エピソード13の感想一覧

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[良い点]
 子穂に愛されながらも、出生から疎んじられてしまう狭良の苦悩。子珞という優秀な子をなしたことで余計に立場が悪くなり、後宮を追われてしまうという皮肉。
 皇族たちの後継者争いが生み出す人間の汚さ、がよく表現されているなと感じました。
 確かに夏玉麗は悪人なのですが、けれど、どこか「彼女の苦悩」というのも理解できてしまうんですよね。
 そんな彼女を実母でありながら断罪した子孝の義というのもまた。
 人は心を持つが故に、欲も抱くし奢り高ぶりも存在する。
 豊かな筆致も相まって、実に上質なヒューマンドラマ作品だと思いました。

  • 投稿者: 木立 花音
  • 男性
  • 2021年 01月11日 17時18分
感想有難うございます。お褒めの言葉、とても嬉しいです。
夏玉麗は彼女もお妃選びの試験を乗り越えて壱ノ妃の座を手をしています。それゆえに、やはり許せないものがあるのだと思います。(お妃選びについてはスピンオフ作品「”語らずの媛”とブラコン皇子」参照)
今後も子珞の人生には困難と苦悩が待ち受けています。もしよろしければ、その先もぜひ楽しんでいただければと思います。
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