エピソード113の感想一覧

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[良い点]
 個人の情念や動機で前に進んでいたけど、それも社会や時代の流れの中の出来事なんだということが明らかになり、ある種の感動を覚えます。
 そして、その流れの中で、引き続き自分のできることに専念するティアたちが何とも言えず素晴らしい。
 長い物語の終盤らしいエピソードをありがとうございました。
  • 投稿者: ひさお
  • 2020年 12月10日 23時39分
感想ありがとうございます。

魔王を倒すという一大イベントが終わったので、後日談的な話になっています。
一大イベントが終わっても読者視点からは物語が終わりますが、登場人物たちにとってはまだまだこれからも物語は続きます。
その中で自分のできることをやっていく。そうやって彼女達は前に進んで行くのかなと思っています。
[気になる点]
君主制ではなくなったけど、共和制なのか民主制なのか。
作中の描写を見ると民主制に移行したように見えるけど、王の下にいたはずの支配者層はどうなったのか。
[一言]
個人的に引っかかるのは、外的要因で国が傾いたけれど、それは制度上の問題ではなかった点です。
王政では限界に達したから変えたわけではなく、民衆主導というと聞こえは良いけど政治の素人集団です。
政治を行っており、ノウハウを持っていた貴族たちはどうなったのか……
悪徳貴族が蔓延る国ではなかったようですが、排除してしまったのでしょうか?
色々なものをすっ飛ばしていて、やり過ぎてしまったように感じます。
が、そういう様々な無理を魔法、魔族との協力で『利便性』を提供し続けることで押し通したのかな、とも思います。

民衆側であるスザクとその周囲の人たちはそれで良かったのでしょうけど、何も悪くないのに強引な変化により社会から弾き出された人たちは相当多いはず。
転職先があって良かったと語られてるのは、全てスザクたちと近い立場の人間たちだけですが……
願わくばスザクたちは自分たち以外の視点もちゃんと持って、そちらにも目を向けておいて欲しいかな?
魔族との共生を優先して民主制にまで移行させたのだとしたら、その責任は最後まで負って欲しいので。
  • 投稿者: 緋野
  • 2020年 12月09日 23時07分
感想ありがとうございます。

民主制のイメージが強いです。

>王政では限界に達したから変えたわけではなく・・・
王政が限界に来たというより、王族やその周りの人々が全滅したので、王政から民主体に変えないといけなかったという感じですね。


>政治を行っており、ノウハウを持っていた貴族たち
イメージとしては「各地の長」と表現している方々が近いですね。一応排除はしておらず、協力している関係ですかね。

政治の素人集団とありますが、王政から民主という、政治の形態が大きく変わるため、政治に関してはそういうのはないのかなと。
「組織をまとめる力」や「案をまとめたり、考えたりする力」というのは、政治というより、所謂「対人関係能力」に近いものだと思っています。


>色々なものをすっ飛ばしていて、やり過ぎてしまったように感じます。
後日談的な話なので、あっさり1話で終わってしまってます・・・。
エンディング的な話とはいえ、もう少し話を掘り下げても良かったのかもしれません。

>強引な変化により社会から弾き出された人たちは相当多いはず。
作者の想像力不足かもしれませんが、王政によって生計を立てていた人、所謂貴族と呼ばれる方々のことでしょうか?
※相当多いと仰られているので、違うかもしれませんが・・・。貴族は多くないので・・・。


>魔族との共生を優先して民主制にまで移行させたのだとしたら
共生を優先して民主制に移行したのではなく、王族が崩壊したから移行したからですね。

もしもの話になってしまうのですが、王族が無事だったとしたら、魔王を倒した報告と同じタイミングで、魔王を失った魔族を保護し、共に生きることを提案していたので。

つまり「魔族の共生」と「民主制に移行した」ということは、それぞれが独立しているため、関係性がないです。
「魔族との共生を優先するために民主を進める」ということはないです。



正直に言いますと、後日談的な話なので、あまり深く作者としても考えていなかった部分が多かったです。
「魔王倒した」からの「新しくスタートを切った」くらいでしたので・・・(反省点ですね)
細かいところまでどうなっているのか、しっかり考えていて、作者としても勉強になりました。
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