感想一覧
▽感想を書く[良い点]
悪魔やるなあ。
寓話としてすごくよくできていると思いました。
先が読めずにドキドキしました!
悪魔やるなあ。
寓話としてすごくよくできていると思いました。
先が読めずにドキドキしました!
・追伸・
まさか感想だけでなく、レビューまで書いていただけるとは…本当に感謝致しますm(_ _)m
今後の励みとさせて貰い、そして今後も精進させて頂きます。
まさか感想だけでなく、レビューまで書いていただけるとは…本当に感謝致しますm(_ _)m
今後の励みとさせて貰い、そして今後も精進させて頂きます。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月15日 22時55分
感想ありがとうございます、そう言っていただけますと此方も嬉しいです!!
現在執筆中の次の短編も、ドキドキと驚き満載で御送りする所存でございます( -∀-)
どうか楽しみにお待ち下さいませ。
現在執筆中の次の短編も、ドキドキと驚き満載で御送りする所存でございます( -∀-)
どうか楽しみにお待ち下さいませ。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月15日 21時35分
[良い点]
綺麗にまとまっててとても面白かったです!
最初は悪魔怖いと思いながら読んでましたが、まさかの人間のクズ…!!( ̄◇ ̄;)
シャーロットが可哀想すぎて泣きそうになりましたが、悪魔さんがめちゃくちゃ幸せにしてくれそうなので良かったです。
素敵なお話をありがとうございました!
綺麗にまとまっててとても面白かったです!
最初は悪魔怖いと思いながら読んでましたが、まさかの人間のクズ…!!( ̄◇ ̄;)
シャーロットが可哀想すぎて泣きそうになりましたが、悪魔さんがめちゃくちゃ幸せにしてくれそうなので良かったです。
素敵なお話をありがとうございました!
感想ありがとうございます、本作を気に入っていただけたのなら此方も嬉しいです( ´∀`)
今まで色々なキャラを書いてきましたが、フレデリックは渾身のできだったと思いました……クズキャラとして…(笑
次回の短編にて、二人の愛と幸せの結晶が出演予定でございます。この物語の後、彼らがどんな人生を送ったのかも少しだけ書く予定ですので、気長にお待ちいただけたら幸いですm(_ _)m
今まで色々なキャラを書いてきましたが、フレデリックは渾身のできだったと思いました……クズキャラとして…(笑
次回の短編にて、二人の愛と幸せの結晶が出演予定でございます。この物語の後、彼らがどんな人生を送ったのかも少しだけ書く予定ですので、気長にお待ちいただけたら幸いですm(_ _)m
- 金貨の騎士
- 2020年 07月12日 23時31分
[良い点]
すごく面白かったです。最後のタイトルのルビとかそういうことか!!とびっくりしでした
そして後書きと他のかたの感想で、いろんな追加エピソードを知ることができて得しちゃいましま
[一言]
孤独だった悪魔さんが家族に囲まれて幸せ過ぎて泣いてたら可愛いなっと妄想しちゃいます。孫とかまでいたら最高です
すごく面白かったです。最後のタイトルのルビとかそういうことか!!とびっくりしでした
そして後書きと他のかたの感想で、いろんな追加エピソードを知ることができて得しちゃいましま
[一言]
孤独だった悪魔さんが家族に囲まれて幸せ過ぎて泣いてたら可愛いなっと妄想しちゃいます。孫とかまでいたら最高です
感想、ありがとうございます。
タイトルとルビのオチ、驚いていただけたのならば此方も狙った甲斐があったというものです( ´∀`)
昔から設定作りが一番好きなんですが、気付いたら本編に収まりきらなくなって、けれど御蔵入りにするのは勿体なくて、いつもこういう形で載させて頂いてます…(汗
そして先に白状しますと、この短編そのものも、その一つだったりします。
執筆中の次の短編でネタバラシするつもりなので、どうか気長にお待ち下さいm(_ _)m
因みに次の短編、悪魔さん達の孫、出演します。
タイトルとルビのオチ、驚いていただけたのならば此方も狙った甲斐があったというものです( ´∀`)
昔から設定作りが一番好きなんですが、気付いたら本編に収まりきらなくなって、けれど御蔵入りにするのは勿体なくて、いつもこういう形で載させて頂いてます…(汗
そして先に白状しますと、この短編そのものも、その一つだったりします。
執筆中の次の短編でネタバラシするつもりなので、どうか気長にお待ち下さいm(_ _)m
因みに次の短編、悪魔さん達の孫、出演します。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月11日 19時07分
[一言]
とても楽しく読ませて頂きました。
悪魔は悪魔ではなく、本当の悪魔は令嬢の婚約者であったという……
自分に都合の良い事だけを望む人は、一緒に暮らすには向きません。
思い遣りはとてもとても大事なのですよ?
素敵な物語を有難うございました。
とても楽しく読ませて頂きました。
悪魔は悪魔ではなく、本当の悪魔は令嬢の婚約者であったという……
自分に都合の良い事だけを望む人は、一緒に暮らすには向きません。
思い遣りはとてもとても大事なのですよ?
素敵な物語を有難うございました。
感想ありがとうございます。そう言っていただけますと、此方も嬉しい限りです。
『人でない者』と『人でなし』、欲しいものを手に入れる為には手段を選ばない、その点は同じでした。
しかし、オルドは『人形遊び』では満足できなくて、フレデリックはその逆。この違いこそが、自分のことしか考えられない本物の悪魔(ひとでなし)になるか否か、その別れ道となりました。
『人でない者』と『人でなし』、欲しいものを手に入れる為には手段を選ばない、その点は同じでした。
しかし、オルドは『人形遊び』では満足できなくて、フレデリックはその逆。この違いこそが、自分のことしか考えられない本物の悪魔(ひとでなし)になるか否か、その別れ道となりました。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月11日 00時23分
[一言]
>一度でも、硬貨一枚でも、支払いが足りなかったら
これ避けるために毎年ある程度多めに渡すことで間違えて少なくなること防ぐって手も使えるか。
何らかの支払いの不手際を防ぐために悪魔側に積み立てしておく・・・認めてもらえるかな?
>一度でも、硬貨一枚でも、支払いが足りなかったら
これ避けるために毎年ある程度多めに渡すことで間違えて少なくなること防ぐって手も使えるか。
何らかの支払いの不手際を防ぐために悪魔側に積み立てしておく・・・認めてもらえるかな?
追記・すんません、さっきの返信で肝心な部分が抜けてました(汗)
ある程度多めに渡して積み立て…その役割と意味合いを果たしていたのが、対価とは別で贈ってた家具やら調度品の数々なのです。
ある程度多めに渡して積み立て…その役割と意味合いを果たしていたのが、対価とは別で贈ってた家具やら調度品の数々なのです。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月11日 00時31分
はい、まさにそんな感じです。
一流の商人たるもの、契約は最後まで守るつもりではいましたが、不測の事態には常に備えておくもの。
悪魔のお気に入りとして認識されれば、万が一何かしらのトラブルが起きて支払いに不備があった際にも、執行猶予を得られるかも、という打算がありました。
因みに、この商人を最終的にはオルドも重宝しており、一度の未払いで即座に制裁はしなかったと思われます。ただ確実に、様子見と催促はしに来ると思います……ヤギを連れて(笑
一流の商人たるもの、契約は最後まで守るつもりではいましたが、不測の事態には常に備えておくもの。
悪魔のお気に入りとして認識されれば、万が一何かしらのトラブルが起きて支払いに不備があった際にも、執行猶予を得られるかも、という打算がありました。
因みに、この商人を最終的にはオルドも重宝しており、一度の未払いで即座に制裁はしなかったと思われます。ただ確実に、様子見と催促はしに来ると思います……ヤギを連れて(笑
- 金貨の騎士
- 2020年 07月10日 19時52分
[一言]
面白かったです。
「どこか虚な表情を浮かべる使用人達」っていつかの契約者だったり、他の貴族契約者の対価だったりするんですかね?
金の亡者が売上とは別に家具や屋敷の備品を送ってたのってそういう・・・↓
面白かったです。
「どこか虚な表情を浮かべる使用人達」っていつかの契約者だったり、他の貴族契約者の対価だったりするんですかね?
金の亡者が売上とは別に家具や屋敷の備品を送ってたのってそういう・・・↓
追記・貴族契約者の使用人で身代わり戦法は尽く、『労働力より良いもん持っとるやろ』とオルドに足元見られて不発に終わりました。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月10日 07時07分
感想、ありがとうございます。
金の亡者はこの日以降、死ぬまで『ヤギ』が悪魔(オルド)そのものに見えたそうです。
お察しの通り、シャーロット以外の使用人はオルドとの取引を失敗して魂を抜かれてしまい、操り人形にされた者が大半です。
たまに交渉が上手くいき、雇用期間を決められた者も居りますが、そういった人は悪魔(オルド)に対する偏見と恐怖により、契約期間が終わると即座に帰ったり、ズルして対価の踏み倒しを試みたことにより制裁されてしまいました。
因みにシャーロットは記憶を消したことにより、そういった先入観も無くなり、オルドの人(?)柄に気付くことができた次第です。
金の亡者はこの日以降、死ぬまで『ヤギ』が悪魔(オルド)そのものに見えたそうです。
お察しの通り、シャーロット以外の使用人はオルドとの取引を失敗して魂を抜かれてしまい、操り人形にされた者が大半です。
たまに交渉が上手くいき、雇用期間を決められた者も居りますが、そういった人は悪魔(オルド)に対する偏見と恐怖により、契約期間が終わると即座に帰ったり、ズルして対価の踏み倒しを試みたことにより制裁されてしまいました。
因みにシャーロットは記憶を消したことにより、そういった先入観も無くなり、オルドの人(?)柄に気付くことができた次第です。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月10日 06時56分
[一言]
とても面白かったです。
悪魔と商人の白熱する値切りバトルを見たいですね(笑)(笑)
とても面白かったです。
悪魔と商人の白熱する値切りバトルを見たいですね(笑)(笑)
感想、ありがとうございます。
では折角なので、ダイジェスト風に少しだけ…
契りの悪魔と金の亡者による契約交渉は、オルドが覚えている限り三指に入る長さの時間が費やされました。
オルドが先制攻撃として『対価の説明無しで契約書にサイン』を発動、その年の売上を全額奪おうとしました。しかし、オルドの思惑に勘づいた商人は契約書の制約である『質問には全て偽りなく答える』を使用、ギリギリで危機を回避します。
流石は本職、どこかの農夫とは違う…なんて思いながらも、オルドはあの手この手に口八丁で対価をぼったくろうとしますが、商人はその尽くを見破ります。
しかし、あまり悪魔の機嫌を損ね過ぎると、願いを叶えること自体を無しにされかねません。なので商人は譲歩することにしました。
『アンタが契約で建ててくれる店の年間売上、その一割を死ぬまで納め続けてやらぁ!!俺が、死ぬまで、幾ら稼ごうが、ずっと一割、店が潰れない限り、一生、納め続けてやる。アンタくっそ長生きなんだろ、ちっとは長い目で考えてみろってんだ!!』
半ばヤケクソ気味に放たれた言葉でしたが、これが決定打になりました。オルドは契約内容に『悪魔の加護で商売繁盛』も加え、分割とは言え当初の予定よりも高額な対価を得ることを選択しました。
けれど、やはり商人の最後の口振りには少しだけイラっとしたようで、脅しも兼ねて釘を刺しておきました。
『死ぬまで対価を払い続けるってことは、制裁用の呪いとも死ぬまで付き合い続けるってことだからね。たったの一度でも、硬貨一枚でも、支払いが足りなかったら、オイラが考えつく限り一番最悪の方法で呪いを発動させるから、そこんとこ胆に命じておくように』
『契約書と契約者の身体を魂で繋ぐって奴か……因みに、最悪の方法って…?』
『ヤギに食わせる』
商人は絶対に対価を支払い続けると誓いました。
では折角なので、ダイジェスト風に少しだけ…
契りの悪魔と金の亡者による契約交渉は、オルドが覚えている限り三指に入る長さの時間が費やされました。
オルドが先制攻撃として『対価の説明無しで契約書にサイン』を発動、その年の売上を全額奪おうとしました。しかし、オルドの思惑に勘づいた商人は契約書の制約である『質問には全て偽りなく答える』を使用、ギリギリで危機を回避します。
流石は本職、どこかの農夫とは違う…なんて思いながらも、オルドはあの手この手に口八丁で対価をぼったくろうとしますが、商人はその尽くを見破ります。
しかし、あまり悪魔の機嫌を損ね過ぎると、願いを叶えること自体を無しにされかねません。なので商人は譲歩することにしました。
『アンタが契約で建ててくれる店の年間売上、その一割を死ぬまで納め続けてやらぁ!!俺が、死ぬまで、幾ら稼ごうが、ずっと一割、店が潰れない限り、一生、納め続けてやる。アンタくっそ長生きなんだろ、ちっとは長い目で考えてみろってんだ!!』
半ばヤケクソ気味に放たれた言葉でしたが、これが決定打になりました。オルドは契約内容に『悪魔の加護で商売繁盛』も加え、分割とは言え当初の予定よりも高額な対価を得ることを選択しました。
けれど、やはり商人の最後の口振りには少しだけイラっとしたようで、脅しも兼ねて釘を刺しておきました。
『死ぬまで対価を払い続けるってことは、制裁用の呪いとも死ぬまで付き合い続けるってことだからね。たったの一度でも、硬貨一枚でも、支払いが足りなかったら、オイラが考えつく限り一番最悪の方法で呪いを発動させるから、そこんとこ胆に命じておくように』
『契約書と契約者の身体を魂で繋ぐって奴か……因みに、最悪の方法って…?』
『ヤギに食わせる』
商人は絶対に対価を支払い続けると誓いました。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月09日 22時11分
[良い点]
オルド氏の巧みな話術と策で、伯爵に引導を渡した事。
シャーロットさんもつらい経験を経て、オルド氏と幸せになれてよかったです。
[気になる点]
後書きに、オルド氏が家族を蘇らせると書かれていましたが、本格的な蘇生なのか、あくまで一時的な蘇りという形での再会なのでしょうか?
シャーロットさんの母国の方では、この一件は噂として伝わってしまったのか…など気になりますね。
[一言]
御伽噺風な物語として描かれているのがとても好みです。
後書きに、オルド氏と契約した人達の詳細が丁寧に描かれているところも気に入っています。
個人的に、漁師の説明のところが好きです。
一番大きい魚を差し出して、自分は他の魚を食べる事にしてオルド氏と仲良く食事していたのかな…と想像しました。
最後の悪役の伯爵の説明書きが…他の契約者とは違って、某有名ゲームの説明のようなスタイルになっているのが印象的でした。
伯爵は、兄の事故死がきっかけで性格が歪んでいったんでしょうか…?
伯爵があの世に行ったら、少なくとも殺した賊に追われそうなイメージが思い浮かびました(自業自得なので仕方がない)。
オルド氏とシャーロットさんが幸せになっている光景を見れば、さらにダメージが倍増しそうな気がしますね。
オルド氏の巧みな話術と策で、伯爵に引導を渡した事。
シャーロットさんもつらい経験を経て、オルド氏と幸せになれてよかったです。
[気になる点]
後書きに、オルド氏が家族を蘇らせると書かれていましたが、本格的な蘇生なのか、あくまで一時的な蘇りという形での再会なのでしょうか?
シャーロットさんの母国の方では、この一件は噂として伝わってしまったのか…など気になりますね。
[一言]
御伽噺風な物語として描かれているのがとても好みです。
後書きに、オルド氏と契約した人達の詳細が丁寧に描かれているところも気に入っています。
個人的に、漁師の説明のところが好きです。
一番大きい魚を差し出して、自分は他の魚を食べる事にしてオルド氏と仲良く食事していたのかな…と想像しました。
最後の悪役の伯爵の説明書きが…他の契約者とは違って、某有名ゲームの説明のようなスタイルになっているのが印象的でした。
伯爵は、兄の事故死がきっかけで性格が歪んでいったんでしょうか…?
伯爵があの世に行ったら、少なくとも殺した賊に追われそうなイメージが思い浮かびました(自業自得なので仕方がない)。
オルド氏とシャーロットさんが幸せになっている光景を見れば、さらにダメージが倍増しそうな気がしますね。
感想ありがとうございます、そう言っていただけると此方も嬉しいです( ´∀`)
後書きに書いたアレやソレですが、まず蘇ったサンレイ侯爵家の方々から。
シャーロットの幸せの為なら一切妥協しなくなったオルドは、自分の寿命を削って彼女の家族と使用人たちを全員完全蘇生させます。因みに、この時点で悪魔として長命だったオルドの寿命は、常人並に減っております。
しかし、彼らが死んでから既に一ヶ月が過ぎており、今更世間に戻っても面倒なことにしかなりません。加えて、大切なシャーロットの愛しい人がまさかの悪魔、オルドのことをよく知らないサンレイ家の皆様は心配で心配で夜も眠れません。悩みに悩んだ彼らは家族会議の結果、シャーロット達を常に見守れるよう、一緒に森の中に住むことを選びました。
最初は警戒心丸出しでしたが、家族ぐるみの交流を続ける内、オルドが本当にシャーロットを大切にしていることを知り、オルドも義理とは言え父と母と兄、更には弟ができて御満悦で、とても良好な関係を築きました。
オルドとシャーロットの死後もサンレイ一族は森に住み続け、この物語の暫く後に新たな噂の元となり、国中に存在が広まることになります。
次に、平和的に済んだ漁師さん。
『魚めっちゃ食いたい、けど契約書で自分の願いは叶えられない』オルドと、『魚めっちゃ獲りたい、けど自分にできるのは祈ることだけ』な漁師。偶然出会った二人は利害が一致し、固い握手を交わした後に契約を結びました。互いに望みを叶えた二人は漁を終え対価の支払いを済ませた後、漁師さんの漁師飯を堪能しました。ついでに調理してくれたお礼に、一番高い魚を一口だけあげました。
ただ、これはオルドにとって結構昔の話なので、長い年月を経て話に幾らか尾鰭が付き、いつの間にか悪行の一つとして語られるようになってしまいました。
そして、ひとでなしフレデリック。
彼は伯爵家の次男で、『次男だから家は継げない』と周りに言われながら育ちました。ところが、家を継ぐ筈だった兄が事故で死んでしまい、彼が伯爵家を継ぐことになりました。そこで彼は幼いながらに、『相手が死ねば手に入るもの』の存在を知ります。
そして『貴方は次期当主、まだ伯爵ではありません』と周りに言われたので父親を殺し、その場に居合わせた母親を口封じに殺してしまいました。結果、彼は早期に伯爵家を手に入れたことにより味をしめ、完全にタガが外れてしまいました。
元々サイコパスの気質はあったようで、周りに本性を隠すのは上手でしたが、精神的に幼い部分が残っており、感情が昂るとボロが出てしまいます。
因みに二度とシャーロットと会わせたくないオルドは、フレデリックが輪廻転生すらできぬよう、まだ薄っすらと繋がりが残っていた2枚の契約書を念入りにグチャグチャのビリビリにした後、火魔法を叩き込んで彼の魂を完全消滅させました。
後書きに書いたアレやソレですが、まず蘇ったサンレイ侯爵家の方々から。
シャーロットの幸せの為なら一切妥協しなくなったオルドは、自分の寿命を削って彼女の家族と使用人たちを全員完全蘇生させます。因みに、この時点で悪魔として長命だったオルドの寿命は、常人並に減っております。
しかし、彼らが死んでから既に一ヶ月が過ぎており、今更世間に戻っても面倒なことにしかなりません。加えて、大切なシャーロットの愛しい人がまさかの悪魔、オルドのことをよく知らないサンレイ家の皆様は心配で心配で夜も眠れません。悩みに悩んだ彼らは家族会議の結果、シャーロット達を常に見守れるよう、一緒に森の中に住むことを選びました。
最初は警戒心丸出しでしたが、家族ぐるみの交流を続ける内、オルドが本当にシャーロットを大切にしていることを知り、オルドも義理とは言え父と母と兄、更には弟ができて御満悦で、とても良好な関係を築きました。
オルドとシャーロットの死後もサンレイ一族は森に住み続け、この物語の暫く後に新たな噂の元となり、国中に存在が広まることになります。
次に、平和的に済んだ漁師さん。
『魚めっちゃ食いたい、けど契約書で自分の願いは叶えられない』オルドと、『魚めっちゃ獲りたい、けど自分にできるのは祈ることだけ』な漁師。偶然出会った二人は利害が一致し、固い握手を交わした後に契約を結びました。互いに望みを叶えた二人は漁を終え対価の支払いを済ませた後、漁師さんの漁師飯を堪能しました。ついでに調理してくれたお礼に、一番高い魚を一口だけあげました。
ただ、これはオルドにとって結構昔の話なので、長い年月を経て話に幾らか尾鰭が付き、いつの間にか悪行の一つとして語られるようになってしまいました。
そして、ひとでなしフレデリック。
彼は伯爵家の次男で、『次男だから家は継げない』と周りに言われながら育ちました。ところが、家を継ぐ筈だった兄が事故で死んでしまい、彼が伯爵家を継ぐことになりました。そこで彼は幼いながらに、『相手が死ねば手に入るもの』の存在を知ります。
そして『貴方は次期当主、まだ伯爵ではありません』と周りに言われたので父親を殺し、その場に居合わせた母親を口封じに殺してしまいました。結果、彼は早期に伯爵家を手に入れたことにより味をしめ、完全にタガが外れてしまいました。
元々サイコパスの気質はあったようで、周りに本性を隠すのは上手でしたが、精神的に幼い部分が残っており、感情が昂るとボロが出てしまいます。
因みに二度とシャーロットと会わせたくないオルドは、フレデリックが輪廻転生すらできぬよう、まだ薄っすらと繋がりが残っていた2枚の契約書を念入りにグチャグチャのビリビリにした後、火魔法を叩き込んで彼の魂を完全消滅させました。
- 金貨の騎士
- 2020年 07月09日 12時55分
感想を書く場合はログインしてください。