感想一覧

黒森 冬炎様、こちらの「節句人形と日本刀」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
呪物としての日本人形はJホラーの王道であり、私と致しましても挑戦してみたいモチーフでした。
そして持ち主を操る刀剣も、「サイレントメビウス」の魔剣メディウムやジョジョ３部のアヌビス神を始め、古今東西の様々な作品に散見出来るモチーフですね。
この両者を戦わせてみたいというのが、本作執筆に至ったキッカケの一つでした。

意志を持つ霊刀と女の子の組み合わせは、和風の伝奇ジャンルに実に映えますね。
真宮寺さくら然り、新谷かおる先生の「刀神緋妖伝」然り。

>着替える暇があったなら、せめて稽古着に。

仰る通りです。
振り袖姿で真剣を振り回していたら、袖が切れてしまいそうですよね。
とは言え、成長したかおる嬢が指南所の備品の稽古着や道着を着ていたら、布団に薙刀を忍ばせて人形を見張っていた茉穂さんとキャラが被ってしまいそうなのと、「波千鳥」という千鳥神籬の銘にピッタリな着物の柄を活かしたかったため、ビジュアル重視で振り袖姿としました。
襷を掛けた女性武芸者スタイルは、恐らくは茉穂さんが取っていそうです。

恐らくは千鳥神籬の神通力で、振り袖にも何らかの防御フィールドが働いている物と思われます。
幼女を急成長させたり、悪霊を浄化したり。
霊刀の神通力は何でもありですね。
将来、かおる嬢が年老いたとしても、千鳥神籬を手に戦えば全盛期の姿に若返る事が出来そうです。

励みになる御感想、誠に感謝致します。
変身企画に参加させて頂きまして、重ねてお礼申し上げます。

衣谷強様、こちらの「節句人形と日本刀」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
悪霊と少女剣士のバトルを描いた「節句人形と日本刀」は、ホラー要素のある怪奇アクションを目指しましたので、「爽快感と温かみのある読後感」との御評価は、実に喜ばしい限りで御座います。

かおる嬢を始めとする淡路家の人々への忠誠心が高く、御家のために毅然と戦う千鳥神籬には、私も萌え萌えしながら書いておりました。
別の長編で刀の銘を「千鳥神籬」に設定した後に、「『千鳥』と呼称すれば女の子の名前にも出来そう。」と気付いた事が、こちらの連載ホラー執筆のキッカケの一つで御座います。

励みになる御感想、誠に感謝致します。

乾レナ様、お読み頂きまして誠にありがとうございます。

髪の伸びる日本人形や「チャイルド・プレイ」のチャッキーなど、呪われた人形はホラー・アイコンとして王道的存在であり、私にとってはいつか挑戦してみたいというジャンルでした。
「男の子用の節句人形の怪談は少数派かな？」と考え、金太郎人形を呪いのアイテムと致しました所、「男児の厄除けになるはずの節句人形が息子を祟ってきたら、さぞ恐ろしいだろう。すると悪霊の正体は、幼い息子と死に別れた母親かな？」という具合に、イメージが膨らんでいきました。

金太郎人形を飾る家の男児を呪殺する兄口節子の行動原理は、死んだ我が子の代わりを求める嫉妬心と致しました。
呪殺した子供の魂を我が子の代わりにしようとするのですが、子供の魂は元の親を恋しがるので、腕尽くでマインドコントロールしている状況です。
操り人形でしかない子供達の霊では、死んだ我が子の代わりにならないので、誰かに浄化されるまで、兄口節子は犠牲者を求め続けざるを得なかったんです。

守り刀の付喪神に憑依された淡路かおる嬢を書く際、「剣客商売」の美冬や「サクラ大戦」の真宮寺さくらのイメージが念頭にありました。
剣術指南所の娘という境遇や「かおる」という名前から振り返りますと、「るろうに剣心」の神谷薫の要素も入っていそうです。
日本刀を操る和装の美少女という、私の趣味がかなり反映されたキャラクターと相成りました。
「カッコ良い」と仰って頂き、喜ばしい限りでございます。
４歳に満たない幼さに関わらず、かおるさんは落ち着いた性格をしていますが、剣術指南所という家庭環境が多大な影響を及ぼしている物と思われます。
本エピソードのキーパーソンとなった淡路かおるさんは、別シリーズ「堺県おとめ戦記譚～特命遊撃士チサト～」に登場する業物使いの少女軍人、淡路かおる少佐の幼少時を想定して描きました。
本エピソードのキーアイテムとなった日本刀「千鳥神籬」もまた、成長したかおるさんの愛刀として振るわれています。
本エピソードの事件で刀を振るった事が、かおるさんが剣客への道を志したという位置付けです。

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徳田タクト様、巻之壱「呪われた金太郎」をお読み頂きまして誠にありがとうございます。
個人的に「人形の怪談」と言えば、市松人形や雛人形などの女の子向けの人形が鉄板というイメージがありますので、「男の子向けの節句人形の怪談があっても良いよね？」と考えたのが、今回の「節句人形と日本刀」の執筆動機であります。
和風の渋い雰囲気を出していきたいと、今から意気込んでおります。
タイトルの日本刀要素も、後々出てくる予定でございます。
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