感想一覧

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[良い点]
ゾクゾクさせられる表現の数々。
さすがです!
こういう日本的なホラーが大好きです(*´∀`*)
[一言]
イブキ様。
お久しぶりです。
お元気でしたか?
イブキ様の作品、久々に読ませて頂きましたが、相変わらずの素晴らしい表現力……。
ご顕在のようで何よりです(*^^*)

続きを考えさせる終わり方も好みでした。
「それだけだった」……。
……結構なことですよねΣ(゜∀゜ノ)ノ??
思わず一人でつっこんじゃいました〜♪

おもしろかったです!
ありがとうございました(*^▽^*)
  • 投稿者: 高山 由宇
  • 女性
  • 2021年 01月18日 15時11分
高山様、お久しぶりでございます!

感想ありがとうございます。
最後の「それだけだった」は「みんないなくなってしまった挙げ句、祠の話同様千歳の存在も正確な記録としては残されなかった」くらいの意味ですが、今読み返すとちょっとわかりづらい……(朗読動画はもうできてしまってるんですよね……)

おそらく祠にまつわる話も千歳の存在も、時の流れと共に忘れられていくと思います。そしてまた似たようなことが世代を越えて繰り返されそうです。
  • 生吹
  • 2021年 01月22日 22時46分
[良い点]
∀・)これはこれほどの短編でありながら多くの話題を含ませている凄い作品だとお見受けしました。いわゆる民俗風ホラーって分類だと思うんですが、ポイントとなるのはフクロと千歳、それから村に住む者達。各登場キャラがそれぞれの役割をしっかり果たしておきながらも、謎のようなものを内に秘めてて物語を動かす。これが作品全体を通してやっているホラーでしたので、はい、やっぱり凄い作品ですね。朗読ドラマ枠に生吹さんを選出して間違いなかったと確信させて貰えました。本当にありがとうございます。
[気になる点]
∀・)余談になると思うのですが、冬ホラーの公式HPのトップ画面の写真がこの物語に繋がるような気がしました。もしかして製作当初から意識された?まぁ、たまたまな気もするんですけど。


∀・;)あとにのいさんのレビューで僕が朗読することになってるのに「ふふっ」って吹いてしまいました(笑)柚木つばめ様がどのように朗読するか気になりますね~。注目どころです。


∀・)あとは高山姉御の感想。彼女はYoutubeの番組にて感想を話すと言っていたので、ここにコメントしに来られないと思いますが。でも生吹さんには優しいんじゃないかな(笑)
[一言]
∀・)おかげ様で冬ホラー凄く盛り上がっています。今回のお祭りのクイーンは貴女で良いと思います。これまで惜しくもなれなかったその地位を味わってください。とても素敵なホラー作品、ありがとうございました☆☆☆
いでっちさんこんばんは。改めまして、この度は企画にお誘い頂きありがとうございます。

何度も書き直した甲斐がありました笑
最初は古い家に引っ越してきた家族の話だったのですが、うまくまとまらずボツにしたんです。それでどうしようか考えている時にHPの画像を見て、雪深い山々に囲まれた村の話を書こうという流れになりました。なので意識はしています。もしあの画像がまったく違うものだったらどうなっていたのでしょうね……

高山さまがYoutubeで感想を……! ヤミツキテレビさんの時のようでドキドキしますね。
  • 生吹
  • 2021年 01月15日 23時35分
[一言]
ホラーを読んで楽しかったですというのは少し変ですが、いろいろ考えさせられました。

誰に感情移入するかで読後感が変わる話だと思います。
老人なら憤り。
千歳なら憐憫。
村長なら理不尽。
フクロなら偏愛。
いろいろなとらえ方ができてとても面白かったです。ただ、欲を言えば時代背景の説明があればもっと入り込みやすかったと思いました。

今後も楽しい作品を期待しております。
コーチャーさま、感想ありがとうございます!

文字数の関係であまり個々を掘り下げられなかったとはいえ、色々な立場のキャラクターが書けて良かったです。

時代についてはリアルさに欠けますが、「この時代のこの時期」などははっきりと決めませんでした。おそらく「明治くらいですか?」と聞かれても「昭和初期くらいですか?」と聞かれても私は「それくらいです」と答えると思います。(もしかしたら過去じゃない可能性も……)
一度登場人物を訛らせようかとも思いましたが、地域色もあまり出さないようにしようと思いやめました。

今後もグレードアップしたものを書けるよう頑張らせて頂きます。
  • 生吹
  • 2020年 12月24日 20時28分
[良い点]
拝読させていただきました。

ムラ社会、異界としての雪山、哀しき化け物と、ホラー小説の王道ピースを散りばめていながら、既視感をほとんど覚えることなく、かなり味わい深い作品として読み進めることができました。フクロという怪物(というか霊格)の謎だけでなく、千歳というもう一人の謎めいた人物を登場させたことで、謎と謎が絡み合い、それも理屈をあえて最後まで説明せず、読者の想像力に任せて着地を迎える。これは本当にもう、私好みの作品です。骨太でいながら淡々としたキレ味の文章は言わずもがな、朗読脚本としての工夫、起承転結をバランスよく配置する手際といい、本当に見事です。4000字とは思えない濃密さでした。感想を書くたびに言っているかもしれませんが、今回も言わせてください。やはりあなたは凄い人だ。感服いたしました。
[一言]
スルメのように噛めば噛むほど味わいが出るホラー小説だなと感じました。五回ほど読んだうえで、私なりにフクロがなんなのか考えたみたんですが、昔から山の神は女性であるという通説があるので、たぶんフクロは女性なんでしょうね。また、農民にとっての山の神は彼らの祖霊であるという説も有力なので、おそらくフクロとは、土着の山神と、村の犠牲になった人々の悲哀・怨念が融合した存在なんでしょうかね。カモシカすら近づかない険阻な山に祠が立ててあったことから、奉ろうという意味合いよりも、臭い物に蓋をして忘れてしまおうとする罪逃れの意図を感じます。先人たちの『罪の意識から逃れようとした愚行』が、巡り巡って子孫たちに怨念として降りかかるのは、なんだかジョジョ的で凄くツボに嵌りました。

しかしフクロ以上に興味深いのが拝み屋?の千歳ですね。人なんでしょうけど、明らかに人じゃないオーラを感じます。この人物だけ身体描写が詳しく描写されていて、どうみても「醜女」としての印象を強めていることから、もしかすると千歳はフクロのもう一つの霊格が独立した存在なのではないかなと感じました。村で間引きが行われる様を見てきた彼女は、ずっと自責の念を抱いていて、死ぬ間際になって、かつて救えなかった人々の嘆き悲しみと邂逅し、今度こそはという覚悟で子供たちを救おうとしたのかな……と、延々と妄想が浮かんで仕方ありませんでした。生吹さんの意図するところからは大きく外れた推論かもしれませんが、そんな推論を我慢できずにこうして書き連ねてしまうほどには、心動かされる物語でした。

あと、余談ですがフクロが去った後の枯山描写に、シシ神が去ったあとのもののけの森を重ねて読んでいました。あっちは別に枯山になっていませんが、この作品ももののけ姫と同様に「近代日本はこうして出来上がった」的なニュアンスで捉えることができるので、そこも興味深かったです。
  • 投稿者: 浦切三語
  • 男性
  • 2020年 12月18日 22時13分
浦切さん、感想&考察ありがとうございます。

フクロはかつて犠牲になった人々の成れの果てだという風に千歳は言っていましたが、やはり山(もしくはあの谷底)そのものにも何かが宿っていると私も考えています。あの場所でかつての犠牲者と同じようにして命を絶った千歳は、あの後……

祠の場所に関しては、浦切さんの仰有る通り、誰の目にも留まらない場所に置いて忘れてしまおうという解釈と、もうひとつ、殆どの人が手出しできない場所に置いて祠を守ろう(それでも自然災害には勝てませんでしたが)という解釈の二つに別れそうだなと思いました。引き起こされた結果は同じなのですが……

そして千歳ですが、人ならざる者のオーラを感じるのは、恐らく最初に私が千歳を人ではない存在として最後まで物語を書いてしまったからだと思います。(千歳という名前も悠久の時を生きるイメージから付けました)
そこからまた殆ど削除して、もう少し曖昧な感じに書き直しました。最初は彼女が何なのかががっつり明示してあったのですが、やたらと説明臭かったのでやめました。

最後の枯れ山の描写にもののけ姫のラストを連想されたとありますが、確かにあの映画は幼いころ狂ったように観ていた時期がありました笑
ナウシカともののけ姫と蟲師らへんはよく観ていました。

長々と書いてしまいましたが、やっぱりこんな風に真摯に物語を読み解いて頂けるのはとても幸せなことだなと改めて思わされました。ありがとうございます。


  • 生吹
  • 2020年 12月21日 19時55分
[良い点]
こんにちわ!

怖いですね、怖いですね〜
村の伝承の話は不気味で怖いです《震》
村人の住人の愚かさもまた怪物同様、怖いものですね。

千歳の言いかけた言葉、気になりますね〜
村の何か重大な秘密だったのか…………この謎がいっそ不気味さがまします。

ラジオで朗読されると、また違った怖さを体感できるかもと思うと、楽しみです(^^)
にのいさん、感想ありがとうございます。まさかレビューまで頂けるとは思っていませんでした!
肝心な部分が濁されたまま中途半端に語り継がれている伝承ほど不気味なように思います。

千歳の言葉とは、谷底にあれする間際の言葉でしょうか……自分の中にははっきりとした答えがあるのですが、どこまで説明するべきかとても悩みました。(関係ないですがボツにした話では彼女も人間ではなくて、村長の攻撃が効かないという展開があったり笑)

ラジオではどんな風になるのでしょうね。私も楽しみです。
  • 生吹
  • 2020年 12月17日 20時54分
[良い点]
とても良かったです。
閉鎖的な寒村と、村人達の人間関係、そして雪に包まれた世界観。まさに冬らしい伝奇的なお話でした。

村長はかなりの屑に見えてしまいますが、こんな閉鎖的で過酷な環境では、精神的に追い詰められるのも仕方ないのかもしれませんね……
  • 投稿者: 九傷
  • 2020年 12月16日 18時36分
九傷さん、早速のご感想ありがとうございます。

村長……あんまり一方的な悪者にはしたくなかったのですがね……もう少しあの人の追いつめられていく過程も描写したかったなと思っています。今回は朗読用に短く作ってありますが、もしかしたら文字数無視の完全版も書くかもしれません。
  • 生吹
  • 2020年 12月17日 20時11分
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