エピソード52の感想一覧

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[良い点]
 僅かな願いや祈りすら、たった一人の狂気の前で霧散するのかもしれないですね。悲しいのでしょうか、苦しいのでしょうか。それすら分からないほどに…
[一言]
 拝読させて頂きありがとうございます。
夕凪様、感想ありがとうございます!
ヽ(=´▽`=)ノ☆

久々に52部分を見直してみましたがけっこう分かりにくい文章ですね(汗)
なのにしっかり読み解いてくださってありがとうございます♡

この退役軍人のおじいちゃんたちのシーンは外伝が書けるほどにおじいちゃんたちの過去設定を考えてある部分でした。
本編ではほとんど言及していないのが口惜しいくらいです。
(余談が過ぎるのでほとんどカットしました)
観測手だった軍人時代の役目である数字のカウントを今なお四六時中続けているケルナーお爺ちゃんのカウントが止まったことで、ケルナーお爺ちゃんがどうなったかを察するデリックお爺ちゃんの一連のシーンが好きです。

犯罪者が法律で守られている。牢の中で衣食住を保証されて。
この不条理を正すため混乱に乗じて悪を一掃する。罪は別の悪になすりつけ、その悪もまとめて断罪する。
ミゲルの思想は果たして義心か悪意か。
敵として描いているので悪だと考えてもいいですが、しかしデリックお爺ちゃんたちもまた無実の善人とはいえません。かつては革命家スタンバルドーの旗のもとに集いテロリストとして活動していましたし、今は税金も払わずに町の一部を不法に占拠していたわけですからね。

メドネアの星も自分たちの町が廃れていっているのを中央政府の執政の落ち度だと責任転嫁していますし、敵味方ともに私利私欲に大義名分を着せて動いています。

しかし、見返りがないのに戦っている者たちも少なからずいます。
そういう人たちの思いが、あるいは狂気に打ち勝てるのかもしれませんね!

読んでいただきありがとうございます♡
[気になる点]
全方位に喧嘩を売ってるのは自分以外は敵みたいな感じでしょうか?夢とはいったい……
生焼け肉様!?
いつもいつもこんな不定期掲載な奴の小説にすぐに感想くださって…!神…!
・゜・(つД`)・゜・

設定のおもらしをさせて頂きますと、SKYEDシリーズの中でこのシェザード編の敵がトップクラスでスケールが小さいです。
(ナンバリングの前半の敵が神や精霊であるのに対し後半はどんどんスケールダウンしていきます)

ですので、ミゲルたちの思惑について散々引っ張ってますが、「はぁ?それが夢?」とスケールの小ささに拍子抜けするかもしれません…。

全方位に喧嘩を売っている…自分以外は敵…
そうなんです!
私たちのリアルでもそうですが、この物語でも時代が下るにつれて登場人物の思考がかなり利己的になっています。
(シェザードは研究者になりたいという思いから勝手にオルフェンスを組み立て騒動を起こしたり「自分のせいで学校が襲われたのかもしれないこと」を悔いていますね。リオンを連れていく理由も一緒にいれば国外に渡れるツテがあるからでした。シュリはネイの仇討ちという独善的な動機で動いてますし、エルシカたちは自分達が捕まりそうだからと先んじて暴力行為を駆使しました。敵も味方も皆自分勝手です。まあ一番の身勝手はリオンでしょうが…)

社会が成熟し、有限の中で奪い合うしかなくなり他者のために働いた者が不幸を見る時代。
その理不尽に対して人々はどういう選択をしていくのか。

見守って頂けると幸いです☆
次話も何卒宜しくお願いいたします!
゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜
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