神ゲーしようと思ったらクソピーキー性能のチート詰め合わせの初期特典に当選したので悪役に徹することにする

エピソード128の感想一覧

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[良い点]
VRMMOがゲームらしい設定の下描かれているところ
神様転生の『転生特典』を『キャラクリガチャ』や『ユニークスキル』『称号』に置き換えただけの実質異世界転生作品が見られるなか、過剰ともいえる程のゲーム設定を土台としてあるのでゲームとして読めるのは嬉しい所
[気になる点]
スピリタスというキャラクターがメインキャラの中ではあまり好きになれない点
自分が戦闘狂系のキャラクターをあまり好まないというのもあるが、大きな理由は初登場でギャ(ン)グホラーシューティング系の別ゲーのエピソードが挟まれた事にあると思う
一章を読み終わった時点で、読者はALLFOの世界を読みたくてこの作品を読んでいるはずなのに、それが急に別ゲーを語られてしまって色々と冷めてしまったのが致命的かもしれない
[一言]
三章を読み終わったので一気に感想を

一章
タイトルでハイハイいつものねと避けていたが、読めば違った印象に
序盤は前述したようにゲームらしいゲームに惹かれた
MMOとしてのプレイヤーの公平さはないも同然というか無いが、作中でも無いと早々に断言されたので気になることもなかった
運営による強制転移が行われ、主人公とその仲間が未知の土地を探検するようになると印象は一転、VRMMOからマルチプレイ対応のフリーシナリオのオフラインゲームか、PLにシナリオブレイクされて悪ノリしたGMがPLのやりたいことをやりたいようにサポートしているTRPGのように思えた
とはいえ、これはこれで普通に面白かった

二章に入ると、最初から他プレイヤー視点。ネタが切れて広く浅くやっていく方針にしたのかと思えば、主人公たちの暗躍の表側というだけで安心
前述のように他ゲーに話が移って萎えるも、暗躍や重要NPCを装うようなイベントでの教会を相手にした行動は某『gold exp』を思い出させるような流れでとても満足できる出来だった

三章
新キャラクターを加えて一章の中盤以降のような展開へ
二章後半が最高だったとはいえ、仲間たちとの冒険は面白いので不満はない
三章後半、というより蟻戦に入ると、これまでも不満に感じていた『作者が読者に話しかけるような形』の設定公開が目につくように
一章では設定厨の序盤故に当然のように設定の披露が多かったが、それはキャラクター同士の会話や考察という形が多く、これには満足していたのにどうしてこうなったと落胆
蟻戦での第3のゲーム語りと同様流し読みをしてしまった

まとめとして、設定過多は大いに結構、ストーリーも面白いし楽しめる作品
でも別ゲーの話と主人公もその仲間もしらない余談をモノローグで語りかけて来る頻度は抑えるか、あまり長々としないでほしいという感じ
設定が披露されるのも楽しんでいるとはいえ、キャラクターが消えて作者との一対一で一話の半分以上も淡々と語られると流石にキツイというのが本音

続けて四章も読みたいと思います

投稿者：妹猫
2022年 01月20日 21時56分

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エピソード128

>>エピソード128の感想一覧

　初めてまして、妹猫さん。非常に参考になる御感想を下さりありがとうございます。

　まず良い点に関しては、割と考慮している部分なのでお褒めくださり非常に嬉しいです。異世界転生モノとゲームである事をできるだけ区別できる様に考えていますので、今後とも気をつけていこうと思います。

　別ゲー語りに関しては、ノート達の歪んだ理念やキャラ同士の繋がりを描く上で導入しました。また、リスペクト元であるシャングリラフロンティアという作品のやり方も少し参考にしております。
『ALLFO』だけで良い、というご意見に関しては真摯に受け止めようと思います。

　3章に関しては正直自分としても色々と失敗したな、と考えてる部分が多いので、御指摘のほどはごもっともだと思います。特に蟻戦は実験という体で書き方を少し変えた結果妙に設定が長くなったり、別ゲー要素が強くなったりしました。(恐らく書き直せるとしたら主任視点などの導入でモノローグ設定調を緩和できたかも)

　4章に関しては1、2、3の纏めであり、他の章の倍くらいの量になってしまっていますが楽しんでいただければ幸いです。
　改めまして、詳しく本作の分析を行った感想を下さりありがとうございます。ご意見を真摯に受け止めた上で、今後とも執筆させていただきますのでよろしくお願い致します。