エピソード38の感想一覧

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[良い点]
入り組んだ人間関係が滑らかな文章できれいに描写されていて、登場人物への感情移入がとてもしやすかったです。
[一言]
綾音がただただただただかわいそうで、報われなくて、読んでて精神が崩壊しました。何年間も好きで支え続けてた人に想いも何もかも全部告げた上で、その気持ちを半ば踏みにじられちゃったわけですし...。結菜に陽菜乃の”代わり”として告白された時にどんなことを思ったのか...それを「私のことを好きだなんて言うはずがない」って拒絶するのがどれほどのことなのか、あまりにも残酷な仕打ちで臓腑が捻じれ錐揉みウルトラC決めてます。それから恋人になった結菜と陽菜乃を、親友として一番近くで見続けなければならないって聖人すぎるというか報われなさすぎるというか、辛いです。
おからくっきー様

お読み頂きありがとうございます。

少し長文でのお返事になります、お許しください。

綾音の立ち位置や気持ち等々についてはラストが近づくにつれて書いていてすごく悩む部分でした。

自分が綾音の立場だったとして陽菜乃の隣で幸せそうに過ごす結菜をずっと見守る未来と結菜から離れる未来、どちらがより辛いだろうかと考えた結果、このような展開になりました。

綾音は何年もずっと結菜の隣で結菜のことを見守り続け、笑っている結菜のことを好きでいたので、おそらくは結菜と離れてしまうほうがより心に大きな穴が開いてしまうのではないか、と。

このあたりは作者の主観が強く入っているので読者の方の感じ方とはまた違うかと思います。

また、綾音は結菜へ気持ちを伝えたことで成長もし、止まっていた心も前へと動き出しているはず。
動き出した心によって今まで結菜しかいなかった綾音の世界も少しずつ広がり始めたはずです。
もちろんすぐには気持ちに区切りをつけたりできるわけもありませんが、結菜とは今まで通りのようでいて、しかし新しい関係を築いている最中。

エピローグあたりでそういう部分まで書き込むことが出来たら良かったのですが、力不足で申し訳ありません。

作者の主観が強く入った長文の返信となってしまいましたが、とても綾音に想いを入れてくれてくださり嬉しかったので、わたしなりの考えをお伝えさせていただきました。

重ねてではありますが、お読みくださり、そして彼女たちの世界に触れてくれてありがとうございました!





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