感想一覧

[良い点]
読みやすい文体で物語性も良く複数の終わり方も含め全て読まさせていただきました。
また主人公が異世界でのギャップに悩み解決していく様が解りやすく書かれており感情移入しやすく感じました。
転生者のルカと転移者のユウキが同じ方向性で協力していきますが、二人の細かなやり取りの中で違いがしっかり出ておりキャラづけが綺麗に分離していたのか混ざらずに二人共引き立てられてる様に感じたのですが、ここもこの小説の読みやすさに繋がっているのかなと思います。
[気になる点]
物語の最後、神父が闇の神に支配されテオドールがドラゴンになりユウキを襲った瞬間に黒い靄に包まれ神と対話し気がつくとドラゴンに矢が刺さっていて闇の神はルカによって倒されユウキとルカは願いの一つをテオドールの蘇生を目指す流れになっているように捉えてましたが、その時々の場面がどの様になっているのか。物語最初と異なり少し丁寧さを欠いてる様に感じました。
主人公ユウキの視点では確かに上記流れで物語は進行するのですが、全体(第三者や場面の説明)を見た時、誰がいつどの様な感情で何を見ていたのか欠落している部分が大きくあった為、読みながら補完することに苦労しました。
全体として少しそのような部分は薄めで進行しておりましたが程よく読みやすい為、特に気にしていなかったのですが、最後は激動的に変わる場面でしたので情報不足に感じたのかも知れません。
[一言]
またステキな物語を待っています。