感想一覧

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パパンは頭の固い常識人なので、他人事ならともかく、実の娘のことなので頭が痛いのです。下手に洞察力が優れていて早くからセイランの本性を見抜いてしまったのも、パパンの不幸でした。

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セイランが常々言っているように、彼女は地位にも権力にもまるで興味がないし、なんせ前世でリタイヤ前に病死しているので唯一の心残りが悠々自適な老後を送れなかったことなんですよ。なのでもう仕事はしたくないのです（笑）
前世の貯蓄額は億に届かないくらいです。親兄弟は健在だったので、そちらに分配されていますが、きっちりしていて立つ鳥跡を濁さずな彼女らしく、きちんと病床にあるうちに遺産の分配やら相続税やら自分の葬儀のことまで終わらせています、そんな女だから可愛げないと言われ続けました（苦笑）
親兄弟は、「仕事ばっかりして結婚もせずにこんなに早死にして！」「いや、確かに姉さん仕事ばっかりしてたけど、結構好きなことやってただろ？」「伯母さん毎年どっか行ってはたくさんお土産送ってきてたもんな」「確かに、仕事で忙しい割にやりたいことやってたわね・・・使う以上に稼いでたから」というような会話が繰り広げられました。

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ポポちゃんはちゃんと一緒に暮らしていて、皆に可愛がられているのですが、残念ながら登場する機会はあまりないのです。

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ずっと生ける屍のようだった弟が幸せになるのなら、寿命が短くなるくらいなんだ、と長命種の兄姉は考えています。ちなみにアナスタシアは７００歳オーバー、フォルクハルトは６００歳オーバーです。長い長い時間を無為に過ごすよりも短く濃密な時間を過ごす方が有意義じゃない？と考える程度には、２人共もう生に飽きてきています。

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ルナールは本来こういう役どころでしたが、途中から、俺あの女物凄く好みなんだけど、と騒ぎ出したので急遽ルナールルートが出来上がりました。
セイランの前世の性格がシュトースツァーン家の男の嗜好にドストライクだったということです。

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ジークヴァルトは色々吹っ切って色気垂れ流すようになって、ご神木から生身になりましたが、セイランの恋愛ぽんこつは変わりません。
ラブラブフィルターが実装されたのか、とか考えている時点で、ダメダメです（苦笑）
でもまあ、ジークヴァルトのことは責任持って一生面倒みないと！と考えている相変わらず男前な女ですので、問題ないです。

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ローラントはちゃんとセイランの手土産をいつもご神木様に頼んで妻にお裾分けにもらって帰る程度には妻に気を使える男ですので、妻はちゃんとアルトディシアにも一緒に行ってくれるので、大丈夫ですよ（笑）

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若造にご神木様のお世話は荷が重いのです（苦笑）
本文に書く予定がないのでここで裏設定を暴露しますと、実はユリアが読んだ本は乙女ゲームのノベライズです。
本家のゲームを知らずにディオルトを攻略した場合のノベライズをジャケ買いしてしまったので、ユリアが知らないだけで攻略対象には３人の王子、セイランの兄弟、ステファーニアの婚約者のフォイスティカイトの王子、その他といまして、攻略対象によってはステファーニアが悪役令嬢になっていたパターンもあります。
セイランもステファーニアもヒロインを排除しようとする理由は、王妃には相応しくないからと、婚約者が道を踏み外そうとしているのを正してやるのも仕事だと弁えているからです。
ただし、似て非なる世界なので、あまり知らないままディオルトだけと仲を深めて、ついでに割と常識人だったユリアは特に問題なく生きていけますし、ゲームも本もまるで知らないセイランもこんなもんかと淡々と生きていますが、ルナールは実は乙女ゲームの２の攻略キャラという設定でして、ルナールルートの未来では乙女ゲームの知識がばっちりある転生者がシュトースツァーン家４兄弟の誰を攻略しようかと張り切っていたら、ルナールとロテールは既に既婚者で、しかも１の悪役令嬢が２人も嫁になってる！なんで？！と混乱してたりします（苦笑）

ただし、くどいようですが、似て非なる世界ですので、ゲームでも本でもありません。

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セイランの神力はすぐに消えるので大丈夫です、多分・・・
ご神木様の神力も消えなかった理由が判明したのと、死んだ兄以上に心震わせる相手ができたので、そのうち消えます。
子供は・・・できるかなあ・・・？