感想一覧

夕立様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
永遠の恋や、運命の恋って、一歩間違うと呪いだと思うんですよね。
両方が同じ時期に必ず生まれ変われるなら良いのですが、ずっと待ちぼうけとか、自分が死にかけた時期に相手が生まれてくるとか、親子とか、兄弟姉妹とか、落とし穴みたいのはたくさんあるような気がするんですよ。

騎士さま、努力の方向が間違っているような気もしますが、騎士さまの執着のおかげで、こちらの王国はとても発展してきました。異類婚姻譚を定着させるために、聖職者として一生懸命布教したのでしょう。たぶんザビエル並みに超頑張ったんでしょうねえ（遠い目）

小鳥さんはトリ頭ですし、騎士さまの愛情を当たり前だと思っているので、愛の重さに気がついていません。（むしろもっと愛してなんて思ってますし）これが普通の人間だと愛の重さに潰されてしまうので、このふたりはまさに割れ鍋に綴じ蓋なのでしょう。

実は騎士さま、今まで一回も結婚していません。子どももいません。果たして念願のアルエットが隣に来た今、どこまで待てをできるのか。作者的にもちょっと気になります。（でもヘビ神官以上に、子どもといえど愛情を分けることを嫌がりそう……）

感想、ありがとうございました。

なななん様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
前世ものは大好きなのですが、自分で書くにはちょっと難しすぎてなかなか手が出なかったんです。私の手にはちょっと余ってしまうと言いますか。それでも今回は性癖全開ということで、前世ものを書いてみました。

私のドストライクは、身分差と異類婚姻譚、それから見返りを求めない献身でしょうか。（実は戦うヒロインも大好物なのですが、アルエットは残念ながら前世の設定上剣を持たせられなくてもどかしかったです）相手のためなら何でもできる、相手が幸せならばそれだけで幸せという重たすぎる愛が好きです。

もともとの小鳥の発想なら、結婚してしまうエルネストの横でひっそりと耐えて暮らしているはずでして、それが耐えられない、自分のものにしたいと変わった部分が前世と今世の違いだったり（魂は小鳥のままでも、肉体が人間の器になったことによる変化だったりします）

ヤンデレ×天然の組みわせはやっぱり好きだなあと自分の性癖を再確認した次第です。
（しかしもう一つの性癖である、遊び人からの一途にジョブチェンジは入れられなかったですね笑）
感想、ありがとうございました。

彩瀬あいり様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
はい、これでようやく恩返しシリーズの主要人物たちがぐるりと繋がりました。某テントウムシの時から、何とかここまで持ってきたいというぼんやりとしたイメージはあったため、完成してホッとしております。

男装女子って、美味しいですよね。
教会で生活していたアルエットは、もちろん裏ではエルネストの手で守られています。そのうちそれとなく王城に連れて行く予定だったのですが、まさかの男装で騎士団に飛び込んできたので、エルネストも焦ったようです。（もちろん、アルエットの意志が最優先なので、寮の一人部屋やシャワールーム等の設備などが、彼女の安全のために格段に向上しました）

エルネストは、孤独でいた時間が長すぎて、ちょっとおかしくなってしまいました。神様は祝福を与えたあとに、弊害に気がついたようです。そのぶん、彼らの絆は強くなっておりまして、何度転生しても問題なく引き合います。運命の赤い糸どころか、運命の赤い鎖でアルエットはぐるぐる巻きです。それでも彼らは一緒にいられるだけで幸せですから、問題なしです。アルエットが欲のない鳥あた……純真な娘で良かったです。エルネスト、アルエットの頼みなら王国乗っ取りだってやりかねませんからね(笑)(今も可能なのですが、王位を簒奪しても面倒なのでやらない)

感想、ありがとうございました。

香月よう子様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
異類婚姻譚というのは、種族を超える恋だからこそ、お互いがかけがえのないものであると思うのです。相手さえいれば他には何もいらない、その究極の形なのかなあと思っています。

アルネットだけいればいいと自覚しているエルネスト、エルネストしか選べないと気がついたアルネット。転生を繰り返しても、彼らは必ず惹かれ合うことでしょう。記憶を刻み続けるエルネストはもちろんアルネットに執着しますし、エルネストから愛を与えられるのが当たり前のアルネットも当然の形で愛を返しますから。愛の重さに気がつかないことは、きっと幸せなんですよね。

感想ありがとうございました！

陸　なるみ様

ご高覧いただき、ありがとうございます。

本当に大切な相手とは、魂が繋がっている、お互いにひかれあうのだと思います。それでも、決して離ればなれにならないように、大切な相手の手はこちらできちんと握っていなくてはならないのですよね。

待っているだけでは、願いは叶いませんから。たくさんの愛を、言葉にして相手に伝えたいと思います。

ご主人が入院されていらっしゃるとのこと、心配ですね。お見舞いにいきたくても今は病院への往来も自由にできませんし、もどかしい気持ちがいっぱいかと思います。どうぞお疲れの出ませんように。

間咲正樹様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
もう自分の好きなもの全部載せでいきました！
何だかアホみたいに高カロリーになったオリジナルピザみたいですね（笑）

ヤンデレも好きだし、待てができるワンコもすきなので、ヒロインの前ではひたすら待てをするヤンデレ王子です。でもヒロインが知らない場所ではヤンデレの本領発揮。ヒロイン至上主義ですから、ヒロイン以外は積極的に利用していきます。別に相手が嫌いなわけではなくて、ヒロイン以外に興味がないんですよね。そういうスパダリが好き（うっとり）

このまま何度転生しても、でろでろに甘やかされるといいなあと思います。そして転生するごとに闇深さと執着度合いがきっと深まっていくに違いないのです。

感想、ありがとうございました。

瑞月風花様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
騎士さまの執着は、一朝一夕なものではありませんからね（笑）
執着が濃くなることはあっても、薄れることはもはやないでしょう。

普通の感覚の持ち主なら、おそらくその愛情の重さに潰されてしまうかもしれません。少し抜けているくらいの彼女だからこそ、その愛情を当たり前のものとして受け止められるのでしょうね。

ダンゴムシ一家、実は失踪中の主人公の両親にちょっと繋がりがあるような、ないような（笑）
ここら辺のエピソードもいつか掘り下げられたらいいなあと思います。
感想、ありがとうございました。

水渕成分様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
このシリーズを書き始めた時からずっと書きたかった、最初のふたりのその後の物語。ようやく完成させることができました。

どこかいびつな彼らですが、おそらくこれ以上ないほどに純粋でまっすぐな心の持ち主たちでもあります。彼らの幸福な姿を楽しんでもらえたら嬉しいです。

感想、ありがとうございました。

汐の音様

ご高覧いただき、ありがとうございます。
恩返しシリーズを書く中で、どうしても書きたいお話でしたので、ようやくまとめられて肩の荷がおりました。

もともと、「前世」「生まれ変わり」のお話が好きなのですが、自分で書くとなるととても難しくて。「前世」はどこまで現在の自分に影響を与えるのか。「前世」と「今世」の自分は同じものなのか。その辺りがしっくりこないと苦しいなあと思いながら色々と考えた結果、こうなった感じです。

小鳥が騎士さまに捧げた愛は、とても大きな形の愛なんですよね。自分の命と引き換えに、王国全体を救う、言うなれば世界規模の愛。その愛情はあまりにも大きくて、誰に対してもおそらく平等です。（小鳥的には騎士さまが好きだから、騎士さまの国ごと守ったという形ではあるのですが……）

エルネスト王子の愛は、とてもピンポイントな愛です。世界中を敵に回してもかまわない。小鳥もといアルネットが幸せならば、それで自分も幸せ。エゴイスティックで暴力的な愛だと思います。けれど、エルネストは前世で小鳥を失ったからこそ、この愛の形に行き着いてしまったんですよね。

どちらもとても愛情深いのですが、愛の方向が異なります。
そして私的には、かつての小鳥よりも、目の前の相手だけを求めた今のアルネットの方がより情熱的ですし、人間らしいと思うのです。

この王国はただアルネットのために。
それはたったひとりで愛しいひとの生まれ変わりを待ち続けたエルネストにとっての心の支えでもあり、愛の証でもあったのでしょう。

感想、ありがとうございました。

鷹羽飛鳥様

ご高覧いただき、ありがとうございます。

恋はひとを盲目にするものですし、相手のすべてを知っているからといって幸せになれるとは限らないと思うのです。本人たちが幸せなら、知る必要のない事実だってたくさんあるのだろうなあと思います。

小鳥さんがいつまでも純粋なままでいられるように、これからも王子様は頑張るようです。

感想、ありがとうございました。