感想一覧

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[良い点]
 3人の関係が「仲のいい幼馴染み」という設定しか明かされない短編だからこそ、色んな想像を膨らませてくれるお話でした。冥王はずっと海王または天王に片想いだったのかなとか、天王も実はどこかで冥王の想いに気づいてたりしたのかなとか……純粋な「愛」の視点で物語を見るならば、冥王は愛ゆえに心からふたりを祝福できないことが苦しくて、天王は冥王がそれで幸せに暮らせるならと受け入れて、海王はずっとこのままの関係が永遠に続いていくのだと手放しに信じていたのかなと解釈できますが。

 その一方で愛は裏返ると憎しみに変わってしまうこともあるので、冥王には自分を除け者にして幸せになるふたりが許せなかったのかな、なんて解釈もできるなあと思いました。海王と天王にはもちろんそんなつもりはないのに、冥王は自分だけが置き去りにされたような気がしてしまって、嫉妬や寂しさといった苦しみから解放されるためにすべてをなかったことにする道を選んだ……と思うとなかなかダークですが(笑)、それはそれでお互いの「好き」という気持ちが伝わらなかった結果だと思うので、切なくて好きです……。
[一言]
 お話とあんまり関係ないのでこちらに書かせていただきますが、天王・海王・冥王のそれぞれのビジュアルも惑星(というか名前)のイメージにピッタリでツボでした……!

 冥王星だけが惑星じゃなくなったことからできたエピソード、というのも読んでみて納得です。でもそう言えばギリシャ神話だと、冥王の石榴を食べてしまったペルセポネは冥府から離れられなくなってしまったんですよね。
 そのエピソードと結びつけるなら、冥王の石榴を口にした海王と天王は実は記憶を失うどころかこの先もずっと冥王と……なんて後日談が妄想できたりもして楽しかったです。更新ありがとうございました!
  • 投稿者: 長谷川
  • 2020年 11月18日 20時44分
長谷川さん、ご感想ありがとうございます!

冥王の心の中は私にとっても割とブラックボックスなまま書き進めてしまったので(そして彼女自身もあまり自分の心を理解していないと思うので)、彼女の本心は「神のみぞ知る」な気がします。天王と海王はまっすぐに考える二人なので、分かりやすかったかなぁと思いますが。
どちらにせよ、三人ともお互いを愛しあっていたはずなのにどこかですれ違ってしまったんですよね……その切なさを好きと言っていただけてとても嬉しいですし、さらに後日談の方まで想像していただけるのも幸せです! もうこの後のことは読者に完全に丸投げしちゃっていますが、冥王が幸せになってくれたらいいなと思っています笑
彼らのビジュアルは私のタイプとイメージを押し付けてしまったのですが笑、気に入っていただけたようで……名前が分かりにくいぶん、姿で名前を表しにいこうと考えていたので、成功したみたいで良かったです。

実は、天体恋愛シリーズを書くずっと前から、冥王星が準惑星にされたのは仲間外れみたいで可哀想だなぁと考え続けていたので、もし人がそういう疎外感を覚えたら……という作品でした。
お読みいただき、こちらこそ本当にありがとうございました!
[一言]
久しぶりの天体シリーズ!
いい意味でゾクゾクしました。

柘榴の件はやはり、神話からとられたものでしょうか?

三人という関係性は難しいものですよね。
その中であのような選択をしたのは優しさから来るものか、それとも……
という感じで『純粋に幸福を願った』のか、
ちょっと怪しいところがまた醍醐味だと感じました。
読者にその後を委ねる展開は、
この天体シリーズの最大の良さだと思っているので、
これからも色々と書いて頂きたいと感じてます!

素敵な話をありがとうございました!
おみさん、感想ありがとうございます!

平和な光景の中の不穏な空気を描きたかったので、無事にゾクゾクしていただけてとても嬉しいです笑 永遠に「三人でいる」ということに対して、三人ともそれぞれの考えはあったのでしょうが、冥王はあのような選択をすることになってしまいました。あ、ちなみにおみさんのおっしゃるとおり、石榴の部分はギリシャ神話から持ってきてみました。削除するか迷った部分なのですが、神話の要素も少し入れたくて……。
いろんな展開を考える余地ができるように書いているつもりなので、そこを「最大の良さ」と言っていただいてとても喜んでおります。ちょっとずつではありますが、まだ書いていく予定ですので楽しみにしていただけたら!

こちらこそお読みいただき、本当にありがとうございました!
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