感想一覧
▽感想を書く[一言]
性的指向は性的存在性、性的嗜好は肉欲の方向性。
厳密に性的指向について考えるならば、己の性的属性がどちらの方向に向かっているか、という事になるかと思います。
異性愛者も同性愛者も、性的指向と性的嗜好、両方もっています。
だから、『肉体的性が男性で、性的指向としては女性、性的嗜好としては女性』という現象も存在します。つまり、レズ的存在という事です。
一般的に言われているホモセクシャルとは『肉体的性が男性、性的指向としては男性、性的嗜好としては男性』になります。
BLとかむしろ、性的な関係性の物語が殆どですから、性的嗜好の物語とするのが自然ですよ。
また、相手の性の属性関係なく、その人がその人であるゆえに、愛しているならば、それは性的うんぬんは関係なく、精神的な愛(プラトニックな愛)という事になります。
そこは性にこだわる必要がない。
結局、性的指向の恋愛というのは、自分の属性が女性であることを意識した上での、恋愛感情になっていくわけですが、結果的にそれが体の欲望としてもそちらに引っ張られていくわけですよね。
で、その体の欲望の部分は、やはり性的な嗜好といえます。
そうじゃないなら、心としては惹かれるけど、体としては受け付けない、という状態になりますね。性的指向であって性的嗜好ではない、というのであるなら、そういう事です。
◆
社会を維持する為の仕組みとして、および人類の基本的な在り方としては、『異性愛における性交が、子づくりという自然の営みとして在る』と前提した上で、その他の社会的に許容される性的嗜好を置く。
社会制度としてはそれでいいんじゃないですか?
性的指向は性的存在性、性的嗜好は肉欲の方向性。
厳密に性的指向について考えるならば、己の性的属性がどちらの方向に向かっているか、という事になるかと思います。
異性愛者も同性愛者も、性的指向と性的嗜好、両方もっています。
だから、『肉体的性が男性で、性的指向としては女性、性的嗜好としては女性』という現象も存在します。つまり、レズ的存在という事です。
一般的に言われているホモセクシャルとは『肉体的性が男性、性的指向としては男性、性的嗜好としては男性』になります。
BLとかむしろ、性的な関係性の物語が殆どですから、性的嗜好の物語とするのが自然ですよ。
また、相手の性の属性関係なく、その人がその人であるゆえに、愛しているならば、それは性的うんぬんは関係なく、精神的な愛(プラトニックな愛)という事になります。
そこは性にこだわる必要がない。
結局、性的指向の恋愛というのは、自分の属性が女性であることを意識した上での、恋愛感情になっていくわけですが、結果的にそれが体の欲望としてもそちらに引っ張られていくわけですよね。
で、その体の欲望の部分は、やはり性的な嗜好といえます。
そうじゃないなら、心としては惹かれるけど、体としては受け付けない、という状態になりますね。性的指向であって性的嗜好ではない、というのであるなら、そういう事です。
◆
社会を維持する為の仕組みとして、および人類の基本的な在り方としては、『異性愛における性交が、子づくりという自然の営みとして在る』と前提した上で、その他の社会的に許容される性的嗜好を置く。
社会制度としてはそれでいいんじゃないですか?
クロスオーバーさま
感想書き込み、ありがとうございます。
タイトルだけ読んであとはさらっと流し見て、自説開陳しました、という感想ではないことを切に願います。感想だけでは読解しきれず、クロスオーバーさまの活動報告での、同性愛についての文章も拝見しました。作者として、読んでいただけなかった文章を書いたわけですから、「伝わってないか~」と残念に思うだけです。異論・反論、歓迎していますと書きましたから。
その上で、いくつか価値観の相違を強く感じたため、長文での返信を失礼します。3000文字越えました、ごめんなさい。
後書きで『一次創作BL書き』と自己紹介しましたが、腐女子としてBLや同性愛を擁護、推進をしたつもりはないので、自分の文章構成力のなさを反省します。BLは性的なジャンルの嗜好品だとわたしは思っていますが、このエッセイで取り沙汰している指向と嗜好の話とは関係ありません。
萩尾望都や竹宮惠子時代の、ボーイズラブという言葉がなかったころのBL、ロマンチックですてきですよね。やおいでも耽美でもないんだ名作! なんて表現すればいいんだか、ずっと迷ってます。ただ、いまのBLの流行ではないんだ。
ついでに、ムーンのBLはR18であることを標榜しているため、残酷描写か性描写があります。それらがないのはなろう(全年齢版)ボーイズラブですね。カテゴリ分かれてないけど検索すれば出てきます。釈迦に説法、失礼しました。
>性的存在性
存在性とは……?
なかなか飲み込めなくて、感想を何度も読み返しました。性的同一性/性同一性、もしくは自認のことをおっしゃっていますか?
わたしは[女/男/その他]である。
という認識です。心の性別という言い方が分かりやすいでしょうか?
>『肉体的性が男性で、性的指向としては女性、性的嗜好としては女性』という現象も存在します。つまり、レズ的存在という事
→ ここで使われている『性的指向』とは、自分(の心)は女性である、という意味かと思われます。肉体は男性、心は女性、好きになる相手は女性。という意味のレズビアンという認識であっていますか? 第三者からどのように見えようとも、この方が女性同性愛者だという分類に異存はありません。クロスオーバーさまが『性的嗜好』としている部分については、やはりわたしは『性的指向』であると考えます。
「己の属性がどちらの性に向かっているのか」がクロスオーバーさまのおっしゃる『指向』ですが、わたしは「己の属性(自認)に関わりなく、恋愛的/性的な欲求がどちらの性に向かっているか」が指向であると思います。矢印の元か先かが違う、ような……?
『身体的には女性として生まれたが、自分は男性だと感じている』。それはトランスジェンダーですね。エッセイ作中、複雑なので脇に置いておきますと書きました。トランスジェンダーでも異性愛者、同性愛者、無性愛者、さまざまです。つまり矢印の先。
『生まれつきの体は男性(男扱いに違和感がある)、心の性別は女性(だから男性的な自分の肉体が苦痛)、恋愛対象は男性(女性ヘテロと同様に、女性に恋愛感情をいだいたことがない、またはいだけない)、性的に魅力的だと感じるのは女性らしい肉体(男性らしい肉体にはむしろ嫌悪がわくこともある)』
そのような方も、セクシャル・マイノリティの方々の中にはいらっしゃるようです。『心としては惹かれるけれど、体としては受け付けない』状態ですね。①
複雑ですよね。文字数が爆発するので、あえて避けました。
言葉の定義の話になってしまって恐縮ですが、『指向』は「ある一定の方向をめざして進むこと。また、その方向へ向かわせること」とあります。『嗜好』は「好んで、それに親しむこと。また、好み」とあります。大修館書店『明鏡国語辞典』
性的指向sexual orientationと性的嗜好sexual preferenceを言う場合、指向は先天的で「選べない」、嗜好は後天的で「選んだ」と認識されており、現在では「選んだわけではない」という意味で『性的指向』という言葉が使われているそうです。ウィキペディア
クロスオーバーさまのおっしゃる分類は、恋愛と性愛かな? と推察します。ロマンティックとセクシュアル/セクシャルです。セクマイで語られるとき、それらは別のものです。恋愛的に惹かれない(恋愛感情がわからない)アセクシャル(アロマンティック・アセクシャル)というセクシャリティもあります。恋愛感情はあるけれど性的な関係は望まないノンセクシャル(ロマンティック・アセクシャル)というセクシャリティもあります。『心としては惹かれるけれど、体としては受け付けない』状態ですね。② あ、広義のアセクシャルに含まれるデミロマンティック、デミセクシャルって分類もありますよ。信頼関係がすでに構築された相手に対してだけ、恋愛感情を抱きうる、性的魅力を感じうる。ってセクシャリティです。
わ~、カタカナいっぱい。
ちなみに。
恋愛的、性愛的な関係ではない、特別な間柄。クィア・プラトニック関係という言葉もあります。性別も性的指向も関係なく、恋愛でも性愛でも友情でもないけど特別、というかかわりです。
これに肉体的な性別の話まで入ってくるのですから、セクシャル・マイノリティの話は避けたんですよ。ここまでで二千文字くらいあるんですよ? 感想枠の文字数制限ありましたか? だいじょうぶかな。
性愛の対象を決めるという意味での『性的嗜好』が存在していることには、同意します。同性愛者だと自認している人たちの中にも、後天的に同性を愛するようになった人は存在するでしょう。ですがこれ、すごくデリケートなテーマじゃないですか? 機能不全家族とか、性被害とかが頭に浮かぶんで、言及は避けました。同性との恋愛や性行為に関心があるバイキュリアスの方々が試してみて嵌まった、っていうのもありうるんですけどね。これは嗜好。機会的同性愛って言葉もあった。異性がいない環境下の同性愛。これも嗜好寄りだな。バイセクシャルの素養があるかもしれないけど。
実はこのエッセイ本編、セクマイの話はしてないんですよ。ご存じでしたか? クロスオーバーさま。
『わたし(という主体)』の性別が、男性であろうと、女性であろうと、そのほかのセクシャリティであろうと、わたしは『この人』と一生添い遂げたい。そういう人へ、差別せず、法的なお墨付きを与えることの何が問題なのかな? って話をしています。あ、クロスオーバーさまは『許容』されるんでしたね。失礼しました。
セクマイは○ろされて減った少数派じゃなく、もともと少数が生まれるセクシャリティです。そもそもが、法律で認めたら同性愛だらけになるなんて仮定がありえないんですよ。だって、ヘテロは同性を性的に愛することはないんでしょう? 人類の大多数が異性愛者で子どもを作ります。日本で子どもを産まない人が増えているのは別の問題。
恋愛感情って、コントロールできるんですか? 恋には『落ちる』ものなのではないんですか? 恋人関係って性的なコミュニケーションと切り離せないものなんじゃないんですか? 性行為は悪ですか? そもそもが、恋愛ってどういう気持ちなのかと問われて、明瞭に答えられる人がいるでしょうか? ステレオタイプに「触れ合いたいって思うこと!」と答える人もいるのでは。
恋愛を語るとき、性愛を切り離せる人はとても少ないんじゃないかと思います。
そして、多数派に『許容』されて存在するセクマイの気持ちって、考えましたか?(差別的意見に見えますよ、対等であるはずの人間に対して)
感想書き込み、ありがとうございます。
タイトルだけ読んであとはさらっと流し見て、自説開陳しました、という感想ではないことを切に願います。感想だけでは読解しきれず、クロスオーバーさまの活動報告での、同性愛についての文章も拝見しました。作者として、読んでいただけなかった文章を書いたわけですから、「伝わってないか~」と残念に思うだけです。異論・反論、歓迎していますと書きましたから。
その上で、いくつか価値観の相違を強く感じたため、長文での返信を失礼します。3000文字越えました、ごめんなさい。
後書きで『一次創作BL書き』と自己紹介しましたが、腐女子としてBLや同性愛を擁護、推進をしたつもりはないので、自分の文章構成力のなさを反省します。BLは性的なジャンルの嗜好品だとわたしは思っていますが、このエッセイで取り沙汰している指向と嗜好の話とは関係ありません。
萩尾望都や竹宮惠子時代の、ボーイズラブという言葉がなかったころのBL、ロマンチックですてきですよね。やおいでも耽美でもないんだ名作! なんて表現すればいいんだか、ずっと迷ってます。ただ、いまのBLの流行ではないんだ。
ついでに、ムーンのBLはR18であることを標榜しているため、残酷描写か性描写があります。それらがないのはなろう(全年齢版)ボーイズラブですね。カテゴリ分かれてないけど検索すれば出てきます。釈迦に説法、失礼しました。
>性的存在性
存在性とは……?
なかなか飲み込めなくて、感想を何度も読み返しました。性的同一性/性同一性、もしくは自認のことをおっしゃっていますか?
わたしは[女/男/その他]である。
という認識です。心の性別という言い方が分かりやすいでしょうか?
>『肉体的性が男性で、性的指向としては女性、性的嗜好としては女性』という現象も存在します。つまり、レズ的存在という事
→ ここで使われている『性的指向』とは、自分(の心)は女性である、という意味かと思われます。肉体は男性、心は女性、好きになる相手は女性。という意味のレズビアンという認識であっていますか? 第三者からどのように見えようとも、この方が女性同性愛者だという分類に異存はありません。クロスオーバーさまが『性的嗜好』としている部分については、やはりわたしは『性的指向』であると考えます。
「己の属性がどちらの性に向かっているのか」がクロスオーバーさまのおっしゃる『指向』ですが、わたしは「己の属性(自認)に関わりなく、恋愛的/性的な欲求がどちらの性に向かっているか」が指向であると思います。矢印の元か先かが違う、ような……?
『身体的には女性として生まれたが、自分は男性だと感じている』。それはトランスジェンダーですね。エッセイ作中、複雑なので脇に置いておきますと書きました。トランスジェンダーでも異性愛者、同性愛者、無性愛者、さまざまです。つまり矢印の先。
『生まれつきの体は男性(男扱いに違和感がある)、心の性別は女性(だから男性的な自分の肉体が苦痛)、恋愛対象は男性(女性ヘテロと同様に、女性に恋愛感情をいだいたことがない、またはいだけない)、性的に魅力的だと感じるのは女性らしい肉体(男性らしい肉体にはむしろ嫌悪がわくこともある)』
そのような方も、セクシャル・マイノリティの方々の中にはいらっしゃるようです。『心としては惹かれるけれど、体としては受け付けない』状態ですね。①
複雑ですよね。文字数が爆発するので、あえて避けました。
言葉の定義の話になってしまって恐縮ですが、『指向』は「ある一定の方向をめざして進むこと。また、その方向へ向かわせること」とあります。『嗜好』は「好んで、それに親しむこと。また、好み」とあります。大修館書店『明鏡国語辞典』
性的指向sexual orientationと性的嗜好sexual preferenceを言う場合、指向は先天的で「選べない」、嗜好は後天的で「選んだ」と認識されており、現在では「選んだわけではない」という意味で『性的指向』という言葉が使われているそうです。ウィキペディア
クロスオーバーさまのおっしゃる分類は、恋愛と性愛かな? と推察します。ロマンティックとセクシュアル/セクシャルです。セクマイで語られるとき、それらは別のものです。恋愛的に惹かれない(恋愛感情がわからない)アセクシャル(アロマンティック・アセクシャル)というセクシャリティもあります。恋愛感情はあるけれど性的な関係は望まないノンセクシャル(ロマンティック・アセクシャル)というセクシャリティもあります。『心としては惹かれるけれど、体としては受け付けない』状態ですね。② あ、広義のアセクシャルに含まれるデミロマンティック、デミセクシャルって分類もありますよ。信頼関係がすでに構築された相手に対してだけ、恋愛感情を抱きうる、性的魅力を感じうる。ってセクシャリティです。
わ~、カタカナいっぱい。
ちなみに。
恋愛的、性愛的な関係ではない、特別な間柄。クィア・プラトニック関係という言葉もあります。性別も性的指向も関係なく、恋愛でも性愛でも友情でもないけど特別、というかかわりです。
これに肉体的な性別の話まで入ってくるのですから、セクシャル・マイノリティの話は避けたんですよ。ここまでで二千文字くらいあるんですよ? 感想枠の文字数制限ありましたか? だいじょうぶかな。
性愛の対象を決めるという意味での『性的嗜好』が存在していることには、同意します。同性愛者だと自認している人たちの中にも、後天的に同性を愛するようになった人は存在するでしょう。ですがこれ、すごくデリケートなテーマじゃないですか? 機能不全家族とか、性被害とかが頭に浮かぶんで、言及は避けました。同性との恋愛や性行為に関心があるバイキュリアスの方々が試してみて嵌まった、っていうのもありうるんですけどね。これは嗜好。機会的同性愛って言葉もあった。異性がいない環境下の同性愛。これも嗜好寄りだな。バイセクシャルの素養があるかもしれないけど。
実はこのエッセイ本編、セクマイの話はしてないんですよ。ご存じでしたか? クロスオーバーさま。
『わたし(という主体)』の性別が、男性であろうと、女性であろうと、そのほかのセクシャリティであろうと、わたしは『この人』と一生添い遂げたい。そういう人へ、差別せず、法的なお墨付きを与えることの何が問題なのかな? って話をしています。あ、クロスオーバーさまは『許容』されるんでしたね。失礼しました。
セクマイは○ろされて減った少数派じゃなく、もともと少数が生まれるセクシャリティです。そもそもが、法律で認めたら同性愛だらけになるなんて仮定がありえないんですよ。だって、ヘテロは同性を性的に愛することはないんでしょう? 人類の大多数が異性愛者で子どもを作ります。日本で子どもを産まない人が増えているのは別の問題。
恋愛感情って、コントロールできるんですか? 恋には『落ちる』ものなのではないんですか? 恋人関係って性的なコミュニケーションと切り離せないものなんじゃないんですか? 性行為は悪ですか? そもそもが、恋愛ってどういう気持ちなのかと問われて、明瞭に答えられる人がいるでしょうか? ステレオタイプに「触れ合いたいって思うこと!」と答える人もいるのでは。
恋愛を語るとき、性愛を切り離せる人はとても少ないんじゃないかと思います。
そして、多数派に『許容』されて存在するセクマイの気持ちって、考えましたか?(差別的意見に見えますよ、対等であるはずの人間に対して)
- あきの
- 2020年 11月01日 02時05分
感想を書く場合はログインしてください。