エピソード21の感想一覧

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[一言]
写真を送るような技術はまだないっぽいですね
生焼け肉様いつもありがとうございます!
゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜

流石、おもしろい御指摘です♪
そうなんです。まだ転送技術はありません。

作中では
・写真はある
・汽車は馬より早いけど車よりは遅い
・電話をかけると「交換手」が取り次ぐ
などの描写を挟んでおります。

この事から仄かに匂わせてますが、現実世界でいうところの1800年代後半くらいの文明がシェザードたちの世界です。

300年前のリオン編が1700年代の文明レベルなのでこの世界はだいぶ技術の発展が遅いですね。

それには理由があります。

1つは「魔法」があったこと。
一度、リオン編の後頃に魔法は殆ど消えかけましたがシェザード編の100年前くらいに再び魔法の力が再興しました。
この力は既存の技術をことごとく上回り選民思想を生み出したため、世界中で禁忌とされました。

次に「フレイマンの設計図」の存在。
(リオン編でこっそり登場させていたキーワードです)
本来は試行錯誤のうえに遥か先の未来で完成するような技術さえ書き記されたこの怪書は技術の発展の歴史を完全に破壊しました。
失敗は成功のもとと言いますように、失敗して初めて他の技術として転用できると気づけるような成功の派生を飛ばしてしまったわけです。
例えるなら、先が分からないなら一方から組んでいけば良いものを、濃霧の中で測量もせずに両端や川中からそれぞればらばらに建設してしまった橋のような状態がシェザードたちの世界です。
その高すぎる橋桁や向こう岸が自律駆動であり化身装甲というわけです。

最後にセエレ鉱石の存在も技術の発展を滞らせた原因です。
木炭から石炭への移行は現実世界同様のペースで進んだのですが、そこから石油への移行が上手くいきませんでした。
掘り出す労力はセエレ鉱石のほうがよほど大変なのですが(掘り出してもそれがセエレ鉱石かどうかはある一定以上の電流を流してみないと分からない)、得られるエネルギーは石油の比ではないので皆がこぞってこれを探し求めたからです。
おかげで石油を利用する製品の発達はかなり遅れました。

ちなみにかつて大国の板挟みになっていた弱小国家群のウェードミット諸島は他の国がセエレ鉱石ドリームを夢見ている間に地道に石油を掘っていたのでシェザードたちの時代には富裕国になっています。
もちろんこの石油をめぐって争いが起きており、諸外国から利権を守るために「革命三剣士」という三人の指導者が島嶼を導きました。

この三剣士のうちの一人の孫が、今後シェザード編本編に登場します。

と、また聞かれてもいないのに設定のお漏らししちゃいました。
いつもすみません(汗)

引かずに今後とも何卒よろしくお願いいたします!
(´∀`;)
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