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[一言]
こんにちは。企画より参りました。

最初に出会った零介は、礼輔が鏡にその身を映したことによって具現化したのでしょうか。そうであれば、零介はどうして晶をそそのかすようなことを口にしたのでしょうね。

そして晶が膝をついたのは、「真新しい祠」。晶がいた世界と、鏡が来てからの世界。どちらが正常な世界だったのか、考えれば考えるほど頭がくらくらしてきます。

寂しがり屋の鏡は晶を失った後、また誰かに鏡を覗くように声をかけるのでしょうか。どちらの世界にいても神さまがあまり幸せそうに見えないのが人外の定めのような切なさを感じさせます。
読了ありがとうございます!
最終的に誰も報われない話なので、せつないと感じていただけてとても嬉しいです。鏡のその後を気にしていただけて感無量です。

鏡の向こうの存在たちの考えは、一応、設定として彼らの原動力などをぼやっと定めてはいるのですが、
できるだけ実際の事象だけを描写しましたので、解釈は読者様の数だけあればいいなあと思っています。
実際、「どちらが正常な世界か」はあまり考えていなかった視点なので非常に興味深いです。
[良い点]
怪異ホラーですね!!大好物です。
田舎の夕暮れと怪異ホラーは、どうしてこんなに合うのでしょう(笑)全体的に「いかにも」な雰囲気が漂い、まだ事件が起きていないときの、平和な地の文までがずっと不気味で良かったです。
雰囲気作りがとても上手でいらっしゃる。

作中に何度も出てくる訓戒が、最後の最後に一行加えられるのがぞくりとさせられ、読後感が良い意味で最低で、最高でした。
[一言]
寄稿ありがとうございました!
日常に潜んでる不穏さ大好きなので、雰囲気を上手く書けたみたいで嬉しいです!
結末も何パターンか考えて最終的にああなったので、読後感がお気に召した(?)ようで光栄です。

こちらこそ企画に参加させていただきありがとうございました!
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