エピソード58の感想一覧

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[一言]
気の持ち方と装甲の何かしらが反応を起こしたのでしょうか?
間に合いそうで良かったです。
生焼け肉様いつもありがとうございます!
゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜

間に合いそうで良かっただなんて…!
そう言って頂けて良かったです!
・゜・(つД`)・゜・

ですです!
本編では「何故か分からないけど不思議な事が起きた」みたいな書き方をしましたが実は過去に同じ事例があります。

①リオン編(上)の冒頭で双子の妹ニファ・サネスの化身装甲が稼働限界になったにも関わらず再び立ち上がった事例。
②同じくリオン編(上)の冒頭で重傷を負ったロブ・ハーストが魔法使いでもないのに魔力の可視化が出来るようになった事例。
です。
今回はシェザードの身にこの両方が起きたというわけです。

当小説の魔力・魔法の定義ですが、魔力とはこの世に存在するもの全てが発する存在エネルギーです。
その不可視のエネルギーを具現化させたのが魔法です。
よって魔法を使えない人にも魔力はあり、魔力は創造力と言い換えることも出来ます。
(例えば普通の人は手から炎を出すことなど有り得ないことだと『解って』いますが、炎の魔法使いはこの当たり前を理解できません。出せる気がするから出すのです)

精隷とは神代人(かみよびと)と呼ばれる太古の人が創造の力によって作り出した存在エネルギーの塊です。
存在エネルギーが空になった精隷は暫く活動を停止し中空を漂う他の存在エネルギーを吸収することで回復してまた使えるようになりますが、使用者の気の持ち方によっては吸収しながら活動するという、いわば「充電器にさしつつ使うスマホ」みたいな状態になる事も出来るわけです。
ですがこの状態は精隷石、ひいては同期している人間にかなり負荷がかかり生身の人間は到底耐えられません。
思考を請け負っていた人間が耐えられず気絶すると精隷石は制御を失いもう一度力を使い果たすまで暴走します。
これが稼働限界に陥った化身装甲が回復を待たずに動き出すからくりです。

ちなみに自律駆動なんかもこの状態にあるわけですが、自律駆動たちは搭乗者が「夢見心地の霊体」であるため最初から半ば暴走状態です。
生身の限界もないので稼働限界はなく、概念が二度目の死を迎えるまで動き続けます。

話を戻しますが化身装甲の搭乗者は使用中は文字通り装甲と一体化しています。
つまり動力回路を介して精隷石と繋がっているわけです。
精隷と人間は根本的に違う生き物なのでその生態は人間には理解できない部分があります。
ですが、瀕死になることで脳のリミッターが外れ、副作用として「精隷の視界」と同期出来るようになることがあります。

簡潔にまとめますとシェザードは三途の川を渡りかけたので霊的な力が備わった、という感じですね。

※ロブは化身装甲の搭乗者ではありませんでしたがニファの化身装甲の精隷石が「他者に蛇の呪いを伝播させる蛇神の化身の分身(使徒)」の力を持っていたので上手い具合に霊的な力が移りました。


さて、再び命が長引いたシェザードですが、彼の肩に触れたのはいったい誰だったのでしょうか。
そしてイカルは、リオンは、何が望みなのでしょうか。
それらは次話と次の次話で明かし、物語は最終章へと進んでいきます。
次話も何卒宜しくお願い致します☆
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