感想一覧

▽感想を書く
感想絞り込み
全て表示
[良い点]
どっしりとしたハイファンタジー久しぶり!と、読みながらワクワクしました。そして、フツーに面白いので、面白いとフツーに読むので細かい感想が言えない(笑)どっしりした地文なのに、惹き込ませるというのは、大きな武器だと思います。
取り急ぎ、面白いっすよ!と感想を入れさせてもらって、あとはゆっくり読みます。(笑)
読んでいただきありがとうございます!

自信になる温かいお言葉に感謝の念でいっぱいです!


是非是非、ゆっくりと楽しんでいってください!!
[良い点]
 非常に個性的なファンタジーです。
 序盤の商人マルシャンの登場辺りから、登場人物達の思惑が交差する権謀術策が渦巻き、幾度となく繰り返される交渉を丁寧な筆致で描き上げる所がこの作品の醍醐味のように思われます。
 人間が、半ばアンデッドのように魔族である主人公達から認識されている部分がとてもユニークです。
 魔族陣営も一枚岩には遠く及ばず、それぞれの思惑・権益を求めて、どこで裏切りが起こるともしれない緊張感があります。
 ナギサ、シルヴェンヌ、ニチーダらのセスを取り巻く女性たち。彼女たちは皆セスに忠義や愛情を抱いていますが、それぞれの抱いている感情がごく単純な慕情ではなく、各々が異なる形で忠や愛を貫こうとしている部分が、この作品の滋味深い所のように感じます。
 会話のやり取りも軽妙で、私の個人的な趣味だと魔法使いのヘクセさんの煽り方とか凄く大好きです。
 やべー人が来た感満載で登場した純情許嫁のシルヴェンヌや、戦闘スタイルとしては私の一番好きなニチーダさんなど、魅力なキャラばかりでとても楽しめました。
 翼人族が忠誠の印に仲間の亡骸をシルに捧げるシーンなど、定期的に印象的な物語のピリオドが挾まれるため、中だれせずに楽しむことができます。
 地味にマルシャンが大好きです。
[気になる点]
 私は三人称のファンタジーを読む時に、視点をその世界の世界観に同調させて読むのですが、物語を読み進めていくうちに、
『角から消しゴムが落ちるように』
『男子中学生』
『現代世界で言う国連に近く』
『室町幕府と言えばイメージが近い』
などの、妙に卑近な形容詞が挟まれ、物語を追ってるカメラが、一瞬世界から離れてしまうような錯覚を覚えることがありました。
 この作品は非常にユニークな独立した世界観を提示していますので、もしかしたら現代日本的な固有名詞を減らす方が物語への没入度が高くなるかもしれません。
 グシスナウタルやフロッティ、アダマスなどの固有名称を持った武器が、どういう形状・能力だったのかの解説が、登場時に説明されて、それ以降滅多に出てこない、というパターンが多くて、戦闘を読んでる最中に「あれ?これどういう武器だっけ?」と思い出せなくなって前の項を捲ることが幾度もあったので、作者の方の視点ではこれらの固有名称や能力は間違いなく記憶されているのでしょうが、読者視点からだと追い付けない部分ある印象があり、固有名称を持つ武器や登場回数の少ない人物を間を開けて再登場させる際には、それがどのようなものだったのか、再説明を加えた方が読者に優しいかもしれません。
 これは、人間の勇者メンバーにも感じました。フルネームが登場したのは顔見せ時で、勇者や剣士といった役職での呼称が続くので、名前が出た時に、あれ、これ誰だっけ、と。
 私の記憶力が悪いだけでしたら申し訳ありません。

 もう一つ、この作品で描かれる『戦い』について、戦略や戦術時点の解説はとてもするすると頭に入って行くのですが、戦闘の描写がかなり複雑で、誰がどのように動いて何をしてるのか、頭での把握が追い付かずに、読む手が止まってしまうことが何度もありました。
 交渉シーンなどで、多くの人間の思惑が入り混じる権謀術数の描写が素晴らしい作者様だからこそ、交渉シーンや戦略シーンと同じような速度で人間を動かしてしまい、読者には読みにくくなってしまう部分があるのではないでしょうか?
 戦闘シーンを読む読者さんには、一挙手一投足の動きを文に協調させて想起する方も多く、戦略や戦術時と等速で進められると、情報過多になってしまう読者さんもいるかもしれません。
 戦闘シーン、描写力は素晴らしいのですが、私の私見ですが情報量が非常に多く『重い』ように感じます。
 会議シーンなどで語られる情報は、読者さんに覚えておいて貰えると後の伏線になるものが多いですが、戦闘シーンの描写は余程重要な能力や情報開示以外は、少し軽くした方がいいかもしれません。



[一言]
 色々と失礼な差し出口を致しましたが、私の解釈が作劇時の思惑と異なられる場合は、「的外れなことを言って」と笑って棄却されて下さい。
 長文失礼致しました。
 読んでいただき、ありがとうございます! 

 感想もレビューも頂けるとは、気づいた時には小躍りしておりました。夜中なので静かにですが……。

 マルシャンや魔法使いヘクセは私も大好きなキャラなので(まあ、出てくるキャラは基本的には大好きなキャラなのですが)そう言っていただけて嬉しいです。

 
 没入感、なるほどと思いました。三人称だから大丈夫かなとは思いつつもそう感じてしまうということは減らせるorなくせるように頑張ります。

 固有名称の件も、なるほど、と納得いたしました。固有名称は今から書くところはもちろんですが、これまでのところも修正していかないとですね。

 戦闘シーンの描写に関しては、憑き物が落ちるような指摘、ありがとうございます! 気合が入るシーンは冷静さをもって書かねばとは思いつつも、結構失われていた&私自身、頭の中での映像を文字に起こすタイプ(みなさんそうなんですかね?)なので、ついつい見直しの時もそのまま誤字脱字にしか目が行かずに流しちゃうのですが、もう少し立ち止まりながら書いてみたいと思います!


 本当にありがとうございました!
 これからもよろしくお願いいたします!
[一言]
セスとナギサの苦悩が絶えない…!
ダークファンタジー(もし解釈違いだったらすみません)らしい、優勢に進む事を許されない様には心が痛む思いでした……
幼馴染の二人の今後の展開を期待して、続きを読ませて頂きます。
 読んでいただきありがとうございます!


 自分でも小説のジャンルは曖昧なところがあるのですが……。多分、ダークファンタジーとか戦記物、であっていると思います。
 ハイファンタジーなのは確実です。


 ぜひぜひ、よろしくお願いいたします。
[良い点]
時代劇の構文でファンタジーを描いたような物語。

何人もの登場人物が登場するシーンを描けているのはすごいです。
作者様の地力のなせる技なのだと思います。

魔王が死んだことで巻き起こる騒乱に、それぞれの立場のキャラクター達が、それぞれの想いで立ち向かっているのがかっこよかったです。

[一言]
ツイッターで読書企画を募集しました、文ノ字律丸です。
たいへん面白く読ませていただきました。
これからも作家活動がんばってください!
 感想ありがとうございます!!

 読む小説に歴史小説が多い、というのも影響を受けているかもしれないです。あと、意識している面もありますね。

 ちゃんとキャラの特性が伝わっているみたいで、本当によかったと一安心しております。


 これからも頑張ります! 読んでいただきありがとうございました!
[良い点]
文章がお上手ですね。戦記ものの雰囲気が出ていて、楽しく味わわせていただきました。中性的なヒロインの性格も好みです。カッコイイ女性っていいですよね。
[一言]
ご紹介ありがとうございました! 応援しております。
読んでいただきありがとうございました!
 感想ありがとうございます!!

 カッコイイ女性、素敵ですよね。
 実はナギサやシルヴェンヌ、ロルフにニチーダとキャラを動かしたいからこそ書き始めた面もあります。

 これからも頑張ります!
↑ページトップへ