エピソード3の感想一覧

[良い点]
> ガバガバ飲んでやりますよお茶。

ここで笑ってしまいました。割り切りの良さよ。

[良い点]
完結している作品ですから、本来もっと先まで読んでから感想を書くべきかも知れませんが。
主人公のここまでの思考・行動がとても淀みなく心地良く描写され大変好感かつ期待値が高くてどうにも一言申したくなります。
姉との折り合いの悪さはマリアンヌにとって困った問題ですけれど、過大に悩まず、しかし姉への気遣いも忘れない、そのしなやかな心の在りようが魅力的です。
初めての学園、王族との邂逅、首席としての挨拶、いろいろイベントが続きますが、一つ一つ自然体で受け止めクリアしていく姿が心地良いです。
（とてもリズミカルな語り口は、個人的には漱石の「坊っちゃん」を読むときの読み心地に少し似ているでしょうか。「３秒前はもう過去」という割切りの速さもあの主人公と似ているような。
その上あちらの坊っちゃんと違って明確に前向きに生きる、というポリシーも持っているのがまた良いところかと。）

彼女には自然体で過ごしていってもらいたいですけれど、何のつもりか接近してきた王子様とどんな縁ができ、彼女の未来へとどう繋がっていくものか楽しみです。

姉との関係も改善できると良いですけれど、父親があれだとはたしてどうなることか。