感想一覧

下手すると「イメージすれば何でもできる」って言う主人公の魔法で世界が回っちゃってる可能性が無きにしも非ず？
つまり全部主人公の妄想。

昔読んだ本には、貴族の娘は不健康だから、よく気絶していたと書いてありました。

つい先程、まさに「君に遠慮はやめる」とヒーローが言ったシーンを読みました。
一通りのたうち回ってから、報告に参った次第です(爆笑)

鈍感ヒロインとヒーローとの通じているようで、根本的にボタンを掛け違えた感じのラブです(恋愛はサブで、メインは他にあります)
もう読んでる最中から、可笑しくて可笑しくて…夢ネタではなく、勝負にもならない当て馬男子が出てきた後にあの一言ですよ!

ヒドインガチャ的に修道院より当たりな気がします。

前回の「やめて！あなたが……」までの流れで、上位貴族のヒーローくんか女主人公さんを負傷させてからの国外追放。

……だったはずが、ヒドインちゃんが主人公の異国で幸せな家庭を築くまでの番外編が始まったりしちゃうからです。

むしろこっちがメインだったり。


番外編がない時の再犯率と、女主人公さんの（怪しい宗教や詐欺に引っかかりそうな）警戒心ゼロ感には懸念が残りますが、将来的にはスパダリヒーローくんが解消してくれることでしょう。

貞節さ、の定義にもよるのかもしれませんねぇ。
最低ラインとしては「誰がどう見ても、伴侶以外の異性と子作りをしていない（どこの種ともしれない子を生むような女じゃありませんよ）」だから、夜会なんかで他の人が見てる所でアピール（あくまで会話）はあり……ってことなんですかね？
婚活＝就活的な考えで「卒業間際（婚期ぎりぎり）なのに内定（婚約）もらえてねー！　やべぇ！　今回の合同説明会（夜会）の間に少しでも色んな企業（家）に顔売るんじゃー！」な方はいそう……ですが、確かに色んな作品で恋愛的というか性愛的にヒーローに寄ってく女性も多いかも……。
生殖コスト的に男性はばら撒く、女性は吟味するとは言いますし、少しでも条件（容姿、健康状態、身体能力、扶養力、若さなど）の良い相手をとなるのもわかりはするんですが。
でもヒロインさんにだけ優しくて他の女には見向きもしないヒーローさんって、その『好条件な相手』から外れやすいはずなんですよね。
だって自分に優しくない＝扶養力があったって自分や自分との子供を放り出す確率も高いってことですから。
逆に自分にすぐ乗り換えるような奴なら、自分と子供がいても別の女に乗り換える可能性もある。
どっちにしても時間の無駄ですし……。
そう考えると結構不思議ですよね。

関わりたい相手かはともかく、実際にまぁ……何されても血の繋がりのある相手を本気で憎めない、見捨てられない人はそこそこいますね……。
成長してから初めて会った義妹（または異母妹）とかじゃなく、同父母姉妹なのに見た目とか性格で姉妹格差が……なやつだと、幼少期だけでも「可愛い妹」とか「仲の良い姉妹」としての交流があったから……とかもあるんでしょうけど。
寧ろ小さい頃から交流のある同父母姉妹だと親に対する「てめぇら何わたしの可愛い妹に『優しい虐待』してくれとんねん！　妹の！　未来を！　めちゃくちゃにしやがって！」っていう怒りが勝る、とかはあるかもしれません。

お菓子はそこそこ好きなんですけど、わかったの半分以下でした……。
馴染みのない名前のお菓子、ふりがな機能活用して説明書いといて欲しいです。知識増えて面白いから。
チュロス（ふりがな：棒状の揚げ菓子）みたいな感じで。

　製菓も学んだ調理師免許持ちですが、パントーネ、フラン、ガレット・デ・ロア、チュロスしか解りません。そんな名前のお菓子があるのですねえ、説明宜しく詳しく解りやすくお願いしますですよ。
　あとツッコミでマジレスするとレシピなしで作れるのは…擬きでガレット、チュロスぐらいです。
　カスタードシュー作ったから卵白でダコワースも作るかな…アーモンドパウダー足りないな、メレンゲ焼くか。なんてことも、温度設定付きオーブンとガスコンロと調理器具と精密時計と均質化された材料が有ればできるのであって！
　製菓は作業！技術！アーツ！目分量は失敗の元！アレンジでどうにかなるのは調理！なので。
　転生主人公がサラッと小洒落たお菓子作れるのがそもそもスキル持ち？はいはいファンタジーファンタジー、もしくは。誰も知らんからテキトーに言ったもん勝ちしてない？ホントにそれ作ってる？疑惑が湧いております。
　

いくつか覗かせてもらいましたが、「分かる」と頷きました。

実は柔らかパンを史実中世でやるとひどい目に遭う可能性があるんですよ…

中世人「何だこの中身スカスカなパンは！生地に何か混ぜてかさましたなこの野郎！」
パン組合「パン屋の信頼を失墜させた不届き物は肥溜めの上に宙吊りにしたらぁ！」(膨らし粉を混ぜたパン屋が実際にやられたらしい)

※パン屋は客が持ち込む小麦粉や生地の一部を料金として受け取り、残りを使ってパンを焼く。が、人々はちゃんと料金以外の生地が全て使われているか常に疑っていた。
(特に村のパン屋は領主に雇われた役人としての顔もあったので余計に疑われた。一方、都市部は都市参事会による監査があったので村のパン屋よりは信用された)
ゲーム「キングダムカム・デリバランス」DLCでも「パン屋が作るパンが明らかに小さいんだけど？絶対小麦の量誤魔化してる」「そ、そんなことはありませんよ」という村人とパン屋のトラブルを裁定するサブクエがあったり。(なお不正が出来ないよう正確な秤を導入するという公平な解決をすると、パン屋が“何故か”悔しがる)

そもそも「修道院＝罰」、みたいな風潮が謎ですよね。
実態はどうであれ、少なくとも建前では修道院って敬虔な祈りの場なわけでしょ？
仮にも中世のような信心深さを取り繕う必要がある社会で、それを罰とまで言ってしまうのは、いくら転生者とはいえ各所から怒られが発生しそう。
私は日本人なので修道院がどういうところかはっきりイメージ出来てないですけど、同じく宗教で考えるなら、俗世を捨てて神社仏閣に入ることを「罰」と呼ぶのはなんか違うかなあ、と感じます。
むしろその処分を決めた人の世間体への配慮を感じる。
江戸時代では切腹が「武士として死ねるのでそれなりの温情措置」だったらしいので、修道院へ送られることも、「貴族としての立場は失うが祈りに服せる」という温情じゃないのかなあ、などと考えたりします。