感想一覧

[一言]
　惑星論争……。冥王星の時も散々議論がありましたから、これ程多く見つかると、あり得ない話ではないんですよね……。

　凄い詰め込みようですね！彼方此方に問題を投げつけてますね！

　……自然科学の物に対する定義は、結局のところ人の裁量次第ですからね。「ミドリムシは動物か？」や、「鳥と恐竜の境界は何処か？」などはその学域内で治まるものですが、「カスピ海は海か？」など、政治に関連する問題もあります。(そもそも海と湖の境界は？)
　そしてある発見が常識を覆すものであった時、それは政治や宗教、思想の影響を受けることがあります。実際、無理数の発見、地球球体説、地動説、恐竜という"古代生物"の発見、進化論など、思想や宗教によって否定された事象は歴史上に多々あります。現代科学から見れば唾棄すべき事柄ですが、これまで幾度となく繰り返された訳ですから、今後も起こり得るんですよね……。
　そしてそうした発見が、往々にして時代時代の他の問題と絡んで、時折爆発するんですよね……。

　投稿ありがとうございました！皮肉が効いたお話でした！

[良い点]
SFの形を取った寓話と思って読ませて頂きました。
アイロニックな設定が際立っていて、上手い！
コロナ禍にある現在、どうしても現在のアメリカの状況が頭に思い浮かんでしまいますね。
[気になる点]
海王星もアウトですね(´;ω;｀)
[一言]
孫娘の確信を突いた言葉を聞いたファラウス氏（この方、天文学者さんですよね）は、一体どんな表情をしたのでしょうかねえ。何の反省もないんでしょうか…。
人の感情は科学の発展よりも勝る…の、ですかね…。

[良い点]
古き良きサイエンスフィクションらしい、小説とは一線を画す書き方ながら、読みやすく、レイアウトも美しく、リズム良く読める文章が良かったです。

「主が生み出した→地球を中心」という、非常に短い会話の中で、根深い問題を示した言葉の選定は秀逸だと思います。
[気になる点]
太陽系に限定してしまったところは現実味がかなり薄れてしまい、ＳＦと風刺のバランスが一気に崩れたかなと思います。

ショートショートや広い層に理解できる良さとトレードになりますが、新惑星がたくさん発見されるに至る、観測技術の話が混ぜられると、ＳＦ好きをニヤリとさせられるかと思いました。
[一言]
よき(￣^￣)ゞ

[良い点]
超面白かったです！
いやー、とても面白かった！
特に落ちのメアリーがカワイイ！
[気になる点]
後書きになると、すぐに難しいですね。ｗ

[良い点]
ふふふふふ。皮肉～～！
なかなか痛烈で面白いです！
ラストのお孫ちゃんの一言が効いてますね！

[良い点]
仁羽さんのこの1ヶ月が無理なく凝縮された、SFショートショート超大作ですね！

知識欲も満たされますし、凄く面白かったです。
[気になる点]
「主」をどう捉えるかによっては、この作品のストーリー展開上、世界各地で宗教戦争が起き、結局地球は守れませんでした……という話にも出来ますが、そこまでのストーリーを3000文字位にまとめちゃったら、小説としての「格」は落ちますよね(笑)。

これで良いのだと思います。