感想一覧
▽感想を書く[良い点]
嗚呼……すてき、ステキ、素敵。
まさに「何か」を伝えてくれる、教えてくれる物語ですね。
この作品が伝えたかったのは、自己犠牲の美しさでしょうか。
見返りを求めない優しさや努力は、報われなくとも、死後の世界で恩恵を受ける。まあ、できれば現実で報われたいだなんて思ってしまいますが(笑)
今の時代というか、僕の感覚で物申すのならば、王子もツバメも等しく讃えるべきだと思ってしまいます。例えるなら王子は会社で、ツバメは労働者。 汗水垂らして頑張った労働者側もお疲れ様、雇用を生んで貢献した会社側もお疲れ様なーんて。
こんな風に色々と考えさせてくれる作品だったなと、嬉しい読了感に満たされてしまいます。素敵です、すず音様の素晴らしきセンスのおかげですね。
面白い作品を訳して頂き、教えて頂きありがとうございます。大変勉強になりました。
嗚呼……すてき、ステキ、素敵。
まさに「何か」を伝えてくれる、教えてくれる物語ですね。
この作品が伝えたかったのは、自己犠牲の美しさでしょうか。
見返りを求めない優しさや努力は、報われなくとも、死後の世界で恩恵を受ける。まあ、できれば現実で報われたいだなんて思ってしまいますが(笑)
今の時代というか、僕の感覚で物申すのならば、王子もツバメも等しく讃えるべきだと思ってしまいます。例えるなら王子は会社で、ツバメは労働者。 汗水垂らして頑張った労働者側もお疲れ様、雇用を生んで貢献した会社側もお疲れ様なーんて。
こんな風に色々と考えさせてくれる作品だったなと、嬉しい読了感に満たされてしまいます。素敵です、すず音様の素晴らしきセンスのおかげですね。
面白い作品を訳して頂き、教えて頂きありがとうございます。大変勉強になりました。
- 投稿者: 退会済み
- 23歳~29歳
- 2020年 11月11日 21時37分
管理
ミハイル純様
こちらこそ、ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。自己犠牲の美しさを感じて下さったとのこと。本当に、お疲れ様と声をかけてあげたいですね。
ここでは「愛」の下位概念のひとつとして「自己犠牲」を捉えていて、王子もツバメも、現世での働き(=愛に基づく行い)が神様の目に留まり「お疲れ様」をしてもらった(=天に召された)上で、新しい部署(=楽園と黄金の街)での役割(=使命)を与えられています。
神様の世界では、社長の側近に抜擢されるに等しい栄転です。王子→ツバメの関係が、神様→王子&ツバメでも成立しているのですが、仰るとおり、優しさや努力は、私もできることなら現世でも報われてほしいです(ごにょごにょ)。
今になって初めて気付いたこと、考えさせられたことが私も沢山あり、「作中の登場人物だけでなく読者にも幸福があるように」との原作者の想いを感じながら翻訳していました。読んでよかったと思って頂けて嬉しいです。すてきをイッパイ頂戴しました (^ ^)
こちらこそ、ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。自己犠牲の美しさを感じて下さったとのこと。本当に、お疲れ様と声をかけてあげたいですね。
ここでは「愛」の下位概念のひとつとして「自己犠牲」を捉えていて、王子もツバメも、現世での働き(=愛に基づく行い)が神様の目に留まり「お疲れ様」をしてもらった(=天に召された)上で、新しい部署(=楽園と黄金の街)での役割(=使命)を与えられています。
神様の世界では、社長の側近に抜擢されるに等しい栄転です。王子→ツバメの関係が、神様→王子&ツバメでも成立しているのですが、仰るとおり、優しさや努力は、私もできることなら現世でも報われてほしいです(ごにょごにょ)。
今になって初めて気付いたこと、考えさせられたことが私も沢山あり、「作中の登場人物だけでなく読者にも幸福があるように」との原作者の想いを感じながら翻訳していました。読んでよかったと思って頂けて嬉しいです。すてきをイッパイ頂戴しました (^ ^)
- 高石すず音
- 2020年 11月12日 00時56分
[良い点]
心に染みる素敵なお話でした。
すず音さんの巧みな翻訳技術によるところもあるのでしょうが、
とても読みやすかったです。
王子とツバメだけを見れば、
自己犠牲の上に成り立つ愛に満ちた物語ですね。
人間の美しい部分と醜い部分を見せられ、
思わず唸ってしまう作品でした。
心に染みる素敵なお話でした。
すず音さんの巧みな翻訳技術によるところもあるのでしょうが、
とても読みやすかったです。
王子とツバメだけを見れば、
自己犠牲の上に成り立つ愛に満ちた物語ですね。
人間の美しい部分と醜い部分を見せられ、
思わず唸ってしまう作品でした。
- 投稿者: 帆ノ風ヒロ / Honoka Hiro
- 2020年 11月11日 12時33分
帆ノ風ヒロ様
特別な思い入れがあるだけに、そのように感じて頂けて嬉しいです。原作に込められたものが、自然に伝わる翻訳になっていれば本望です。
王子とツバメを見ていると、お互いの存在や意思の中に愛を見出し、それがお互いのコンパスになっているような、尊い繋がりを感じます。本当に、愛に満ちた物語ですね......!
今の時代にも、自分自身にも通じる所の多いお話だと思います。一旦訳し終えた後、作品を見直すたびに新しい発見があって、私も唸ってしまいました。この作品の読者もまた、物語の一部のような気がしています。
ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。
特別な思い入れがあるだけに、そのように感じて頂けて嬉しいです。原作に込められたものが、自然に伝わる翻訳になっていれば本望です。
王子とツバメを見ていると、お互いの存在や意思の中に愛を見出し、それがお互いのコンパスになっているような、尊い繋がりを感じます。本当に、愛に満ちた物語ですね......!
今の時代にも、自分自身にも通じる所の多いお話だと思います。一旦訳し終えた後、作品を見直すたびに新しい発見があって、私も唸ってしまいました。この作品の読者もまた、物語の一部のような気がしています。
ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。
- 高石すず音
- 2020年 11月11日 19時51分
[良い点]
読みました。
3年ほど前になりますかね。
当時、昔話のパロディを作っていたことから、この「幸福な王子」も読みました。ですが話が長すぎて、あきらめざるをえなかったという記憶があります。
この物語の背景として、当時は自己犠牲的な博愛主義が尊いものと思われていたのでしょうね。
この物語はそうした教訓に加え、物語の本筋から少し離れたエピソードがいくつかあり、そこらもやはり忠実に物語に入れなければならないのでしょうね。
この原話への忠実性。
省略は許されない。
難しい翻訳の作業になったのではないでしょうか。
最後の一行。
これが添えられて、とても読後感の良いものになったと思いました。
読みました。
3年ほど前になりますかね。
当時、昔話のパロディを作っていたことから、この「幸福な王子」も読みました。ですが話が長すぎて、あきらめざるをえなかったという記憶があります。
この物語の背景として、当時は自己犠牲的な博愛主義が尊いものと思われていたのでしょうね。
この物語はそうした教訓に加え、物語の本筋から少し離れたエピソードがいくつかあり、そこらもやはり忠実に物語に入れなければならないのでしょうね。
この原話への忠実性。
省略は許されない。
難しい翻訳の作業になったのではないでしょうか。
最後の一行。
これが添えられて、とても読後感の良いものになったと思いました。
keikato様
仰るとおり、当時の欧米の、特に芸術界の風潮が感じられる作品だと思います。自己犠牲の精神はともすれば拡大解釈されがちですが、本作はその尊さそのものを説くというよりも、真の意味や価値を伝える側面が大きいと感じています。私自身、翻訳して初めてその点に気付いたのですが (^ ^ ;)
最後の一行は、かなり迷いましたが、そのように感じて頂けてとても嬉しいです。何を以って「幸福な」王子なのかを伝える上で、手前の神様の言葉が鍵となりますが、キリスト教の考え方が色濃く反映された部分でもあります。あまり馴染みのない読者の方にも原作者の意図が伝われば、との思いから追記させて頂きました。
物語の本筋から離れたエピソードについては、私も少し考えました。ただ、原作が執筆された当時の読者にとっては、王子と同様、まだ見ぬ外の世界に心踊る場面だったのかもしれません。オスカー・ワイルドさんの想像もかなり入っていると思われ、楽しくもあり、訳出に苦戦した部分でした。
いずれにしても、物語の尺の長さが、keikatoさんのパロディを諦める理由になってしまったことは残念です。いつか筆が乗った時、読ませて頂けるのを楽しみにしております。ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。
仰るとおり、当時の欧米の、特に芸術界の風潮が感じられる作品だと思います。自己犠牲の精神はともすれば拡大解釈されがちですが、本作はその尊さそのものを説くというよりも、真の意味や価値を伝える側面が大きいと感じています。私自身、翻訳して初めてその点に気付いたのですが (^ ^ ;)
最後の一行は、かなり迷いましたが、そのように感じて頂けてとても嬉しいです。何を以って「幸福な」王子なのかを伝える上で、手前の神様の言葉が鍵となりますが、キリスト教の考え方が色濃く反映された部分でもあります。あまり馴染みのない読者の方にも原作者の意図が伝われば、との思いから追記させて頂きました。
物語の本筋から離れたエピソードについては、私も少し考えました。ただ、原作が執筆された当時の読者にとっては、王子と同様、まだ見ぬ外の世界に心踊る場面だったのかもしれません。オスカー・ワイルドさんの想像もかなり入っていると思われ、楽しくもあり、訳出に苦戦した部分でした。
いずれにしても、物語の尺の長さが、keikatoさんのパロディを諦める理由になってしまったことは残念です。いつか筆が乗った時、読ませて頂けるのを楽しみにしております。ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。
- 高石すず音
- 2020年 11月07日 17時49分
[良い点]
拝読しました。
胸がいっぱいです。
美しいお話でした。
もともと幸福な王子は好きな小説で、いわゆる自己犠牲の部分に、強く惹かれるわけなのです。星の銀貨や瀬戸内寂聴さんの月のうさぎも好きなので、きっとそういうところが好きなんでしょうね。
親愛の情のなんと深いことよ。(^ν^)
ラスト、少し泣いてしまいました。歳を取ると涙もろくなるのですが、確かにそれもありますが、これは高石さんの紡ぐ世界にどっぷりと浸れたからなのです。
ツバメと葦との恋物語、エジプト行きを思い描きながら心待ちにする描写、色々なエピソードが詰められており、改めて良いお話だなあと思いました。
大作にして、力作を読ませていただき、ありがとうございました!
拝読しました。
胸がいっぱいです。
美しいお話でした。
もともと幸福な王子は好きな小説で、いわゆる自己犠牲の部分に、強く惹かれるわけなのです。星の銀貨や瀬戸内寂聴さんの月のうさぎも好きなので、きっとそういうところが好きなんでしょうね。
親愛の情のなんと深いことよ。(^ν^)
ラスト、少し泣いてしまいました。歳を取ると涙もろくなるのですが、確かにそれもありますが、これは高石さんの紡ぐ世界にどっぷりと浸れたからなのです。
ツバメと葦との恋物語、エジプト行きを思い描きながら心待ちにする描写、色々なエピソードが詰められており、改めて良いお話だなあと思いました。
大作にして、力作を読ませていただき、ありがとうございました!
三千様
世界にどっぷり浸かって読んで頂けたとのこと、頑張った甲斐がありました。嬉しいです(^ ^) 当初の予想よりも随分と時間を要しましたが、そのぶん私も原作の世界にどっぷり浸かっていました。訳了すると、達成感と共に一抹の寂しさを感じております。
『月のうさぎ』のお話は、母から聞いたことがあります。やはり私も泣いてしまいました。悲しくて、というよりも純粋な想いに心が洗われるのでしょうね。本作でも、翻訳しながら何度も心を揺さぶられました。物語の中に散りばめられたエピソードからは、原作者のオスカー・ワイルドさんの存在も感じられて、私も新鮮な気持ちでした。
こちらこそ、ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。
世界にどっぷり浸かって読んで頂けたとのこと、頑張った甲斐がありました。嬉しいです(^ ^) 当初の予想よりも随分と時間を要しましたが、そのぶん私も原作の世界にどっぷり浸かっていました。訳了すると、達成感と共に一抹の寂しさを感じております。
『月のうさぎ』のお話は、母から聞いたことがあります。やはり私も泣いてしまいました。悲しくて、というよりも純粋な想いに心が洗われるのでしょうね。本作でも、翻訳しながら何度も心を揺さぶられました。物語の中に散りばめられたエピソードからは、原作者のオスカー・ワイルドさんの存在も感じられて、私も新鮮な気持ちでした。
こちらこそ、ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。
- 高石すず音
- 2020年 11月07日 17時25分
[良い点]
幸福な王子は好きなお話なのですが、絵本で読んだぐらいで(なろうでどなたかの短編は読んだ気がします)翻訳ものを読むの初めてです。
ツバメは葦に恋していたのですね。びっくりしました。
エジプトの話が何度も出てくるあたり、オスカー・ワイルドはかの土地に強い憧れを抱いていたのでしょうか。
ツバメが最後に王子と口づけしたこと、王子の鉛の心臓が2つに割れたことは、絵本には入っておらず(はっ…冷静に考えるとBL!?w)、悲しいとまでは感じていなかったのですがウルッと来ます。
年かな…(;^ω^)
[一言]
マッチ売りの少女が出てくるのですね。
アンデルセンの作品を出すということは、何らかの意図があるのでしょう。
とするとルビーやサファイアを受け取ったキャラクターにも、隠した何かありそうでちょっとワクワクしました(*´ω`*)
幸福な王子は好きなお話なのですが、絵本で読んだぐらいで(なろうでどなたかの短編は読んだ気がします)翻訳ものを読むの初めてです。
ツバメは葦に恋していたのですね。びっくりしました。
エジプトの話が何度も出てくるあたり、オスカー・ワイルドはかの土地に強い憧れを抱いていたのでしょうか。
ツバメが最後に王子と口づけしたこと、王子の鉛の心臓が2つに割れたことは、絵本には入っておらず(はっ…冷静に考えるとBL!?w)、悲しいとまでは感じていなかったのですがウルッと来ます。
年かな…(;^ω^)
[一言]
マッチ売りの少女が出てくるのですね。
アンデルセンの作品を出すということは、何らかの意図があるのでしょう。
とするとルビーやサファイアを受け取ったキャラクターにも、隠した何かありそうでちょっとワクワクしました(*´ω`*)
こた☆カン様
ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。『幸福な王子』は好きな作品とのこと、最初の全文訳として読んで頂けて大変光栄です。
エジプトのお話は、エキゾチックでファンタジーな味わいが強いですよね。当時の欧米の方ならではの視点も興味深く、私もオスカー・ワイルドさんの異国への憧れを感じながら翻訳していました。葦に恋する場面は、ツバメさんが全力で突っ走った感が否めませんが、恋に恋すると、究極はこうなるのかもしれません。
こた☆カンさん、冷静に考えて下さったのですね ٩(ˊᗜˋ*)و♡ 愛は色々なものを越えていく……というよりも、この作品を読むと、何よりもまず愛が先にあるような気がしました。悲しさだけでなく、王子とツバメの愛が美しく輝くようにと気持ちを込めたこともあり、そう感じて頂けて感激しております。
全文をきちんと読んだのは、私も今回が初めてです。マッチ売りの少女の登場には驚きましたが、確かにルビーやサファイアのキャラクターにもサプライズがあるかもしれませんね。素敵な発見をありがとうございます。私もなんだかワクワクします(^ ^)
ご覧いただき、ご感想をありがとうございます。『幸福な王子』は好きな作品とのこと、最初の全文訳として読んで頂けて大変光栄です。
エジプトのお話は、エキゾチックでファンタジーな味わいが強いですよね。当時の欧米の方ならではの視点も興味深く、私もオスカー・ワイルドさんの異国への憧れを感じながら翻訳していました。葦に恋する場面は、ツバメさんが全力で突っ走った感が否めませんが、恋に恋すると、究極はこうなるのかもしれません。
こた☆カンさん、冷静に考えて下さったのですね ٩(ˊᗜˋ*)و♡ 愛は色々なものを越えていく……というよりも、この作品を読むと、何よりもまず愛が先にあるような気がしました。悲しさだけでなく、王子とツバメの愛が美しく輝くようにと気持ちを込めたこともあり、そう感じて頂けて感激しております。
全文をきちんと読んだのは、私も今回が初めてです。マッチ売りの少女の登場には驚きましたが、確かにルビーやサファイアのキャラクターにもサプライズがあるかもしれませんね。素敵な発見をありがとうございます。私もなんだかワクワクします(^ ^)
- 高石すず音
- 2020年 11月06日 18時24分
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