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[一言]
なかなか不思議なお話ですね。
勝手に想像するに、本を好むSは、一つの出会いが運命を変えると信じたのでしょう。
だから主人公に託した。賭けをしたのほうがいいかな。
主人公が自分の本性に気がつけば、あるいは本音を吐露するに足る人物ならば、違う結末を迎えられるのではないかと。
主人公の何に惹かれたかはさっぱりですが、同じ歌が好きだったとか、名前が好きな登場人物と同じだったとか、取ってつけたようなもんかと。
なんて想像する、楽しいひと時でした。
お読みいただきありがとうございます!
感想、とても嬉しく拝読しました。

色々な想像をして遊んでいただきたいと思った作品なので、そらとびねこさまの想像を教えていただけてムフフとなりました。
楽しんでいただけてよかったです!
[良い点]
このS君のような何を考えているのかよくわからない秀才は不気味だと思いました。
作中でも「ほんとう」の事を話しているのかわからない所があり、主人公が戸惑いを感じていますね。
彼のような人を「サイコパス」と呼ぶに違いありません。
  • 投稿者: 退会済み
  • 2020年 09月25日 19時30分
管理
ご感想・レビューをありがとうございます! とても嬉しく読ませていただきました。

このお話は、いろんな考え方や見方ができるように書きました。
もしかしたらSは子供の頃から(憎むような出来事があって)父を憎んでいて、少年が父を罵倒するのを嬉しく聞いていたかもしれません。
「私」との交流にどこか癒され、父への暴力性を抑えていられたのかもしれません。
あるいは、斎藤さまのおっしゃる通りSはサイコパスであり、「私」を騙して楽しんでおり、弄ぶ相手がいなくなって父を手にかけたのかもしれません。

作品にさらに解説を加える無粋をしてしまいましたが、もしよろしければお時間のあるときにでもご再読いただけたら、別の面が見えてくる……かもしれません。
Sの一人称は「僕」ですが、性別も最後まで明記はしませんでした。
Sは実際よくわからない秀才ですし、自分の周りにこんな子がいたら正直怖いですが(笑)。
うすら寒くほの暗い雰囲気を目指した作品なので、不気味に思っていただけたなら幸いです。

お読みいただき、「ほんとう」に、ありがとうございました。
(これはほんとうにほんとうです!笑)
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