感想一覧

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[一言]
さからいさま
先日はありがとうございました("⌒∇⌒")
やっと感想できました。←遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m


>久々に映画館に出掛けて【風の谷のナウシカ】を観てきました。じつは大スクリーンで観るのは初めて。
>いわゆるデジタルリマスターもしてない音響もいじってないバージョンなのでちと残念だけど、やっぱ宮崎駿・小松原一男作監時代の絵は好きですね。


ナウシカはとても良かったですね♪←物語としては原作コミックのほうがより好きですが、小松原氏の動く絵はとても良いので、動画はつい見惚れてしまいますね(*´∀`)♪
作品のトータル的な評価では、紅の豚や、もののけ姫のほうが高くなる印象ですが、なんといっても小松原一男氏の絵は好みですので、ですから印象として、ナウシカはやはり別格になることがあります(苦笑)



さて、
タイトルに惹かれておじゃましましたが、

拝見して、思った以上にいろいろな情報が整理できたのです
以前からの疑問点の解決につながりました

どうもありがとうございました!


自分が勝手に師匠だと感じていた友人のひとりが言っていたこと。
「宮崎駿のアニメは人形が演じているみたいで気持ちが悪い。」←友人からのラピュタへの言及でよく出てくる言葉でした。

自分はあいつとの会話で、その辺りの感じ方や考え方、創作談議などから、単なる友人という位置付けから、一目置いた相手へと変わったのですね。


キャラクター考察や育て方、物語の組み立て方など、いろいろと話し、そして、それを聞きながら血肉として取り込んでいったように思えます。←キャラを複数、長時間椅子に座らせた状態で放置したとき、それらのキャラクターが何を始めるか?(じっと座ったまま動かない。飽きてどこかに行ってしまう。等々) 作品のストーリーが完結したあと、キャラクターはどうするか?(素に戻り、撮影スタッフに挨拶して家路に着くか、撮影スタッフが片付けに現れて、倉庫にしまうのか?等々)

なろうに来る前の10年以上前のブランクは、その辺りの勉強で埋めつつここへ来て書き始めた気がいたします。


それはともかく、←横道失礼いたしましたm(_ _)m

その師匠と思った友人は、
宮崎作品についての内容、演出をそういった風に評していましたが、
ナウシカと、もののけ姫だけは評価していたんですね。←紅の豚もだったかな?

さからいさんのおっしゃっていたことで、その辺りの疑問が解けた感じです。←エッセイ拝見して、ナウシカや魔女の宅急便などで感じた違和感、バランスの悪さ。その辺りの謎が明確になったように思えました。

自分はラピュタ、好きなんです。←あいつは嫌いでした(笑) ラピュタは気持ち悪い代表のようでした。倒されたり、吹き飛んだり、殴られて倒れたときでも、痛がる様子も無く、むっくり立ち上がるところが気持ち悪いと。
記号と考えると、とても腑に落ちる感じがいたします。

宮崎監督の映像やその物理的な演出というのでしょうか?
その点については、自分は作品として非常に評価しているつもりなのですが、
なんというか、お話の消化が早いというか、味が抜けてしまうのが早く感じられていたのです。←スルメでなくチューインガムの印象だったのですね。すぐ味が抜けて長く回数を見れなくなる(笑)

もののけ姫や紅の豚はスルメ的な印象があります。

人物描写、その作り込み、演出に対すること。
人の似姿としての記号の重層化がなされていない。
つまりはそうした記号的な人物描写だったのですね! 味が抜けやすいということは。←描き込みによる情報は理解が早く抜けやすい。内面を書き込んだ情報は、ゆっくりと消化されつつ長く残る。そう得心いたしました。


富野監督は、宮崎監督と共に好きなアニメ監督なんです♪
富野由悠季としての作品は小説も好きです♪ いろいろと読みました。←アニメ同様に、風呂敷をたたむのが下手な印象なんですが、泥臭い人物たちが好きだったんです。

それも、人物描写で考えると判るんですね(笑)

自分は富野作品ではイデオンが一番好きです。←師匠のあいつとも一致していました。自分もあいつも富野作品、キャラクター胡川はとても評価しておりましたから(笑)

でも、初めて見た小中学校の時期では、イデオンはあまり好きではなかったんですね。←いがみ合い、ケンカをするようなシーンの印象ばかり強くて(笑)

メカなどの演出、映像的な描写には初めから目が行き、惹かれておりましたが、人の内面の観察、理解はそこまでではなかったんでした。←アニメーションが単純な子供だましのものではなく、作品として完成されたものであるという理解に至る前のことですね(苦笑)

だんだん成長して大人に近づき、いろんな知識を得て、
人間関係に幅が出てくるに従って、イデオンを好きになっていきました。

師匠のあいつはイデオンでキャラクターデザインをされた湖川友謙さんが好きで、←一番好きな人物はダンバインのバーン・バニングスでしたけど(苦笑)
湖川さんが彫塑家を志したという話をした時に、「キャラが動いた時、画面上で回転したときに絵が崩れないのはそれか!」と得心したようなことを言っていたこともありました。


横道ばかりで失礼しましたm(_ _)m

宮崎監督にせよ、富野監督にせよ、他の方にせよ、
クリエイターは貪欲ですから。
プロであれば、特に一流になればなるほど、情報収入はするのだと思っております。←マンガの神様の貪欲さと負けず嫌いは自分にも聞こえて来ておりますものね(苦笑)
 アキラか何かの作品の絵を、バランスが崩れていないか定規で測ったとかなんとか。それを作者に話したとか(^_^;)

意識していない、考えない訳がない。言葉にしないだけだろうと思っております。←今ほどにメディアの幅が広がっていない頃ですので、交流にしても、目を向けるにしても、全くないということはないのでは?と感じております。


宮崎監督はナウシカより前の作品での失敗と、ナウシカから後の作品での成功を経験しておりますから、
成功した作品の流れを変えて舵を取ることがいささか難しかったのかも知れないと、ふとそんなことを思いました。←安全パイという表現は、言いえて妙ですね(苦笑) もしかしたら高畑監督という存在も、そこに影響していたのかもしれませんが。

自分は宮崎作品は好きですが、やはり子ども向けというところに舵を向けた作品の評価はそれほど高くないのですね。←ウケを狙った宣伝ばかりが先行する様子も食傷していた時期がありますし(^_^;)

安パイ狙いで、腐るクリエイターというのはよくありますから。←すみません。過激で失礼な表現でしたm(_ _)m

ただ
だから、もののけ姫を作ったという覚悟というか、作った気持ちはちょっと嬉しい感じです♪←ですので、その後の製作スタンスはちょっとむにゃむにゃな印象です(^_^;)



ぐだぐだと長々書いてしまい、申し訳ありませんでした(;´д`)
いろいろな思い出や、過去の記憶、情報などの整理が、楽しみつつ出来た気がいたします。

どうもありがとうございました!
 みなはらさま 感想ありがとうございます!

 読み応えある感想寄せていただき恐縮しております(^^)。
 

 たまたまきのう日本映画専門チャンネルで『カリオストロの城/4Kリマスター』を観たばかりだったんですが、番組解説で「公開当時はぜんぜんヒットしなかった」というのが語られておりまして、あらためて当時の宮崎監督の苦悩が身にしみておりました(笑)
 わたしも想像で書いてるので正解ではないでしょうけど、やっぱ同じ1979年ですから、「俺の自信作はぜんぜん見向きもしないでどいつもこいつもガンダムに傾倒しやがって」というのはあったでしょうね。

 驚くべきことに80年代を通じて宮崎監督の評価は「もはや絵が古い」だったんですよね……OVAの台頭によってきらびやかな女の子と派手なメカ、エログロなどアニメの表現が異常に広がってた時期でしたから、宮崎監督の作風は健全すぎたのでしょう。
 SF描写の多い「ナウシカ」はその評価は当てはめられなかったんですけど、後発の「ラピュタ」はおもっきり「古くさい」と評価が下されてました。
 まあ典型的な食べず嫌いで、当時発達し初めてたビデオレンタルで観た人は次々と評価をひっくり返してました。「金ロー」初めてのオンエアでは大いに盛り上がりその後の日テレ&ジブリの筋道を決定的にしました。

 それでもやっぱり「なんか食い足りないな?」と感じた人はいたようで、わたしがエッセイで述べようとしたのはその食い足りなさの元凶だったのかもしれません。
 リアルな人間関係ならあるはずの卑近な猥雑さと申しましょうか……宮崎監督は人間を理想化しすぎ(つまり記号化)てイヤらしさが無い……それで当時リアルな人間描写に傾倒してたアニメ業界、ひいてはアニメファンにはそっぽを向かれたのだと思います。

 「魔女の宅急便」のキキも当時ちょっと話題になったのが「主人公なのにトイレに行くぞ!?」だったですし……。

 
 とにかく、宮崎監督と富野監督についてはいくらでも語りたいですねえ。
 そして両者から薫陶を得ている庵野監督もまた、今後10年くらいの活躍が楽しみです。
[一言]
 「ナウシカ」の漫画版6巻と7巻は絶対に呼んでおくれよ。何で「もののけ姫」があんなことになったか、わかるからさ。
 パトレイバーは…。もう忘れようぜ。初期のOVAであの作品は終わったんだよ。
 師匠、それではとりあえず全巻購入してみますね。セットで千円くらいで買えるはず。


 パトレイバーは権利がバンビジュから余所に移って迷走中ですね。ほとんど新作詐欺状態。
 初期OVAは6本で制作費たった一千万だったそうで、って前にも言ったっけ?リブートするつもりなら絵をキレイにするだけでお茶を濁すのが次善かも知れませぬ。ていうか作らなくて良いのにね……

 師匠は劇場版アンチなほうですか。わたしは嫌いじゃないです。
 
 しかしこの期に及んでグッスマとアオシマとトミーがパトレイバーを手がけるとは……キャラクタービジネスも末期ですよのう……
[良い点]
 「ナウシカ」札幌での二回目の上映の時にセル画をゲットする為に前の日の17時から映画館の前でキャンプさせられたのもいい思い出です。しかし手に入ったのは劇場版「めぞん一刻」というオチ。
[気になる点]
 お言葉ですが映画のナウシカは作中の巨神兵と同じく未完成の状態でしかも腐っていたという状態でしょう。漫画版で巨神兵に人格を持たせてしっかり消化していたので私はT野の「逆襲のシャア」に嫉妬して「もののけ姫」がああいう形で発表されたのではないかと思いますよ。
[一言]
 私はラピュタくらいのハヤオが好きでした。ゴロー、お前も親父みたいにカッコばっかつけてないで、アニメらしいアニメを作ってくれというところです。
 師匠 感想どーもです!

 セル画ゲット……そんなのに血道をあげていた時期もございましたな。ヤマト2199を観に行くと複製原画をもらえたんですが、なんとなくノスタルジックな気分でした。

 ちなみに自分、黄金時代(82~85年)の劇場アニメはことごとく劇場に行ってないのですよ。ガンダム三部作も【ナウシカ】も【クラッシャージョウ】も【ビューティフルドリーマー】も【マクロス】も【レンズマン】も行ってないという(泣)

 リバイバルカモーン!
 パトレイバーと逆シャアよりちょっと昔のやつね!頼むでホント。

 で、何の話でしたっけ……そう逆シャア?ウーン……どうなんでしょうね。たしかにスッキリしない後味は【もののけ姫】と同質ですが。
 ちなみに押井 守監督がガンダムで唯一、定期的に見るのは【逆シャア】だと言ったそうです。その気持ちわかる~みたいな。
 最初観たときはクェスが不快すぎて「なんだこれ?」だったんですけど、ジワジワ効いてくるんですよねあの名調子っての(か?)



 ゴロちゃんは【ゲド戦記】のリバイバル成績が突き抜けて低いのでちょっとカワイソウです。 
[一言]
富野監督は『ナウシカ』に嫉妬して『ダンバイン』を作ったって話も読んだことがあるんですよね。
あと、『もののけ姫』のキャッチコピーの「生きろ」に対抗して、『ブレンパワード』のキャッチコピーを「頼まれなくたって生きてやる」にしたって話も聞きますし。
かなり強烈に意識してたことは確かなんで、相互に影響を与え合ってたんじゃないかなと。
  • 投稿者: 結城藍人
  • 男性
  • 2020年 07月22日 17時59分
 結城藍人さん 感想ありがとうございます!

 富野監督の宮崎駿に対する嫉妬は公言されてますからね。
 しかしその『ブレンパワード』あたりから作劇的に「これ本当に整合性あるのかな?」ぐらいストーリーの脈絡がメロメロになってるのが残念ですが(涙)

 まあ健全な対抗意識でモノを作れてたのは良い時代でしたね。最近はイメージの剽窃ばかり(とくにヒロイン像か?)で、誰かを見返してやろうという気概はあまり感じられません。
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