感想一覧

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[一言]
面白かったです。 

▷父は愛読家だ。普段はリビングのソファーを占拠して横たわり、だらしなくベルトを緩め手枕をする。その姿たるや、まるで豚の涅槃像。
▷豚のような父親の読書流儀もまた、やはり家畜に相応しいようで、ページをめくるたびにぺロリと左手の親指を舐めるものだから、紙媒体の時には、私はそれを目にする度にゾワゾワと体中に虫唾が走り、喉の奥から湧き上がる声にならない悲鳴を押し殺し、目をそらして堪えなければいけなかったのだ。

特に上記の『娘が嫌いになる父親像』の記述を読んで、なるほど、父親と自分の洗濯物を分けたい年頃の娘さんの気持ちの一端を知り得たような感動を覚えました。

本作品に出会えた幸運に感謝します。
ありがとうございます。
  • 投稿者: shima
  • 2021年 01月02日 16時12分
shimaさま
感想ありがとうございます。大変励みになります。
口の悪い文章ですいません。なんでしょうね、父親がものすごく汚く見える時期、、、
お父さんごめんなさいと謝りたくなります。
まあ、最近のお父様は小綺麗にされているみたいですので、そんなことないかもしれないです。
お読みいただき、ありがとうございました。
[良い点]
少しだけ変わってる普通の範疇に収まる普通の家族の日常。父を毛嫌いする普通の年頃の女性が最後に見せる家族への愛情がとてもリアル。一番近くにいてウザいけど、心底嫌いなワケじゃない。誰でも共感出来る日常の1コマ。登場人物と共通点は無いのに「自分にもあるわー、これ」って思わせる。

[気になる点]
なんでもない事で汚物扱いされちゃう世のお父さん、可哀想。でも、あるあるなんだよね。「お父さんのパンツは別に洗って」とか……。
結婚は逃げ道ではなく、袋小路だと両親を見て分かってても、そこを希望にしてる主人公は、きっと結婚をしても文句たらたらなんだろうなぁ……。
  • 投稿者: ゆくり
  • 2020年 11月21日 21時35分
ゆくり様

感想ありがとうございます。大変励みになります。
え、結婚って袋小路なんですか……。
その気になれば、空飛んでても逃げられるもんですよ。
女の子なんてもんは、雪が何もかもお構いなしに白に侵食するように、恋一つで全く違う色に染まってしまうもんですからね。
お読みいただき、ありがとうございます。
[良い点]
雪の描写が良かったです。
[一言]
全体的に過不足無いなと思いました、整ってると思います、
  • 投稿者: 百鬼
  • 男性
  • 2020年 11月20日 20時13分
百鬼さま
感想ありがとうございます。大変励みになります。
前半少し下品なので、後半は雪を降らせました。
雪と可憐な少女、前半なんてどうでもよくなりますね。
お読みいただき、ありがとうございます。
[良い点]

[気になる点]

[一言]




すきだ!


とても良い作品だ。
そして良いお嬢さんだ。
お友達よりも君が素晴らしい!
そんな君には、お父さんと似た人と結婚するおまじないをかけてあげましょう。
  • 投稿者: 黒猫虎
  • 2020年 10月29日 00時46分
黒猫虎さま
アクロバティックな告白ありがとうございます。大変励みになります。
なかなかの性格の愚痴ばかりの主人公ですが、そう言って頂けるとうれしいです。
のろいに近いまじないも、ありがとうございました。そう言えば同じ漢字でしたね。私も呪い通りになると予想します。
お読みいただきありがとうございました。
[良い点]
拝読しました。

父、好き。(o^^o)

そして、そらとびねこさんの書くお話、雰囲気、構成、ちょっと憎らしい部分、好きです。
古典な要素がたくさん入ってますね。良きかな良きかな。嬉しくなっちゃいます。(^ω^)

ドライブに行って喧嘩し、旅先で彼女をおろしてひとりで帰ってしまう男性、本当にそんな恐ろしい人いるんだ?って思っていたら、身近にいたときの衝撃たるや。もちろん、実家に帰りますってのも何人も知ってますから、人生って色々あるんですねえってなもんです。
いやいや、夢を壊してはいけませんね。(^ν^)汗

楽しませていただきました。読ませていただき、ありがとうございました。

  • 投稿者: 三千
  • 2020年 10月28日 09時36分
三千さま

感想ありがとうございます。大変励みになります。
私も父好きなんです。一応理想像描いてますので。
でも、指舐めるのはやめて欲しいですよね。資料とかめくるときペロペロ舐める人、何なんでしょうね。嫌がらせでしょうか。
私の舐める場所がなくなるじゃないかと。
嘘ですよ?舐めませんよ?くれぐれーも冗談ですよ?

旅先で置き去りなんて酷い奴いるんですか!なんで奴。
ジェットコースター待ってる間に帰った私なんて可愛いもんですね。
嘘ですよ?くれぐれーも冗談ですよ?

そんなこと何も知らずに漠然と花嫁に憧れて、いざ結婚したら、やっぱりそんなこと無縁で幸せになったりするんですよね。
人生は不平等です。

お読みいただき、ありがとうございました。
[良い点]
お母さんが実家に帰ってしまうという非常事態(?)にもかかわらず、父と娘のゆったりとした会話、そこに綾ちゃんのほんわしたセリフが混ざり合って生まれたおかしみ感が秀悦でした。
こんな可愛お友達&父と娘って、いいな~。
[一言]
ソファに寝転がって読書するお父さんの姿がそれはもう克明に頭に浮かんでしまいました。涅槃図姿で読書は自分もよくやっています。(まだ豚にはなっていない)
さすがにページをめくる時に指は舐めませんが、傍から見たら、だらしないですよね。気を付けねば(;^ω^)

綿乃木なお様

感想ありがとうございます。大変励みになります。
大丈夫です。私も大抵涅槃像です。そしてもうすぐコタツムリ。

なんだかんだ似た者親子ですよね。甘いもので餌付けしようとしてるところとかそっくり。
読んでいただきありがとうございました。
[良い点]
そらとびねこ様の作品は、本当に文章のリズムや流れがいいですね。「豚の涅槃像」「穢れた嘗ての英知 」といった言葉や、雪に対する感覚の表現なども素敵です。
父親で苦労していて冷めているからこそ、お嫁さんを夢見る綾ちゃんを可愛く思うんですよね。でも、お母さんもやっぱり父親が可愛いと思うことがあって、結婚したのかもしれませんね。
石江京子さま

感想ありがとうございます。大変励みになります。
今回は内容よりも文章の心地よさにこだわってみました。そう言ってくださると嬉しいです。
雪国出身だからか、雪が降ると面倒だとか雪かきが怠いとか、手放しで喜べないのですよね。それでもやっばり綺麗で、まさに白々しい存在です。

綾ちゃん可愛いですよね。雪を雪として素直に愛でる存在として描きました。
自分にないものには憧れますね。
お読みいただき、ありがとうございました。
[良い点]
流れるような文体、エッジの効いた言葉遣いが心地よく、楽しく読めました。
お父さん汚いと思うのは年頃の女子あるあるですねー。懐かしい(笑)
[一言]
お嫁に行きたいなんていう子は、きっと家庭が幸せなんでしょうね。
そして 『読書しない人』 という決め方……w 『読書はしないけどお父さんそっくりな人』 になりそうでおばちゃんは心配です(笑)
  • 投稿者: 砂礫零
  • 2020年 10月27日 08時18分
砂礫零さま

感想ありがとうございます。大変励みになります。
悪口には自信がありまして←
お父さん汚いと思う時期ありますよね!!私今でも思います。
洗濯別にしたり、お風呂後になったら湯船浸からなかったり、割と酷いことしたもんですね。

お嫁に行きたい子はモデルがいますが、そうですね、優しいご家族の子です。漠然とした幸せの形が、『お嫁さん』なのかもしれませんね。

母親と同じ因果を辿るのはあるあるですよね。本を読む読まないなんて、実は何にも関係ないのに。
お読みいただき、ありがとうございました。
[良い点]
「実家に帰らせていただきます」
それは都市伝説ではありませんね。だって言ったことがありますもの(笑)

言い回しが好きです。豚の涅槃と言ったり、金をせびったり、父の事を「これ」と言ったり……
父よ、もう少し頑張れってくれ。せめてもう少し綺麗であってくれと思ってしまいました(笑)
[一言]
親子だからでしょうか。ちょっとした時に見せる優しさに心ぐらつかせてしまうのは。
でも、ハイペースで実家に帰る母には父のどこに惹かれたのか聞きたいものです。
でも、父よ実家に帰らせすぎでは?(笑)
  • 投稿者: 鞠目
  • 2020年 10月27日 01時00分
鞠目さま
感想ありがとうございます。大変励みになります。

鞠目さまのような素敵な花嫁にそんなセリフを言わせるなんて!
ルージュの伝言でふぁ○○ーですね。
粗末に扱うようなら、悪い魔女が奪いに行きましょうかね。

父親ってなんであんなに汚いのでしょうね←
うちの父親は家にいない人でしたから、実は理想の父親像を描いてみたりしてます。ならもう少しまともに書けと自分でも思います。
コロナで実家帰れませんねー。

お読みいただきありがとうございます。
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