感想一覧

[良い点]
「現実に本を合わせる」のではなく「現実を本に合わせる」。確かに嘘はついてないことになる。
冬月恐ろしい娘!
[一言]
彗月はいいことを思いついた。
「その部分は二重線で消してしまえばいいのよ。文字を二本線で消しているように刷れる活字で置き換えなさい。それか空白の活字と失敗で削除って活字でそこを埋めてしまえばいいじゃない。そうすれば段組変えなくていいし、嘘ついたことにならないから。」
他の全員「それでいこう。見てくれ以外は全く問題ない。」

[良い点]
ハッ！Σ（￣□￣;）記念SS！？
Twitter企画、スマホだと見るのが面倒なので、放置したまま見ていなかったのでありがとうございます！

執筆→校正→価格決定→販売の全てでツッコミ待ちな所。
腐腐腐(微笑)……来た……感想師様(猛者)達のツッコミのセンスが試されてるのー！(歓喜)

執筆
暑い(？)… イヤ、素晴らしい… この国の住人、この大陸のどこへ行っても生きて行けるようになりますね☆
ある意味、冒険者(商人)達必携のバイブルになりそうです。

校正
ストーカー(冬雪)のブレーキが無いアクセルのみの平常運転に、私の頬は弛みっぱなしです！
えへへ… ごっつぁんです。
＞誤字脱字。やつらはどれだけ目を凝らして、叩き潰しても、頁の隙間でしぶとく生き延びる。本当に怒りを覚える。

　いつも誤字脱字が多くてすみません。

中の人が顔を出していますね。 いつも楽しい時間をありがとうございます！ (*￣∇￣*)ホクホク

価格決定
ひっ… ひめしゃまー！ これはもう、何も言えねぇ…
汚しちゃイカンのです。

販売
売り子じゃない… だと？ 付け値とはオークションに進化する販売方式のことだったのか…

〝男が２人以上集まったら、黙って脱いで自慢のワイバーン比べでもしていれば良いのですよ☆〟

それなら傷つくのは『負けた方の猛獣(笑)使い』だけで済みますから(輝く笑顔)
お財布を苦しめる青天井など、我々庶民の敵なのです。
それを鎮める絹秀様、玲琳の歓心はプライスレス。

…こういう人に一生ついて行きたい(願望)
[気になる点]
記念SS…… SS？ まだそんなことを…

騙されるピュアな人は、こんな所に来ませんよ！(失礼しました)
[一言]
記念LLのまとめ、ありがとうございましたー！

[良い点]
Twitter企画SS補完計画ありがとうございます！
　　　　　　　　＼(≧∇≦*)／

Twitterの時は縦読みから横読みに変わって（ロリうさはweb小説は横読みする）web→書籍化の横→縦変換が逆になったみたいで新鮮でした。


[気になる点]
　　　　　　　薄い書物のつくりかた

【企画／玲琳】
【執筆／□ーザ】
【挿絵／腐栄】
【校正／冬雪→慧月】
【価格設定／莉莉】
【Special Thanks／絹秀様・尭明と辰宇（様を付けろよデコスケがぁっ！）】



　ある穏やかな夏の日。


「こちらの書物をバイコーンズ・サイトの乞巫怪（こみけ）で売ろうと思っているのですが、試しに読んでみていただけませんか、慧月様」

　黄 玲琳にそう切り出された朱 慧月は、目眩がした。

　今日もまた、黄 玲琳が突発的に飛躍したことを言い出したからだ。

　バイコーンズ・サイトで行われる乞巫怪（こみけ）とは、腐女子たちが年に二度、塵の埋立地で同好の志に配本を行う闇市のことだ。
（ただし昨今は流行り病の影響で開催は自粛されているが男性向けは空気・乞巫怪『えあ・こみけ』や大道刃祭『だいどうじんさい（※人の道を刃で絶たれるが如く外道へと堕ちた者たちの祭りとされる。人の身では踏み込めない）』は開催されている。入場規制による事前予約や抽選等が必要のため好条件で参加したい者たちは神絵師への信仰を怠らない）

　手作りの印刷物や装飾品をイベント価格で民に腐る舞うとともに、その売上を次回の創作活動へと還元するのである。

「書物？　そりゃ、民とは言っても、実際埋立地に集まるのはくっそ暑いなか、ゲッロ寒いなか何時間も並ぶ頭のおかしい者たちなのだから、字は読めるのでしょうけど……。書物を販売・購買する為だけにそんな労力を割くなんて、少しどころか、そうとう頭がおかしいのではない？」

　慧月が眉を顰めたのは、どれだけ入場待機が長くとも、並ぶ時間が長くとも、悟りを開いた賢者のように虚無の心で行列に並ぶ行為が人生の無駄遣いに思える事と、どれだけ行列ができたるかの予想によって、サークルの配置が左右されるからだ。お目当てのサークルが真逆の端と端に配置されていた時の優先順位と最短ライン取りは、魔物や魔力を封じた札による決闘用ガチデッキのビルド並に脳を酷使する。

　もちろん、腐女子本人が醗酵（発行や）する優れた書物をたくさん用意するのが望ましく、発行部数が少ないと買い手は売り切れの憂き目に遭うし、売り手は必要経費の回収のたには項数に対して割高にせざるを得ないので、手抜き・落書きレベルの品では非難される。

　なので、まさか雛女の手本とされる玲琳が、そんな「乙女の嗜み（笑）」をするとはと驚いたのだった。

　だが、玲琳は「あら」と目を見開くと、鈴を鳴らすような声で笑った。

「違いますわ、慧月様。おかしいのは腐女子と いつから錯覚されておりまして？ おかしいのは世の中の方です、発想の転換です。そして書物は登場人物に売り子をさせます。自分が出演している薄い本を自分で売るのです」

「は？」

「ですので、□ーザが執筆し、腐栄が絵を描き、製本はするのはわたくし、売るのは殿下と鷲官長様ですわ」

　これはその初稿なのです、と、肌色の紙の束を掲げてみせた玲琳に、慧月はぽかんとした。
　ちなみに売り子には異国で無欲と評判の聖女さまが是非にと立候補してきたのだかキンキラ皇子に壁ドンされて泣きながら国へと連れ帰られていった。

　戦車道と薔薇は乙女のたしなみとはいえ、登場人物自ら販売するＢＬ本など見たことがない。やはりおかしいのは世の中ではなく腐女子の方だと慧月は強く思った。

「あ……あなた、殿下と鷲官長の春書を作ったというのぉぉぉっ!!?」

「ええ。仮題を『万薔薇抄（拾八禁）』としておりまして。他にも攻めや受けとなる殿方を集め、図説したものなのです」

　雄叫ぶ慧月をよそに、玲琳はおっとりと初稿をめくる。

　そこには、精緻な筆致で、様々な殿方の絵と、詳細な説明が記載されていた。

「絵はすべて、このあと銅板に腐栄様が刻みますのよ。組版の負担を減らしたいので、モザイクのほうはなるべく小さくしたいのですが、どこまで削るかが悩ましくて……」　

　だから良識のある人間に確認してもらいたいのだ、と言われたが、慧月は突き付けられた原稿の肌色成分と再現力の高さに、目が眩む思いだった。

（せいぜい男性の手慰みの書物しか期待されていないだろう乞巫卦で、こんな、女子の文化水準をガチで上げにかかる品を用意してくるなんて！）



　♂×♂+♀×♀=世界平和→人類滅亡（笑）



　この後

　やはりフィクションよりドキュメンタリーの方が民には説得力がありますでしょうかと思案する玲琳の為に

「記載に合わせて事実を修正すればよいのです」
「抵抗されるようなら、薬を使うという手も」

　と、冬雪からすれば当然の発想が実行されようとしたり。

　莉莉には

「……で、いいんじゃないですか」

「え？」

「ＧＬ本も発行で、いいんじゃないですか！」

　莉莉はそっぽを向き、早口で述べた。ツンデレ尊い。

「買い手によって、性癖はそれぞれでしょ。売り手は需要と供給を考え、買い手に合わせて薔薇と百合、どちらを買うかを決めさせて、いいんじゃないですか」

　というやりとりの後、莉莉の使用済み○○○を金一両で買うと言ってきたが怒られた。
（伏せ字入れていかがわしくしてんじゃないわよ！）

　最後は絹秀様による

　『万薔薇抄（拾八禁）』を国が書物を全国に配布、全国の女子を腐女子にビ普ォー・ア腐タ一する事になった。

『これが、人類腐女子化計画への堕とし方だ』

　で、幕を閉じた。

　中身を見ずに買っていた殿下と鷲官長が尾羊先生のイラストのように女官にヒソヒソされながら売り子をした。
（参考資料・民明書房刊 颯希先生のツイッターまとめより）

　その後購入してゆく女性たちから「これからも頑張ってください！（笑）キャーッ♡」という黄色い声の激励を受け続けた尭明と辰宇が中身を確認すると刻が止まった。
（THE WORLD！ 時よ止まれ！）
　


　尭明と辰宇が無言で仰いだ天には、珠麗ゆったりと筆を滑らせたような冒涜的な画が広がっていた。

　みこと○さまの美麗な絵画が広がっていてほしかったと、心の隅に残された僅かな良識の欠片の欠片の欠片が思った。
（伏せ字の意味とは）
　



　

[一言]
続きのシリーズ20万部突破記念SSが楽しみです！！！

[良い点]
莉莉のツッコミのキレが健在で嬉しい。そしてその後の玲琳の心温まる切り返しにほっこり。
[気になる点]
文昴さん、実はちょっぴり期待してたりする・・・？
[一言]
絹秀さまがすべてをかっさらっていきましたね。
これは惚れるわ、うん！

そして次は芋のレシピ本ですね！

[一言]
一言、言って良いですか？




最高だよ！

[気になる点]
どっかの無欲の聖女が金の精霊にメロメロなように、
芋の精霊とかが現れたら一瞬で堕ちそうですね…

[良い点]
絹秀さんが良いところを男集の全部持って行った( ˘ω˘ )
[一言]
某ゲームの蛇に「で？味は？」って聞かれても即座に答えてくれそう……
芋はレシピ集として別に出版すると良いですね( ˘ω˘ )

途中に「いつも誤字脱字が多くてすみません。」ってナチュラルに入ってるw

[一言]
金五十両と言えば、そこそこ腕のいい大工の年収にも匹敵する額である。
→こう考えると、現代でも１枚でいい年収の人の給料数ヶ月分に匹敵する複製版画って頻繁に出回ってるし、高貴かつ人気のある方の手ずから作られた希少な初版本（しかもとても有用）を買う訳だから、金数十両はむしろ適正価格で、投機的な価値も高そう。

目鼻の効く商人や好事家なら、適正価格の保存用観賞用実用と、その他贈答や交換転売等の目的で１０冊位を買っても何ら不思議じゃないですわ！

[良い点]
最近、ゴーヤをよく食べます。
あんなに苦いのに美味しく感じるのは、体が欲しがる苦さだからなのでしょう。ゴーヤの何が体に良いのかはわかりませんが(笑)
玲琳ならゴーヤの紹介と調理法の後に「苦いけどおいしい」と付け加えるんでしょうね(*´∇｀*)
[気になる点]
＞「硯は何度も使ったからこそ、真ん中がくぼみはじめている。筆は何度も字を書き連ねたからこそ、毛先が傷んでいる。墨は大量に必要だから、安いものを選んだのでしょう？」

　そして、と、彼女は反故紙の束をそっと撫でてみせた。

「間違いを繰り返さぬよう保管しているからこそ、反故紙はこんなにある。莉莉ファンなら、プレミア価格で一両の値を付けます。大丈夫大丈夫、いけますいけます!」

こうしてイベント当日(親民礼)には玲琳のブースにて、莉莉の私物が高額で販売される事が決定しました。

莉莉「やめて～!(。≧Д≦。)」
[一言]
見える!私にも見えるぞっ!!
壁サークルで『新刊有り〼』のノボリ旗の下、売り子をしている玲琳の姿が……！
\(*≧∇≦*)/<是非、見ていって下さ～い♪

[良い点]
> いつも誤字脱字が多くてすみません。
唐突に著者コメントになってて笑うw

それはともかく、「あなたがマッチョ評価されてるのは、その思考の流れの話だから！脳筋ではなくマッチョ。分かる！？」っていう気持ちが、ものすごく起きるところですねw