エピソード33の感想一覧

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[良い点]
 なるほどなあ……
 プロ野球とかでもそうですもんね。本格派が技巧派になったり、先発が抑えになったり、ショートストップがコンバートで外野になる。もっとそれ以前に、ピッチャーで入団したのに通用しないから野手転向とか。受け入れるのも美学、拒否するも美学。

「そういうこともある」と情報があって納得するならともかく、彼らの場合は、ヴィンセントの目にしか根拠がない「可能性」、あるいは「未来」を押し付けられたのだ――と思えたのかもしれませんな。
 
[一言]
 良かれと。才能も可能性も、発揮されてこそと。
 それこそが彼なり彼女の幸せに違いない。そう思えばこそヴィンセントのスカウティング。そしてコーチング。プレイヤーを愛おしく思えばこそ、でしょうし。
 あるいは彼自身に剣にも魔法にも才能がなかったからこそ、他人の才能発掘に情熱を傾けられたのかもしれません。
 ロドヴィーゴは、通用しないから代打とか代走とか、二番打者とか、相応に技術もあり必要もあるポジションなのに、そっちに適性もあったのに、思っちゃったんですねえ。
「俺はエースになる男だったのだ」と。
 ヴィンセントと同様に人間を見る目をもつ彼なら、自分のことも把握しているでしょうから、その判断の妥当性もわかる。わかるが故に感情がそれを肯んじえない、
 嫌いじゃない。その無念と屈折は嫌いじゃない。
 でも! でもよう!
 ロドヴィーゴの兄い……そこで「回想」にはいっちゃったらもう、負けフラグなんだよおおおっ!(ちょいメタ)
 美味しいごはんを提供する食べ物屋さんに、バイトテロ仕込みの上、細菌兵器ばらまくようなことをやった時点で同情の余地はないけれど。
 ヴィンセント先生がお店を主戦場に選んだ時点で、何か手を打っているとは思いますがー
 次回以降がむっちゃ楽しみです。
  • 投稿者: 退会済み
  • 男性
  • 2020年 05月26日 23時11分
管理
感想ありがとうございます!
深いところまで読み解いていただけて嬉しいです。ロドヴィーゴにもロドヴィーゴなりの思惑があって、彼なりにヴィンセントに思うことがあるということが書けていたなら幸いです。
ロドヴィーゴがヴィンセントに対して抱いていた怒りや、それに気付いたヴィンセントがどう立ち回っていくかは、ここから先の物語で描いていく予定です。どうぞご期待下さい。
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