感想一覧

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[一言]
感想遅くなってしまい申し訳ありません。
「希望」拝読させていただきました。

序盤の彼女の体調不良から「殺人への不安」をとても感じました。そりゃあ、約束の時が迫っているんだから、そうもなりますよね。
また、火傷の経緯を詳しく思い出さないところが、彼女がいかにそのことを思い出したくないかを強調させているようで、真昼さん上手いなあと感じました。
爆発したか、爆発しなかったか、というのを読者に考えさせるラストは、この作品によく合っていたと思います。

一歩ごとに頭の奥がガンガンなる。
ここは、「ガンガンとする」の方が良かったような気がします。

素敵な作品をありがとうございました。
  • 投稿者: syou
  • 男性
  • 2011年 02月20日 18時53分
[一言]
リアリティとかはとりあえず置いておいて、この話の人は過去にそういったイジメを受けたんだと思って読みました。

爆弾が爆発するかどうかはこの際ささいな問題。
大事なのは爆弾を仕掛けた事。
そしてその結果を這うようにしてでも見届けに来たこと。

彼女は執念ですね。そして読者にはもやもやとした不安を結果的に与えたと思います。

相変わらず真昼作品はいいですねぇ……

ありがとうございます。

なんだか「十年越しの私の希望は届くだろうか」っていうオチがつけたくて書いたような気がします;
なんか読み返してて書ける人が書けばもっとおもしろくできるんじゃないかとか思ってしまったのが悔しい……
[一言]
希望、拝読致しました。

率直な感想としては、惜しい。でも、面白い。
第一印象はこのように感じました。

入院しててもおかしくない体調で無理をしてまでタイムカプセルに行く必要があるのか。
何度も意識を失いかけているのにバイクで移動は可能なのか。
なぜ包丁が必要なのか。

前半、疑問に思いながら後半へと読み進めて成る程と納得するのと同時に、予想外の展開は面白く感じました。
その反面、矛盾を感じる部分も多くあったのは少々残念に思えました。

他人に傷を残すような「イジメ」の場合、加害者は楽しんでやっている事が多いと思います。
灯油を掛けての火傷ですと下手すれば死んでしまいますので、そこまではしないような気がします。
タバコの火を執拗に押し付けたりとか、小さいながらも消えない傷を無数に残された方がリアリティがあったのではないかと。
実際、灯油を掛けて火をつけるようなイジメがあったらすみません。

睡眠不足、過労、風呂場での嘔吐、やつれ果てた顔と、健康な女性にでも頬を叩けば倒れてしまいそうな主人公ですが、体力気力を要するバイクの運転も矛盾を覚えた小道具でした。
また、その様な状態で同級生を殺傷するつもりで包丁を持ち込んだのであれば、一人辛うじて傷をつけられる程度で終わってしまうのではないかという矛盾。
この辺りが少々気になりました。

以上、気になった点を幾つかあげてみましたが、全体的にはやはり面白く感じました。
着眼点、オチの意外性、纏め方、読了後の余韻、素晴らしかったです。

お疲れ様でした^^
  • 投稿者: 市太郎
  • 2011年 02月03日 02時36分
うわぁ……、なんだか自分で感じてた違和感が一気に解消された気がします。

ありがとうございます。
[一言]
読ませて頂きました。

彼女の行動や不安の理由が途中まで分からない展開、明らかになる様々な理由、動機、過去、とっても読んでいてとってもスリリングでした。
ダークだけど、面白いです。
でも、灯油をかけられて火傷させられるなんて、それはもはやイジメの域では無いというか、イジメた方もトラウマになりそうだと思いました。
火傷の痕がかなり大きな動機になっているはずなのに、印象が薄いのが残念だったかな、と感じました。
不安に関係する身体的な反応の描写も、凄くリアリティがあって良かったと思います。
でもその反面、焦点がぼやけてしまったように感じる部分もあるように感じました。主人公の心に重くのしかかっている何重の不安と葛藤を現そうとしたと思うんですが、ちょっと掌編で扱うには詰め込み過ぎかな、と。
 隠し持った凶器も(純粋に殺傷目的でないにしろ)逆にタイムカプセルに仕掛けられた爆弾の存在感を削いでしまっているようにも感じました。
 でも、全体として凄く着眼点が良いと思うし、心理ものとして面白かったです。サスペンスのようで、でも最後は結末が読み手に委ねられているのも好みでした。

 ごちそうさまでした!
  • 投稿者: 時満
  • 2011年 01月27日 17時49分

なんか刃物の辺りはごっそりカットしたほうがよさげですね。
というか、はい、詰め込みすぎました。精進しますorz
感想ありがとうございます。最近なんかぼやけてる。

[良い点]
 後半にいくにつれて、不安感が一気に加速していくところ。
 まるでジェットコースターに乗っているかのように上下左右に振り回される感じがしました。
[気になる点]
 二千字という縛りの中で、不安感を煽る材料として、頭痛、吐き気、火傷と盛り込みすぎだったと思います。
 本来ならばインパクトのある火傷の設定が霞んでしまった気がしました。
[一言]
 思わず感情移入してしまう程、読者を巻き込む不安感が醸しでている作品だと感じました。次回以降の作品も楽しみに待たせて頂きます。
火傷が前面に出てしまうとすごく悲痛なお話になってしまう気がしたんです…… けどそうですね。ありがとうございます。
[一言]
自分で人を殺してしまうという不安と、十年前、タイムカプセルに仕掛けた爆弾がちゃんと爆発するかという不安が伝わってきました。

なんども爆弾をとろうとしたのに、出来なかったというのは、彼女にとってそれだけイジメが辛かったのだろうと思います。
体に火をつけられるという実質的な行為があったにもかかわらず、そこまで追い詰めらてしまい、助けてくれる人がいなかったのかと考えると悲しいですね。

素敵な時間をありがとうございました。
ありがとうございます。タイムカプセル爆弾は元々一時期書いてた探偵物で使おうとしてたネタだったんですが、仕掛ける側の視点から書いてみるとやっぱりちょっと不完全燃焼かなと思ったり…… んー、歓喜が書けない;
[一言]
面白かったです。読み手までが、不安になりました。素人の爆弾であっても、その緊迫感が伝わって、とても楽しめました。
ストーリーも初めから、退廃的な雰囲気が魅力的で、私は大好きな作品です。
  • 投稿者: 退会済み
  • 女性
  • 2011年 01月24日 16時05分
管理
少しでも雰囲気だせたなら嬉しいです。ちょっと三人称が苦手なのでこれから練習していきたいです。感想ありがとうございます。がんばります!
[一言]
 うわぁ。 何ていうか、病んでますね…。 それが、つらい現実に突き落とされた最近だけのことじゃなくて、中学の頃から、ということが一層つらいですね。 どうして、彼女はそんなことを考えてしまったんだろう? しかも中学のときに。 そこは最後に疑問として残りました。
 けど、もう辛くて辛くて、生きていくこと自体が辛くなってしまった彼女が最後に求めた安らぎなのかな。 そう思うと、とても哀しかったです。
 冒頭から、彼女のつらい現実が、我慢の限界なんてとうに超えた現状にいる彼女が、その自分の心持をほとんと表さない部分も、そんな限界を超えた感じが出ていて、物語に引き込まれていきました。
 そして、思ったのは、これは『不安』を描写した物語ではなくて、読者を『不安』にさせる物語ですね? って感じでした。 最初は「これ、不安じゃなくて絶望じゃん」と思いながら、読んで行き、読み終わってすぐは「やっぱり、不安じゃないよねぇ」でした。けど、その内容を反芻したとき、「なんかやだなぁ、こんなふうになりたくないなぁ」と自分が不安になりました。 なるほど!これもありですよね! ちょっと目から鱗って感じでした。

 誤字と思われるのが、彼女がアパートを出るときの『ヘルメットを被り止めてある』は『停めて』がより正しいと思います。(校庭では『停めて』いますね)
 あと、『名前を聞かれた』は『名前を訊かれた』が正しいと思います。

 お疲れ様でした。
  • 投稿者: 星野 雫
  • 2011年 01月23日 11時58分
>読者を不安にさせる~

真昼にはそんな高等技術は使えませんorz

そうか絶望か…… 真昼は「憎悪」かなぁと思ったのですが絶望のほうがしっくり来ますかね。


誤字報告ありがとうございます。学校帰ったら直そうと思います。こないだ知ったんですが「訊く」って常用漢字じゃないんですね。

感想ありがとうございます。
[一言]
お疲れさまでした。

頭痛や吐き気を伴うほどの不安感が、淡々と状況を述べる文章から洩れ伝わってくる感じがしました。心理描写少なめなのが、逆に良い効果を出しているというか。
素人制作の爆弾が埋められて十年経っても作動するか、という問題はさておき。結末の記述がないラストはとてもスリリングで、全体に流れる不安感を増幅してると思います。
ただ、主人公が貧乏なのにバイクを持っている設定が、維持費を考えるとちょっとアララかな、とも感じました。
ご馳走さまでした。
  • 投稿者: 京元緋呂
  • 女性
  • 2011年 01月23日 01時43分
バイクは就活のために買ったんですよきっと。というのはともかく、はいそうですね; 電車乗らせたほうがよかったか……。
爆弾はそれ狙ってます。真昼の頭の中にあったのは爆発しないルートでした。

感想ありがとうございます。最近のはちょっとあれですね……
[一言]
読んでいて、もの凄く不安になりました。
彼女が何か心に期していることは伝われど、最後までその正体が分からない緊迫感……主人公のみならず、読んでいる私の方まで不安にさせられました。
最後の終わり方もとてもよかったです。
楽しませていただきました。ヒャッホゥ♪な作品を、ありがとうございましたm(_ _)m
「不安」のテーマはなんとか大丈夫だったみたいですね。感想ありがとうございます。ヒャッホゥ!
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