エピソード182の感想一覧
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[気になる点]
四章、五章と読んできて改めて思ったのですが、私がサリアの処遇についてどうにも腑に落ちなかったのは、サリア自身に対してというより、ハクに対してのものなのだと実感しました。
四章のエルバートへの対応に顕著に表れているように、ハクはもともと過剰なほどに周囲に気を配り、手を差しのべる性格です。
エルバートにさえも向けられるその心配りを、どうしてサリアの被害者達には向けてあげられなかったのか。
サリアの部屋で、ぬいぐるみとされてしまった彼らを目の当たりにしたにも関わらず、です。
これが非常にモヤモヤするわけです。
ハクが、サリアの身の上に共感し、同情して、彼女の絶対的な味方になろうとするのは立派なことです。
しかし、それによってハクはサリアの親友であると同時に保護者のような立場にもなったわけです。
であれば、サリアが精神的に幼くて責任能力が無いと言うのなら、アンリエッタ夫人とハクが責任をもってフォローするべきではないでしょうか。
ハクはサリアの人生をまるごと引き受けるぐらいの意気込みでいるわけですから、彼女の罪についても一緒に引き受けるのが道義というものでしょう。
それをしないまま「サリアは良い子だから! 受け入れてあげて!」と訴えてばかりではそりゃ認められるはずもありません。
王様が良しと言ったんだからもう済んだことだよね、というのは事実かもしれませんが、それをハクというキャラクターには言ってほしくありませんでした。
残念ながら、五章を読む限りではそのような考えのようですが。
驚いたのが、五章における
>今更こんなことを言われる筋合いはない。例えサリアが悪かったのだとしても、サリアはもう償いをしたはずだ。
>「やめて! サリアは悪くない! サリアはもう償いを済ませた!」
という発言です。
ハクにとって、サリアのどの行いが償いにあたるものだったのでしょうか。
国が尻ぬぐいで補償してくれてはいても、サリア自身が何かしたようには読めませんでしたが。
もしかすると、ハクはサリアに対する思い入れと、彼女を守ろうとする意識が強すぎるばかりに、どうしても俯瞰的な見方ができず、擁護的な考えに偏ってしまうのかもしれないな、と思いました。
[一言]
何度も長々と気になる点を書いてしまい、申し訳ございません。
自分なりに、真正面からこの作品を楽しんでいるがゆえの率直な感想のつもりですので、どうかご容赦ください。
(サリアのこの件については、もうこれ以上しつこく言及するつもりはありません)
四章、五章と読んできて改めて思ったのですが、私がサリアの処遇についてどうにも腑に落ちなかったのは、サリア自身に対してというより、ハクに対してのものなのだと実感しました。
四章のエルバートへの対応に顕著に表れているように、ハクはもともと過剰なほどに周囲に気を配り、手を差しのべる性格です。
エルバートにさえも向けられるその心配りを、どうしてサリアの被害者達には向けてあげられなかったのか。
サリアの部屋で、ぬいぐるみとされてしまった彼らを目の当たりにしたにも関わらず、です。
これが非常にモヤモヤするわけです。
ハクが、サリアの身の上に共感し、同情して、彼女の絶対的な味方になろうとするのは立派なことです。
しかし、それによってハクはサリアの親友であると同時に保護者のような立場にもなったわけです。
であれば、サリアが精神的に幼くて責任能力が無いと言うのなら、アンリエッタ夫人とハクが責任をもってフォローするべきではないでしょうか。
ハクはサリアの人生をまるごと引き受けるぐらいの意気込みでいるわけですから、彼女の罪についても一緒に引き受けるのが道義というものでしょう。
それをしないまま「サリアは良い子だから! 受け入れてあげて!」と訴えてばかりではそりゃ認められるはずもありません。
王様が良しと言ったんだからもう済んだことだよね、というのは事実かもしれませんが、それをハクというキャラクターには言ってほしくありませんでした。
残念ながら、五章を読む限りではそのような考えのようですが。
驚いたのが、五章における
>今更こんなことを言われる筋合いはない。例えサリアが悪かったのだとしても、サリアはもう償いをしたはずだ。
>「やめて! サリアは悪くない! サリアはもう償いを済ませた!」
という発言です。
ハクにとって、サリアのどの行いが償いにあたるものだったのでしょうか。
国が尻ぬぐいで補償してくれてはいても、サリア自身が何かしたようには読めませんでしたが。
もしかすると、ハクはサリアに対する思い入れと、彼女を守ろうとする意識が強すぎるばかりに、どうしても俯瞰的な見方ができず、擁護的な考えに偏ってしまうのかもしれないな、と思いました。
[一言]
何度も長々と気になる点を書いてしまい、申し訳ございません。
自分なりに、真正面からこの作品を楽しんでいるがゆえの率直な感想のつもりですので、どうかご容赦ください。
(サリアのこの件については、もうこれ以上しつこく言及するつもりはありません)
エピソード182
感想ありがとうございます。
主人公の視点からサリアに対して思ったことは、サリアが攻撃されることだったと思います。
確かに、主人公はサリアにぬいぐるみにされた人達に思うところもあったでしょう。しかし、最初の自身もぬいぐるみにされ、サリアと交渉しなければならない場面ではサリアからの信頼を得ることが最優先だったため、ぬいぐるみにされた被害者を前に「なんて酷いことを」とか「こんなの間違ってる」なんて言えないと思います。そして、その後元の姿に戻してもらった後は、被害者がサリアを攻撃する可能性を一番に考えたと思います。
この時点で、主人公はサリアに対して一生親友でいようという考えを持っているので、周りの被害者の事よりもサリアの事を優先してもおかしくはありません。
フォローに関しては、王様が色々手を回してくれてましたし、100を超えるような被害者達に対してハクだけがやれることなどなかったと思います。
まあ、それでも一度正式な形で謝罪くらいはしに行った方がよかったかもしれませんが……。その点は配慮が足りませんでした。
ですが、サリアの罪を一緒に背負っていこう、と言う気持ちくらいはあったと思います。
サリアの償いを済ませていない問題ですが、以前にも言いましたが、サリアは敵が味方になるという展開をやりたいがために作ったキャラなので、展開の都合上すぐに加入してほしかったのでそこらへんがおざなりになってしまいました。
主人公の言うサリアは償いを済ませたという発言は、今後も学園編で現れたようなサリアを良く思わない人達からの攻撃に晒されるという恐怖、そして、味方してくれる友達からの擁護の声が過去に自分のしてきた行いが間違いだったと思い知らされることへのサリアの中で一生消えないわだかまりの事を指すと考えます。
確かに、普通に考えればそんなのは償いでもなんでもないし、順当に行くならサリアは大量誘拐犯なわけですから死刑、あるいは一生奴隷として尽くすなどが妥当なのでしょうが、それではサリアと言うキャラを登場させた意味がありません。
それに、逆にすぐに加入できるような軽い罰を与えただけでは恐らくあんな極悪犯罪者がその程度の罰で許されるのかよ、という意見が出てくると思います。
この文章を書いていた当初はうまくサリアに償いをさせつつメインメンバーに加入させる方法が思いつかなかったのもあり、これおかしいな? と思うような場面が出来てしまいました。
主人公がサリアに対して思い入れが強いというのはあるとは思います。ただ、決してぬいぐるみにされた被害者のことに対して何も思っていないわけではありません。言うなれば、優先順位の問題です。
主人公は確かに悪人に対しても手を差し伸べてしまうような優しい性格をしていますが、家族や友達などの親しい人物と、何も知らない赤の他人では当然前者を選びます。
では、その後後者の人達に対して何もしていないじゃないかと言う声もあるかと思いますが、王様に被害者への援助を取り付けたのは主人公だと思いますし、少ないながらも多少は気をかけています。
もしこの話を改変するとなれば、サリアは今後十数章に渡って登場しないことになってしまいます。であれば、いっそのことサリアはここで死亡していた方がいいまであります。
もしくは、うまい具合にサリアが罪を償いつつ、主人公陣営に加わるという展開を思いつくかですが、残念ながら今のところ思いつきません。
それに、すでに書き直すには話数もだいぶ進んでしまいました。話のストックも今現在で100話以上あるのでこれらすべてを修正しようと思ったら絶対にエタってしまいます。なので、仮に思いつけたとしても大々的な書き直しは不可能でしょう。
展開に納得いかず、もやもやとした気分を抱えながらもここまで読んでいただきありがとうございます。
私は物書きとしてはまだまだ未熟なもので、もしかしたら今後もこういった納得できないような展開があるかもしれません。
そこでこの作品面白くないなと感じたら、それは私の実力不足です。ここまで読んできた時間を無駄にさせてしまい申し訳ありません。
率直な意見をありがとうございました。
主人公の視点からサリアに対して思ったことは、サリアが攻撃されることだったと思います。
確かに、主人公はサリアにぬいぐるみにされた人達に思うところもあったでしょう。しかし、最初の自身もぬいぐるみにされ、サリアと交渉しなければならない場面ではサリアからの信頼を得ることが最優先だったため、ぬいぐるみにされた被害者を前に「なんて酷いことを」とか「こんなの間違ってる」なんて言えないと思います。そして、その後元の姿に戻してもらった後は、被害者がサリアを攻撃する可能性を一番に考えたと思います。
この時点で、主人公はサリアに対して一生親友でいようという考えを持っているので、周りの被害者の事よりもサリアの事を優先してもおかしくはありません。
フォローに関しては、王様が色々手を回してくれてましたし、100を超えるような被害者達に対してハクだけがやれることなどなかったと思います。
まあ、それでも一度正式な形で謝罪くらいはしに行った方がよかったかもしれませんが……。その点は配慮が足りませんでした。
ですが、サリアの罪を一緒に背負っていこう、と言う気持ちくらいはあったと思います。
サリアの償いを済ませていない問題ですが、以前にも言いましたが、サリアは敵が味方になるという展開をやりたいがために作ったキャラなので、展開の都合上すぐに加入してほしかったのでそこらへんがおざなりになってしまいました。
主人公の言うサリアは償いを済ませたという発言は、今後も学園編で現れたようなサリアを良く思わない人達からの攻撃に晒されるという恐怖、そして、味方してくれる友達からの擁護の声が過去に自分のしてきた行いが間違いだったと思い知らされることへのサリアの中で一生消えないわだかまりの事を指すと考えます。
確かに、普通に考えればそんなのは償いでもなんでもないし、順当に行くならサリアは大量誘拐犯なわけですから死刑、あるいは一生奴隷として尽くすなどが妥当なのでしょうが、それではサリアと言うキャラを登場させた意味がありません。
それに、逆にすぐに加入できるような軽い罰を与えただけでは恐らくあんな極悪犯罪者がその程度の罰で許されるのかよ、という意見が出てくると思います。
この文章を書いていた当初はうまくサリアに償いをさせつつメインメンバーに加入させる方法が思いつかなかったのもあり、これおかしいな? と思うような場面が出来てしまいました。
主人公がサリアに対して思い入れが強いというのはあるとは思います。ただ、決してぬいぐるみにされた被害者のことに対して何も思っていないわけではありません。言うなれば、優先順位の問題です。
主人公は確かに悪人に対しても手を差し伸べてしまうような優しい性格をしていますが、家族や友達などの親しい人物と、何も知らない赤の他人では当然前者を選びます。
では、その後後者の人達に対して何もしていないじゃないかと言う声もあるかと思いますが、王様に被害者への援助を取り付けたのは主人公だと思いますし、少ないながらも多少は気をかけています。
もしこの話を改変するとなれば、サリアは今後十数章に渡って登場しないことになってしまいます。であれば、いっそのことサリアはここで死亡していた方がいいまであります。
もしくは、うまい具合にサリアが罪を償いつつ、主人公陣営に加わるという展開を思いつくかですが、残念ながら今のところ思いつきません。
それに、すでに書き直すには話数もだいぶ進んでしまいました。話のストックも今現在で100話以上あるのでこれらすべてを修正しようと思ったら絶対にエタってしまいます。なので、仮に思いつけたとしても大々的な書き直しは不可能でしょう。
展開に納得いかず、もやもやとした気分を抱えながらもここまで読んでいただきありがとうございます。
私は物書きとしてはまだまだ未熟なもので、もしかしたら今後もこういった納得できないような展開があるかもしれません。
そこでこの作品面白くないなと感じたら、それは私の実力不足です。ここまで読んできた時間を無駄にさせてしまい申し訳ありません。
率直な意見をありがとうございました。
- ウィン
- 2021年 03月14日 01時27分
[一言]
充実した学園生活も一区切り、春休みの小旅行ですか(´Д` )なんかまたまた ひと波乱来そうですな〜。学園に無事戻ってこれるかな、なんか強制イベントが発生してハクさんが王国から飛ばされてしまいませんかね?
ハクさん(´ω`)ノシ ボンボヤージュ。
充実した学園生活も一区切り、春休みの小旅行ですか(´Д` )なんかまたまた ひと波乱来そうですな〜。学園に無事戻ってこれるかな、なんか強制イベントが発生してハクさんが王国から飛ばされてしまいませんかね?
ハクさん(´ω`)ノシ ボンボヤージュ。
エピソード182
感想ありがとうございます。
休み中の出来事は幕間で少し語っています。
強制イベントは今のところありませんが、そういう方針もありかもしれませんね。
休み中の出来事は幕間で少し語っています。
強制イベントは今のところありませんが、そういう方針もありかもしれませんね。
- ウィン
- 2021年 02月23日 01時53分
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