございます。

この嫌な世の中、笑いを届けることができたのなら幸いです。

カミュのペストが売り上げを伸ばし始めたとのことですが、さもあらんという感じです。
[良い点]
実茂さんがいっぱいです!
いばり散らしてた実茂さんに対する実茂さんのスマートな対応がかっこいい!
バスの運転手さんもナイスパンチです。
そのあと実茂さんの前で威張ってたくせに相手の官位を聞いてひゅるひゅるぽん、と消えるあたり小物感満載ですね。
楽しいです!
exaさま。
お読みいただきありがとうございます。

藤原実茂さんは実際、年貢を搾り取るなどあまりいい人ではなかったそうです。
平安時代の貧富の差は戦国時代や江戸時代の比ではなく、百姓は竪穴式住居に住んでいた時代ですので、官位のある人はそれだけで特別みたいなものがありました。

四辻さんは室町時代の初めで、貴族の土地の上がりが武士たちに容赦なくガメられ始めた時代の人ですから、それなりに世渡りがうまかったのではないかと思い、あんな感じになりました。
[一言]
名前は本当に難しいですよね。
なんとなくで決めたものが他の方と被っていたりすると、あちゃーっと頭を抱えてしまいます。ネットでざっと検索しただけでもそうなのですから、千年近いスパンで見ると被りがないことの方がまれかもしれません。

あなたのことを尊敬しているので、お名前を借りましたとかは通用しないのかしらん。たった1人にしか同じ名前が許されない世界になると、ちょっとしたバトルロワイヤルが発生してしまいそうですね。今回の場合のメイン武器は官位でしたけれど、普通に物理攻撃も通用するのが面白かったです。

四辻実茂はしたたかにこの世を謳歌していますね。処世術を身につけた幽霊は最強なのかもしれません。

石河 翠
お読みいただきありがとうございます。

日本は苗字の種類がどちらかというと多いほうの国らしいので、どんな珍妙な苗字考えても、たいがいはかぶってしまうんですよね。

苗字については個人的には諱みたいな苗字にちょっとあこがれがあります。
氏家とか友近などでペンネームの実茂にもそのあたりのあこがれが若干加味されています。
[一言]
なんと器の小さい藤原さん。肩書きとったらなにが残されるのでしょうか。でもそんなキャラにしたらほんとに怒られますよ。

歴史に疎いもので、作中の人物は知らなかったのですが、実茂さんみたいにちゃんとしたPNだったら、どこかに出てきてもおかしくないと思ってました。

役所が誤字ったせいで珍苗字になった親戚がいますが、とある観光地で同じ名前の寺を見かけてビックリしたことがあります。
  • 投稿者: 暁 乱々
  • 2020年 05月02日 05時46分
暁 乱々さま。

昔の人を悪く書くと祟られるかもと思い、そのへんリサーチしました。
藤原実茂さん。どうも悪い人だったらしく、私腹を肥やすために領民からめちゃくちゃな年貢を搾り取っていたようです。

作中の人物ですが、大丈夫です。これ書くまで、どちらも知りませんでした。
藤原実茂さんに至っては生没年不明でただ領民に苛政を行ったことしか伝わっていません。

お寺と同じ苗字。薬師寺や勧修寺みたいな感じでしょうか?
東大寺なんて苗字がいたら、ある意味最強ですね。
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